小川快投10勝目　打線が繋がり僅差を競り勝ってマツダで今季初勝利のやれやれ

投打の好調選手の活躍で、僅差を競り勝ちました。

思えば今季マツダスタジアムでは1勝もできずの体たらくでしたが、最終戦でやっと勝つことができ、やれやれの思いです。

久々に10勝を挙げる投手が出て、逆境の中の踏ん張りを感じます。

 

９/24　広島東洋カープ　対　東京ヤクルトスワローズ　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
ヤクルト	0	0	0	2	0	0	1	0	0	3	6	0
広島	0	0	1	0	0	0	0	0	0	1	4	0

先発小川泰弘投手。

立ち上がりは制球が定まらずの部分で少し苦しみましたが、中盤以降は修正しました。

安定した内容で、8回4安打､1四球､1失点と快投でした。

救援陣がかなり無理が嵩んで苦しいところでしたので、クローザー田口麗斗投手へ直接バトンを渡したのは非常に大きいところでした。

宿願の二桁にしっかり乗せ、停滞気味の近年から少し抜けた感じです。

このところの安定した内容を来季も期待です。

先発の軸がなかなかできないヤクルトですが、経験を考えても軸にはなってほしいところです。

 

クローザー田口麗斗投手。

久々のクローザーとしての仕事でした。

小園選手を外角133Kmスライダーで空振り三振。

堂林選手をやや外角低め143Kmストレートで見逃し三振。

最後の坂倉選手をショートゴロ。

これはあわや安打かの強い打球でしたが、ショートの武岡選手がダイビングキャッチで良く取り、安打を免れました。

 

田口投手はこれで33セーブ目。

再びセーブ数で岩崎投手と並び1位タイに付けました。

ここまで頑張ったのですから、何とかセーブ王を取らせてやりたいものだと思います。

セーブシチュエーションにならなければ取得できないので、他力が大事。

阪神の残り試合は７，ヤクルト5で、少し分が悪いのですが、打撃陣には何とか頑張って協力してあげて欲しいと思います。

 

打線。

好調な選手(塩見､村上)に好機でうまく回ってタイムリーが出ています。

昨年の打線にようやく戻り、巡りが違ってきています。

やはり収まるところに収まる選手が収まると、繋がると感じます。

 

まずは4回。

3回に1点を獲られた直後の攻撃です。

打順良く1番の塩見選手から始まりました。

塩見選手は肘にデッドボールを受け出塁。

かすった程度に見えましたので、体調には影響しないと思います。

 

2番山崎晃大朗選手。

キッチリ犠打を決め、塩見選手は進塁出来ました。

2番はこうありたいものです。

 

3番、山田哲人選手。

ライトへのタイムリー三塁打で、同点となります。

ライトへかなり深かったとはいえ、山田選手の足がしっかり動いたことを確認できたのは良かったと思います。

 

4番、村上宗隆選手。

1アウト三塁でしたので敬遠されるかと思いましたが、なんと勝負でした。

第1打席を2球で外野フライに仕留めていましたので、勝負の選択をしたのかもしれません。

サンタナ、オスナと控えていますので、それもプレッシャーです。

村上選手はレフトへタイムリー二塁打を打ちました。

逆転に成功です。

4番の面目躍如ですね。

 

村上選手はこのところ打撃が好調になっています。

4試合連続のマルチ安打です。

.262と打率を上げました。

終盤にきて打率を上げています。

 

この回を振り返りますと、

まず1番が何とかして出塁、

2番が犠打で得点圏に走者を進塁させ、

3番が長打で返し同点、

4番が引き続きの長打で逆転。

こんなにうまく繋げることができたのかと、終盤にきて布陣が揃ったことを実感しました。

 

7回の攻撃。

先頭の中村選手は倒れましたが、この日ショート起用の武岡龍世選手。

ライトへ安打を打って、期待に応えました。

正直この回だけの活躍で、残りの打席は３三振。

しかも9回は無死1塁でスリーバント失敗の三振でしたから大いに反省して欲しいとは思います。

 

小川選手、必殺奉納バントでキッチリ送ります。

 

1番に帰り塩見泰隆選手。

 

センターにタイムリー三塁打を打って追加点が入りました。

下位打線から繋げ、貴重な追加点が入ったのですから、ここもやはり布陣がそろえば・・・となります。

 

 

最終盤で変則日程が組まれています。

神宮から広島へ移動日なしの強行軍でしたが、マツダスタジアムで1勝を挙げることができたので、トラウマがなくなりました。

 

1日置いて、甲子園での阪神最終戦です。

ここも来季に繋がるような戦いを期待しています。

健康管理に泣いた1年でした。

投手はピーターズ投手が離脱中ですしリハビリ調整中の投手もいますので、まだ完全体にはなっていませんが、野手は揃いました。

揃った野手の動きを確認するのが、今季最後のミッションとなると思います。

それぞれがいい感じで来季に向かってくれることを願っています。

 

 

プロ野球 セリーグ　試合結果　2023年9月24日

広島東洋カープ　　　　　　　1-3　　　東京ヤクルトスワローズ	マツダスタジアム
中日ドラゴンズ　　　　　　　0-0　　　阪神タイガース	バンテリンドーム
横浜DeNAベイスターズ　  　　0-6　　　東京読売ジャイアンツ	横浜スタジアム

 

プロ野球 セリーグ 順位表 　2023年9月24日　試合終了時点