9月3日 対 東京読売ジャイアンツ 京セラドーム大阪にてカード初戦
良い試合運びの勝ち展開でしたが、土壇場で追いつかれ流れを失ったと感じました。
「また負けるのか・・・」とイメージは良くない方に。
ところが、この試合は勝負強さが出てすぐに突き放せ、なんと勝ちきれました。
6,7,8回と1点ずつ取り、いい感じに展開していきました。
特に8回は相手の失策での3点目で、安全圏ダメ押しの感じでしたが、やはり野球は最後までわかりません。
詰めが甘く一気に追いつかれ、こうなると勢い的にはジャイアンツ(まあ首位がかかっているチームですから意気込みが・・・)です。
しっかりと「絶対クローザー投入」で流れを持ってくる展開でしたが、正直少し油断もあったかの投球でタイムリー。
思わぬ勝ち越しをして、最後10回裏は勢いを取り戻した感じであっさり締めきれました。
このところ不甲斐ない試合が続いていましたが、少し気概を見せてくれました。
何と8月24日から10日ぶりの勝利です。
諦めから歓喜へと変わった爽快な試合となりました。
9/3 東京読売ジャイアンツ 対 東京ヤクルトスワローズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 | 11 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 8 | 1 |
・ヤクルト本塁打 無し
・巨人本塁打 モンテス 1号 3ラン(9回)
ヤフーレ、H田口麗斗、H大西広樹、勝小澤怜史、Sロドリゲス – 中村悠平 | |
山﨑伊織、高梨雄平、ケラー、泉圭輔、負大勢 – 岸田行倫 |
先発ヤフーレ投手。
結構抜けが多く制球が安定していませんでしたが、要所は粘れて結局6回無失点。
先発として試合は作ってくれました。
少し荒れ気味が絞りにくくで、返ってよかった感じもします。
まあ荒れ球では必ずしも良い結果を出せるかは分からない訳ですが、この試合は効果的だったと思います。
最後で勝ちが逃げてしまいましたが、実質は勝ち投手でした。
前回の阪神戦でも良い投球をしており、勝ち投手の権利を持っての降板でしたが、結局勝ち投手にはなれませんでした。
ツキがないといえばそうなのですが、内容はしっかりアピールできていると思います。
田口、大西、小澤投手の勝ちパターンでの逃げ切り継投でしたが、最後の詰めが甘くで痛い同点ホームランを食らいました。
田口麗斗投手は順調。
オコエ、丸、浅野選手を内野ゴロや外野フライで三者凡退です。
田口投手はこの試合で出場選手登録日数が通算9年に達し、海外FAの権利を取得しました。
昨オフに3年総額5億5000万円で契約を更改しましたが、その際に球団には将来的なメジャー挑戦の希望を伝えたようです。
今オフにも再び球団と話合いの場がもたれる予定で、メジャーへの思いは抱き続けているようですが、
「それはもう心の奥、片隅にあるっていう程度なので。今はちゃんとシーズンを全うするしかないので。前半離脱してるんで、このまま最後まであと1か月突っ走っていきたいなと思ってます」とコメントしています。
大西広樹投手。
立ち上がり制球が定まらずで、モンテス選手に安打され、岡本選手に死球と、いきなりピンチを背負いました。
以降は制球を取り戻し落ち着いて凌ぎ切りました。
すぐに制球を取り戻して落ち着いたところは今季の成長を感じます。
しっかり投げ切れるところは自信の現われの感じです。
小澤怜史投手。
まあ中村選手の配球なのか、ストレートばかりはさすがに粘られます。
先頭7球、次が12球でしたが、このうち変化球は1球のみでした。
2人目の秋広選手にはストレートをことごとくファールされて11球を粘られ、四球に出したくはなかったということと思いますが、にしても投げていない変化球は使えない感じで結局12球目で四球。
このあと丸選手に初球を狙われてピンチ。
裏を描く狙いが完全に裏目で、これが結局モンテス選手のホームランの伏線の感じでした。
クローザーの位置になってからどちらかといえばかなりストレート中心です。
決して悪くはないのですが、ここまで一辺倒は考えものです。
結局ヤフーレ投手の勝ちを横取りしてしまった形で、何とも言えないほろ苦さが残りました。
ロドリゲス投手。
非常に良い出来でした。
球に力がありました。
下位打線でもあって完全に押し込んだ内容で、圧倒出来ました。
球速(最速157㎞)も出ていますので、この試合の制球力が安定して出せれば頼もしいところです。
初セーブが付きました。
おめでとうございます。
これが本物かはまだわかりません。
今後の内容に注目です。
オフの契約に向って、良いアピールができたと思います。
