5/17 対 中日ドラゴンズ カード最終戦 バンテリンドーム

松本7回1失点の好投で5勝目2026/05/17
この3連戦は、投手の在り様というか生命線というか、やはり制球力は最も重要な要素であることを示す結果でした。
確かに難しいところを上手く打たれることは有りますが、確率的には低く、何人も繋がることは極めて稀です。
失点の可能性が低く、四球などを挟まないので、散発的な攻撃に終わります。
150キロに届かなくともしっかりした配球を制球できれば、大きく崩れはしません。
試合を作ることができます。
このカード初戦の柳、山野、2戦の大野、そして3戦の松本投手がこれに当たりますが、何れも試合をしっかり作っています。
制球力があると試合のテンポもよく、その安定感が流れを引き込みやすくなります。
やはり「まず制球力」を実感させる3連戦となりました。
さて、この試合で対峙するのが高橋宏斗投手。

難攻不落です。
池山監督は、サンタナオスナを外し高橋宏斗相手にスモールベースボールを仕掛けて勝ちきるという策に出ました。
あっぱれの結果になりました。
試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京ヤクルトスワローズ | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 0 |
| 中日ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
バッテリー
| CD |
●高橋 宏斗、清水 達也、吉田 聖弥、伊藤 茉央、メヒア―石伊 雄太
|
|---|---|
| YS |
○松本 健吾、星 知弥、キハダ―古賀 優大
|
投手陣
先発松本健吾投手

しっかり自分の投球が出来たと感じます。
立ち上がり少し浮き気味で不安定でしたが、併殺で切り抜けたことが大きかったと思います。
以降はしっかり修正できた内容で7回1失点。
ホームランでの失点(唯一の失投です)のみで完全に抑えきれました。

松本7回1失点の好投で5勝目2026/05/17
7回先頭に唯一の四球でしたが、この要所でしっかり併殺で流れを渡しませんでした。
ドラゴンズ打線がボールに手を出してくれたことも助かった感じです。
前日大野投手にやられたお返しの感じでした。
この先7回まで投げ切ることが出来ると、やはり勝ちが積みあがりやすくなります。
これで5勝目となり、山野投手と並んで勝利投手1位タイとなりました。
今後に大きく期待です。
以降、星、キハダ投手でしたが、しっかりした流れで点差もありで余裕の投球でした。
4点差ですから、ホールドやセーブのシチュエーションではありません。
他の投手もありでしたが、監督は勝ちゲームでしっかり勝ちを取る起用でした。
星知弥投手

星8回を無失点出典ヤクルト公式サイト2026/05/17
昨今不安定な時もありますが、この試合では落ち着いた投球でした。
カリステ選手に安打を打たれたものの、石川、田中、高橋選手を凡退させて無失点です。
キハダ投手

キハダ4点差も登板で無失点で締める出典ヤクルト公式サイト2026/05/17
連投でした。
好調板山選手を空振り三振、村松選手は見逃し三振、最後細川選手をライトフライの三者凡退。
相変わらず無失点を続けています。
打線
サンタナ、オスナ選手を外して、長打より繋ぎ重視の打線でした。
相手高橋投手を十分考慮して、細かい野球を意図した感じです。
実際ここまであまり使わないバントを使って1点を取りに行くあたりは、点を取りにくい相手に泥臭く行くという采配。
ここまでの行き方を変えました。
相手状況に合わせ、唯一負けが多い相手に勝ちに行く・・・苦手を作らないことにこだわった試合のように思います。
中々池山監督は思い切ったことをやります。

サンタナオスナを外す・・・好不調の要素ではなく作戦としてスッパリと外す。
これが顕著に出たのが2回の攻撃でした。
岩田幸宏選手が安打で出塁。

岩田安打と犠打出典ヤクルト公式サイト2026/05/17
続いて武岡龍世選手が安打出塁。

1死1,3塁で三塁には岩田選手です。
相手投手を考えますと、監督は数少ない絶好の得点機と思ったのでしょう。
古賀優大選手がセーフテイスクイズを敢行。

見事成功して得点が入り、先制しました。
試合後中日の井上監督は、試合前まで今季3犠打だったヤクルトのバント策に
「ヤクルトさんじゃなければ普通にあり得ること。実際、俺もセーフティーバントはないかもな、とちょっと思ったけど、別に奇襲でもないし、どのチームでもやる作戦。次からの参考にする」
と述べています。
ヤクルトさんじゃなければ普通にあり得ることというように、これまでの池山野球を考えて、スクイズのイメージを考えなかったのが落とし穴となりました。
ビッグイニングとなった4回にも岩田選手が犠打を決めてランナーを2,3塁に進めたことが、大量4点の引き金となりました。
6安打で5点ですから、如何に効率よくチャンスに集中打で繋いだことか。
得点イニング以外はほぼ完全に抑え込まれる状態でしたから、得点機に集中の今季の特徴と言える試合運びでした。
初戦もそうでしたが、数少ない得点機に一気に集中されると負けた時のダメージは大きいものです。
初戦、3戦はその意味でドラゴンズに嫌な思いを残せたのでは?
前回スイープで三タテされましたが、今回はキッチリ立ち直れました。
最後代打でオスナ選手が入り、復帰後初安打が出ました。

オスナ復帰後初安打出典ヤクルト公式サイト2026/05/17
今後に向けての朗報です。
次は連勝中のジャイアンツです。
いわきと神宮の2戦しかありません。
何しろ2位の阪神が広島に負けて2ゲーム差となったため、ジャイアンツ戦は一つでOKです。
その次がベイスターズ。
ここも2戦しかないので一つでも十分。
そこからは正念場の交流戦です。
ここは5割をキープで行きたいところ。
大方の予想が最下位で、ふつふつ闘争心を燃やしていたファンにとっては、この上ない展開が続いています。
セントラル・リーグ順位表
| 順位 | チーム | 試合 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤクルト | 42 | 26 | 16 | 0 | .619 | – | 154 | 146 | 30 | .245 | 3.30 |
| 2 | 阪神 | 41 | 23 | 17 | 1 | .575 | 2 | 161 | 137 | 31 | .250 | 3.16 |
| 3 | 巨人 | 41 | 23 | 18 | 0 | .561 | 0.5 | 131 | 134 | 34 | .230 | 2.99 |
| 4 | DeNA | 41 | 19 | 20 | 2 | .487 | 3 | 160 | 155 | 23 | .254 | 3.20 |
| 5 | 広島 | 38 | 14 | 22 | 2 | .389 | 3.5 | 110 | 122 | 24 | .213 | 2.99 |
| 6 | 中日 | 41 | 14 | 26 | 1 | .350 | 2 | 135 | 157 | 30 | .237 | 3.56 |
CWS村上宗隆(Munetaka Murakami)選手 16,17号
村上宗隆選手の、シカゴホワイトソックスでのホームランの詳細はCWS村上宗隆選手ホームラン記録2026に更新中

村上17号出典AP2026/05/17
しばらくホームランから遠ざかっていましたが、1試合2本が出ました。
ヤクルト時代は一試合2本3本と良くあったので驚きもしませんが、MLBに行ってから初めての複数本塁打。
いよいよ村神様らしくなってきました。
この17号でジャッジ選手を抜いて、ア・リーグ本塁打ランキング単独1位です。
量産体制に入ったのでは? と期待です。
16、17号(日米通算262,263号)の詳細はこちら




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