4月29日 対 東京読売ジャイアンツ カード初戦
2巡目の最終カードです。
逆転競り負けが続き、嫌なムードを断ち切れるか・・・
ズルズルとは行きたくないところです。
心配をよそに、火ヤク庫大爆発の全員安打。
投打がかみ合い、スッキリ爽快な試合となりました。
球団通算4500勝にふさわしい試合でした。
4/29 東京読売ジャイアンツ 対 東京ヤクルトスワローズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 4 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 16 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
・ヤクルト本塁打 山田哲人 1号 2ラン(3回) 村上宗隆 5号 ソロ(4回)
・巨人本塁打 なし
勝ヤフーレ – 中村悠平 | |
負グリフィン、堀田賢慎、井上温大、泉圭輔 – 大城卓三 |
先発ヤフーレ投手。
前の試合は散々な出来でしたから、立ち直れるか引きずるかで大事な分岐点の登板でした。
結果は、誰も予想していないであろう完封 しかもマダックス。
最近は完投もなかなか難しく増して完封、しかもマダックスはシーズン通しても中々ありません。
正直まさかの驚きでした。
前回は全くストライクが取れない大乱調でしたから余計に驚きでした。
マダックスの要素は正確(精密機械)な制球、ストライク先行で打たせて取る形ですが、まさにこの形をしっかりやり切りました。
9回を投げ、94球、3安打、無四死球、奪三振5、無失点 と堂々の数字です。
ストライク先行の良い制球でした。
変化球中心でストレートは1割ほど。
チェンジアップ(ストレートとの球速差が小さく意外と厄介)中心という少し変わった配球でした。
これは少しジャイアンツも戸惑った感じです。
しかもこの日のチェンジアップは変化もして面白いように決まっていました。
多彩な変化球が全てよくキレていましたから、なかなか絞り難くずるずると行ってしまった感じです。
初回に大きな援護点、すぐに追加点が連続しました。
序盤で勝負が決まってしまった感じで、追いかける側は打っていくしかない展開であったのも幸いしたと思います。
ラテン気質か乗ると勢いが付いてしまう感じもあります。
とはいえ、終始冷静な感じでしたので、前回を踏まえ舞い上がらないよう自制していたようにも思います。
この内容を続けたいところです。
これからは2回目の対戦となりますので当然研究、分析もされます。
真価が問われるところです。
ただ変化球が多彩で制球がしっかりしていれば組み立て方は色々できますので、中村捕手の腕の見せ所かもしれません。
この試合のような素晴らしいリードを期待します。
打線。
ジャイアンツ先発のグリフィン投手の出来が悪く、ことごとく高めに浮く甘い球が多かったのはありますが、しっかりとらえきりました。
初回からコンパクトに打ち返す意識が徹底していたと感じます。
初回、1アウト1,2塁の好機に4番がしっかりタイムリーで口火を切って先制。
2アウト後長岡、中村選手が反対方向意識で追加点を取り、大量4点入ったのが大きなところでした。
1点だけでは逆に投手に負担となりかねませんが、やはり4点となると大きいです。
初回を振り返ってみます。
先頭増田選手が倒れた後、この日も2番に入った丸山和郁選手がレフトへ安打出塁。
続くオスナ選手もレフトに安打で、1死1,2塁となりました。
ここで4番、村上宗隆選手。
ここ最近は安打が出ず、かなり沈んでいましたが、2球目をセンターにはじき返して、これが先制タイムリーになりました。
このタイムリーについて、「カットボールです。先制のチャンスだったので積極的にファーストストライクから仕掛けていきました。先制できて良かったです」とコメント。
気持ちが楽になったのではと思います。
ここでサンタナ選手が四球を選んだので、満塁となりました。
まだ1死ですので、グリフィン投手にはかなりのプレッシャーになったのではと思います。
取りあえずは凌いで山田選手を三振にしましたが、2死満塁ですから、満塁は変わっていません。
ここで長岡秀樹選手。
この頃流し打ちを得意としていますが、ここもレフトに流し打って2打点。
中村悠平選手も後に続き、ライトへ安打します。
二塁走者のサンタナ選手が果敢に走り、ホームに滑り込みました。
リプレイ検証が行われ、サンタナ選手の長い手がタッチをかわしてホームに触っていたことが確認され、得点が入りました。
この頃サンタナ選手はヘッスラが多いです。
足からの滑り込みではブレーキがかかってアウトのケースがほとんどでしたが、手から滑り込むことによって有利な形に持っていけ、成功率が上がっていると感じます。
一気にグリフィン投手にプレッシャーをかけることに成功したヤクルト。
追加点も容赦なく上げていきます。
2回のオスナ選手のタイムリー。
3,4回は山田、村上選手の一発でダメ押しの感じでした。
今季初の山田・村上アベック砲となりました。
山田哲人選手。
今季の初ホームランです。
キャプテンの頑張りが、皆に勇気を与えてくれました。
村上宗隆選手。
打った瞬間にそれとわかる5号ソロ。
村神様降臨です。
右中間スタンド上段に着弾しました。
これでまたホームランダービーの1位に並び、200号まであと4本に迫りました。
本塁打の詳細は村上宗隆選手 ホームラン記録 2024に掲載中ですので、よろしければご覧ください。
理想的な得点でした。
振り返れば先発全選手が安打を打ちました。
一軍に昇格し即1番起用の増田珠選手にも最後安打が出ましたので、ホッとしていると思います。
また、なんとスイッチヒッターのヤフーレ投手までも安打を打ち、これが来日初安打となりました。
ジャイアンツが先発グリフィン投手を引っ張ったところは少し不可解でしたが、出来からすればこの結果は予想の範囲かもしれません。
前半大量リードすると後半は流してしまいますが、7回に長岡選手のタイムリーで押したところは次を考えれば意味があります。
久しぶりにスッキリ爽快、投打の活躍が心地よい試合となりました。
今日はナイターです。
ヤクルトの先発がロドリゲス投手、巨人は山﨑伊織投手と発表されています。
VS
ロドリゲス投手は、二軍で調整していましたが、二軍での防御率1.5と頑張っています。
大量点後は打線沈黙とならないようにしたいところ。
初登板のロドリゲス投手の内容はいかに・・・
2024年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2024 では5号(通算196号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2024年4月29日
東京読売ジャイアンツ 0-9 東京ヤクルトスワローズ | 東京ドーム |
広島東洋カープ 中止 阪神タイガース | マツダスタジアム |
中日ドラゴンズ 11-1 横浜DeNAベイスターズ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2024年4月29日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 26 | 14 | 9 | 3 | .609 | 0.0 | |
2 | 27 | 13 | 11 | 3 | .542 | 1.5 | |
3 | 26 | 12 | 11 | 3 | .522 | 0.5 | |
4 | 23 | 10 | 10 | 3 | .500 | 0.5 | |
5 | 25 | 10 | 14 | 1 | .417 | 2.0 | |
5 | 25 | 10 | 14 | 1 | .417 | 0.0 |
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