今年のヤクルトの大きな課題が投手陣であることは明らかです。
特に先発投手。
昨年はローテーションがあやふやで、しっかりフルシーズンを投げたのは20日の小川泰弘投手、18日の高梨裕稔投手の2名だけでした。
以下、15日の石川雅規投手、14日の吉田大喜投手、12日のスアレス投手、10日の高橋奎二投手、7日の歳内宏明投手と続きます。
今年もこのようでは、また最下位覚悟となりますから、事態は逼迫しています。
ですから、今年の投手目線から見た注目点は、
若手から、将来のローテーションの軸(エース)が現れるか?
だと思います。
成績というより内容を見たいと思います。
エースとしての内容が今年示せるか?
入団2~3年あたりでこの内容が示せないと、如何に素質がと言ってもやはりそこまでです。
その先は少なくともエースとしては期待できない事が実際です。
2番手、3番手はあり得ますが。
やはり候補一番手は、2019年ドラフト1位の奥川恭伸投手。
少なくとも今年、安定度は別に内容的にその片鱗を示して欲しい・・・ 2年目は非常に重要です。
昨年は新人の合同合宿中に違和感ということで、ノースロー調整からのスタートとなりました。
基礎体力を付け、体が一回り大きくなったように思います。
今年は春季キャンプから一軍入り。
投球以外のことでも色々学ばせたいという高津監督の親心ですが、本人にとっては大きなチャンスでもあります。
諸先輩から様々なことを吸収しエースの片鱗が開花することを楽しみにしています。
候補2番手は、2020年ドラフト1位の木澤尚文投手。
まだ新入団選手の合同自主トレーニングの様子しか見られていませんが、春季キャンプから一軍帯同切符を手にしました。
本格派投手としての片鱗を見せられるか。。。注目したいと思います。
新人合同自主トレーニングに参加した最速155キロを誇るドラ1右腕は、初めて埼玉・戸田球場のマウンドで投球練習を行い、直球の最速は149キロを計測。潜在能力の高さを早速示し、キャンプで臨時コーチを務める古田敦也氏(55)に“弟子入り”することを熱望した。
吉報に武者震いした。木沢は、正式に沖縄・浦添キャンプでのスタートが決まっても「1軍キャンプに行くだけでなく、競争の中でどう残るか。ルーキーですけど競争意識を持って最後まで生き残っていきたい」と、あくまで開幕1軍、先発ローテーション入りへの道半ばであることを強調した。
合同練習を行う2軍本拠地・戸田球場のマウンドに初めて立つと、捕手を座らせて22球の直球を投じた。投球や打球の軌道を精密に測れる機器「トラックマン」で計測された球速は最速149キロ。まだまだ気温が低い1月にして、早くも本格派投手の証しといえる150キロの大台に迫った。
出典 SANSPO.com
慶応というと「いいとこのお坊ちゃん」イメージですが、何の何の。
実にハングリー精神が旺盛で、目標にブレないメンタルの力強さを感じます。
2019年ドラフト2位の吉田大喜投手について。
入団1年目にしてローテーションに入り、頑張って投げました。
ただ、軸となるエースの素材かの判断は難しいと思います。
もう少し球威が増して玉が速くならなければ、ローテーション投手としては良くてもエースとして君臨するのは厳しいかという感想を持ちました。
ただ、彼はメンタルが良いのか「踏ん張れる」。
打たれても耐えて何とか5~6回までを踏ん張り、中継ぎに託すことができる投手で、ローテーションを回すには必要な投手だと思います。
このオフにどこまで球威を付けられるか、注目したいと思います。
補強で補ってもやはりエースは自前でないとチームは強くなりません。
他チームとエース対決をしても勝ち切れる。。。そういうエースに育ってくれないかなぁ。。
山田哲人選手が復調し、村上宗隆選手がもう一皮むけて、現エースと将来のエースが踏ん張れば盤石なんですが。。。
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