打線。
サンタナ、オスナ選手が効きました。
サンタナ選手。
この試合は4番で入りました。
6回、村上選手が四球で出塁。
センターへのタイムリー二塁打を打ち、先制します。
2番の岩田幸宏選手が少しずつらしくなってきました。
コンパクトに打ち分けることが出来て来て、一歩前進した感じです。
その試合では2安打を打ちました。
今後の内容に注目です。
澤井選手はまだまだの感じで、村上選手は相変わらずさっぱりです。
並木秀尊選手が結果を出せました。
延長10回、同点に追いつかれた直後の回を振り返ってみます。
巨人は10回裏のサヨナラを意識し、守護神の大勢投手を投入してきました。
先頭オスナ選手。
133㎞のスライダーを捉えて、レフトに二塁打を打って出塁。
諦めかけていた試合でしたが、「何とかなるのか?」と少し気持ちが上向きます。
ここで中村悠平選手。
おあつらえ向きの選手の打順となり、定石通りしっかり送りました。
形は作りましたが、以降が武岡、並木選手です。
正直大勢投手は十分抑えきる自信があったと思います。
思惑通り、武岡選手は力でねじ伏せ三振を取りました。
あと一人となり、並木選手に初球の外角低めのストレートがボールと判定。
ストライクを取りに行った所が甘く入ってしまいます。
まさかのタイムリー。
少し油断した感じの投球でした。
まあ狙いを絞って打った並木選手の勝ちですが、やはりどこかに油断があった感じです。
9回の同点ホームランで意気消沈の自分でしたが、まさかの展開。
大勢投手の油断どころではありません。
ファンの自分さえ、並木選手じゃ凡退で終わるだろうと思っていました。
いや~、驚いた!
嬉しい驚きです。
並木選手、すみませんでした。
並木選手がヒーローインタビューを受けました。
以下サンスポより引用します。
--どんな気持ちで打席に立った
「今期ヒットを打ってないんですけど、そこは関係なく思い切っていくことだけを考えて打席に入りました」
--1ボールからの2球目を捉えた
「やっぱり相手ピッチャーは良かったんで、狙いを絞って思い切っていきました。コンパクトに打てたと思います」
--九回、一旦は追いつかれたがチームの雰囲気は
「同点に追いつかれても負けたわけじゃなかったんで、そこからもう1回勝ち越そうという気持ちだった」
-ー残りあと1カ月、どんな活躍を
「与えられた役割をしっかり果たして、チームの勝利に少しでも貢献できるようにやっていきたい」
髙津監督も、
「真っすぐ1本狙ってたと思うんですけど非常にいいバッティングだと思いますね。よく振り切ったというか、腹をくくってスイングを仕掛けたと思います」と称賛していました。
肩の脱臼で戦列を離れていましたが、これを機にバッテイングも開花してくれることを望みます。
しばらくぶりの、しっかり粘っての勝利でした。
長岡秀樹選手が安打を打って19試合連続安打となり、頑張っています。
もはや最下位確定とはいえ、個人記録が伸びたりしますとやはり嬉しいのがファン心理というものです。
今日も京セラでジャイアンツとのカード2戦目。
ヤクルトの先発が吉村貢司郎投手、巨人はグリフィン投手と発表されています。
VS
このところ負け続きの吉村投手。
打たれ弱さを克服して欲しいのですが・・・
グリフィン投手には前回それなりに安打を打つものの、結局は負けています。
打線の奮起を期待します。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2024年9月3日
東京読売ジャイアンツ 3-4 東京ヤクルトスワローズ | 京セラドーム大阪 |
阪神タイガース 4-1 中日ドラゴンズ | 甲子園 |
横浜DeNAベイスターズ 5-1 広島東洋カープ | 横浜スタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2024年9月3日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 116 | 62 | 49 | 5 | .559 | 0.0 | |
2 | 120 | 63 | 51 | 6 | .553 | 0.5 | |
3 | 122 | 60 | 56 | 6 | .517 | 4.0 | |
4 | 117 | 58 | 57 | 2 | .504 | 1.5 | |
5 | 121 | 50 | 63 | 8 | .442 | 7.0 | |
6 | 118 | 48 | 66 | 4 | .421 | 2.5 |
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