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先発初陣の小澤を守るため、束になって襲い掛かった燕戦士の面目躍如

小澤初勝利で監督と記念写真 プロ野球・ピッチャー

7月3日  対  横浜DeNAベイスターズ

物事上手くいっているときはこんなものかで、初先発を理想的に援護しワンサイドとなりました。

チーム全体でいろいろ経緯のあった小澤投手を後押しして勝ちをプレゼント。

ヤクルトカラーが出た意気込みが感じられました。

 

7/3 東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ 試合結果

R H E
横浜 0 1 0 0 2 0 0 0 1 4 13 0
ヤクルト 5 1 0 1 1 2 1 0 X 11 14 0

バッテリー

ヤクルト 小澤怜史、大西広樹、コール、梅野雄吾、市川悠太 – 中村悠平、松本直樹
広島 京山将弥、入江大生、クリスキー、三上朋也、平田真吾 – 嶺井博希、戸柱恭孝
小澤初先発初勝利出典ヤクルト公式サイト20220703

小澤プロ初先発初勝利 出典ヤクルト公式サイト

 

小澤怜史投手

小澤怜史投手

さすがに緊張したか前回に比べると制球、キレともに今一つで(まあ至極当然ですが)序盤にピンチを招きました。

一気に崩れるかでしたが、初回はダブルプレーと凡打で3,4番を粘って抑えきりました

結果としてはここをまず抑えきったところは大きなところです。

これに応える感じで、初回に打線がアッという間に大量の援護点

1,2点では返って緊張が増すところでしたがさすがに5点は効果大です。

 

点を取った後が次のポイントでした。

2回、まだ制球もキレも戻らないところでまたまたピンチ。

犠牲フライで1失点しましたが、以降の満塁を粘って切り抜け最少失点で終えゲームの形を維持しました。

ここで追加点で詰められると苦しくなるところでしたが、点差を大きく保ったところは流れを渡さなかったこととなります。

 

以降も打線が安全圏を目指して、とられても取り返す理想的な援護体制でほぼ毎回得点。

最大級の援護をしました。

 

小澤投手、内容的には前回ほどではありませんでしたが、打線の後押しで記念の一勝となりました。

まずはワンステップ上がった感じです。

小澤初勝利で監督と記念写真

先発でいくのか、救援でいくのか、今後いろいろ試されて立ち位置が決まることとなりそうです。

 

しかし、高津監督はなぜ小澤投手を先発起用しようと思ったのでしょうか

今季の二軍では1試合2イニング以上投げたことがなく、先発は未知の世界だったはずです。

監督の談話を探してみました。

2番手で登板した前回の巨人戦では4回58球、3安打6奪三振2失点の力投。

高津監督は「ちょっと長いイニングを見たいと。(4回2死二塁で)岡本をショートゴロに取ったときに先発させようと決めて、あの球数まで投げさせた」。

外角低めのスライダーで引っかけさせた1球で、急きょ先発起用を決めた・・・

出典日刊スポーツ

流石に目の付け所が違いますね。

プロ初登板の前回、ピンチを背負って登板しそれを封じ込めたので、そこがポイントかと思いきや違いました。

2イニング目、増田選手に2ベースを打たれたものの、丸選手空振り三振、ウォーカー選手をセカンドフライ、ラスト岡本選手をショートゴロに獲った、そこでした。

ピンチをいかに切り抜けるかのタイミングではなく、強力打者を引っかけさせてアウトにしたことが先発を意識させたようです。

ピンとくるものがあったのでしょう。

これからは高津監督の下で、色々教わると良いですね。

苦節7年目のチャンス。

更なる活躍を期待します。

 

 

打線好調でどこからでも得点出来、切れ目がなくなってきました。

青木選手の調子が上がってきたことも力強いところです。

新しい戦力を模索する余裕もあって、投打充実で隙なしの感じです。

 

まずは大量得点の1回裏

塩見選手、山崎選手の連打で無死一、三塁となりました。

安打の山崎晃大朗選手

ここでキャプテン山田哲人選手がライトへタイムリー。

山田哲人選手タイムリー

3連打で1点を先制しました。

1死二、三塁から青木宣親選手がレフトへの2点タイムリー。

青木タイムリー

 

続く女房役の中村悠平選手がレフトスタンドへ3号2ランを叩き込みました。

中村3号2ラン

これで5対0となり、大きな援護点となりました。

 

その後も何だかんだでほぼ毎回得点します。

記録事項としては丸山和郁選手プロ初ホームランが出ました。

丸山選手プロ初ホームラン

丸山選手、おめでとうございます。

長岡、内山選手に続いて、ヤングスワローズに名乗り出ました。

 

 

この試合の打線の内訳です。

青木宣親選手、3安打(うち1本塁打)3打点。

山田哲人選手、3安打(うち二塁打2)2打点。

中村悠平選手、2本塁打2四球で全打席出塁、4打点。

塩見泰隆選手、2安打1打点。

山崎晃大朗選手、2安打。

坂口智隆選手、1安打。

丸山和郁選手、1本塁打1打点。

 

先発初陣の小澤投手を守ろうと、兄ツバメたちが束になって襲い掛かった感があり、チームスワローズの面目躍如でした。

それがコメントにも表れています。

山田選手 「小澤に先制点をプレゼントしたかった。1、2番がいい形で出塁してくれたので」
青木選手 「小澤に1点でも多く援護してあげたい。その気持ちでした」

気持ちが入ったヤクルトは強い!

メンタルの要素が十分に発揮された試合だと思います。

小澤選手のヒーローインタビューには感謝の言葉があふれていました。
小澤投手初ヒーローインタビュー

「本当にきょうは野手の皆さんに勝たせてもらった勝利だと思うので、次こそはチームのために2勝目できるよう頑張りたいと思います」

 

 

さて今日は一休み。

広島で延長戦を戦って、即神宮入りしての3連戦でした。

しかも暑さが凄いので、選手スタッフ皆お疲れかと思います。

次のカードは東京ドームですから、涼しいかな。

 

 

プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年7月3日

東京ヤクルトスワローズ    11-4   横浜DeNAベイスターズ 神宮球場
中日ドラゴンズ        0-3   阪神タイガース バンテリンドーム
広島東洋カープ        5-7   東京読売ジャイアンツ マツダスタジアム

 

 

プロ野球 セリーグ 順位表  2022年7月3日試合終了時点

順位 チーム 試合 勝率 ゲーム差
1 ヤクルト 77 52 24 1 .684 0.0
2 巨人 81 41 40 0 .506 13.5
3 広島 79 37 39 3 .487 1.5
4 阪神 80 36 42 2 .462 2.0
5 DeNA 73 33 40 0 .452 0.5
6 中日 76 32 44 0 .421 2.5

M51

 

 

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