シーズン最終戦。
いろいろあった今季でしたが、早めの終了となりました。
2年連続でここから1ヵ月半ほどまだ楽しめましたから、随分と早く感じます。
優勝した阪神を相手にサヨナラ勝ちをし、最後はチーム一丸となって繋ぎ、意地を見せて終わりました。
10/4 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
阪神 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 3 |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2X | 5 | 11 | 0 |
・ヤクルト本塁打 山田 哲人 14号 ソロ(1回)
・阪神本塁打 大山悠輔 19号 2ラン(1回) 佐藤輝明 24号 ソロ(1回)
高橋奎二、ロドリゲス、石山泰稚、吉村貢司郎、勝田口麗斗 – 中村悠平 | |
大竹耕太郎、H才木浩人、負岩崎優 – 坂本誠志郎 |
今季最終戦。
阪神もCS開始まで少し空きますし、ヤクルトは後は地獄の秋季練習に突入です。
そのせいと思いますが、お互いシーズンとは違った起用となりました。
阪神はタイトルが係った選手の援護に重きを置いた感じ。
ヤクルトはルーキーも含め最終試合でしたから、それぞれの役割で順次起用で締めくくった感じでした。
投手陣。
高橋奎二投手。
来季に向けて球種を増やすお試し中心の内容でした。
ストレートの走りは大分戻った感じですが、チェンジアップが甘くこの球種の難しさが出ていました。
このあたりの組み立てを再検討で、カットやシュート系を試して来季の投球の内容を再構築しているように見えました。
何にしてもまずは「ストレートで空振りが」でしょうか。
WBCなどの外的要因がありませんから、十分練習することが出来そうです。
ロドリゲス投手。
初救援でしたが予想外の適応でした。
2イニングを投げて打者6人、1四球、1奪三振無失点です。
中村捕手の盗塁阻止も光りました。
これだけではまだ判りませんが、来季の構想の一部かもしれません。
吉村貢司郎投手も初救援。
こちらも適応でしたが「先発が不足の状況では・・・」となる感じです。
来季の戦力が見えて、秋からキャンプでの状態で決まっていくところは変わりません。
石山泰稚投手。
不安定な感じは拭えない…浮き気味の制球は不安な内容でした。
調子が安定しない今季の内容を、来季も引きずりそうです。
転換期の感じは否めません。
最後田口麗斗投手。
あと一人のところで入り、三振に打ち取りました。
火消しの田口、クローザーの田口の面目躍如です。
今季は本当に頑張ってくれました。
下位球団に在ってのセーブ数33。
あっぱれな数字と思います。
打線。
今季不振を極めた山田哲人選手が14号ホームラン。
ホームラン、タイムリー、決勝点の犠飛と一人で3打点を挙げました。
最後の試合で今季のお詫びの様な奮起でした。
得点を取った5回、9回は、いずれも打線が繋がり、良い点の取り方をしました。
5回。
先頭の丸山和郁選手。
この日ライトで先発させてもらってます。
センターへ二塁打を放ってチャンスメイク。
この試合でチャンスをもらった北村恵吾選手が代打で出ますが、セカンドゴロの進塁打で、丸山選手をサードに進めました。
これが生きることになります。
塩見泰隆選手。
センターへのタイムリーで1点を返しました。
この日2番起用の長岡秀樹選手が、頑張ります。
ライトへの安打を打って、1死1,3塁としました。
初回にレフトへの14号ソロを打った山田哲人選手。
今度はレフトへのタイムリーを打って、同点になりました。
せっかく同点になりましたが、直後またしても阪神佐藤選手の犠牲フライでまた1点引き離されました。
こうなりますと、なんだか今季の場合はズルズル負けることが多かったのですが、最終戦では意地を見せてくれました。
9回裏。
阪神はクローザーの岩崎投手を持ってきました。
ヤクルトはベテラン投入です。
丸山選手に代打で青木宣親選手がバッターボックスに立ちました。
流石なもんです。
センターへの安打で出塁しました。
代走は武岡選手です。
最後に出してもらえました。
青木選手の後、内山選手が準備をしていましたが、出塁したので急遽ピンチバンターに代わりました。
宮本丈選手です。
大丈夫だろうと思っていましたが、ホント、うまいもんでキッチリ仕事をしてくれました。
打順は先頭に戻って塩見泰隆選手。
レフトライン上の打球を阪神の佐藤選手がファンブルしてしまいました。
1死1,3塁となり、流れがヤクルトに来ていると感じました。
ここで長岡選手に代わって内山壮真選手が入ります。
今まで調子が今一だったのですが、この日は違いました。
レフトへのタイムリーを打って、土壇場で同点とします。
さらにこの試合絶好調の山田選手。
キッチリセンターへ犠牲フライを上げ、サヨナラとなりました。
キャプテンが皆を引っ張って行った試合という印象を持ちました。
この試合ではヤンスワもそれぞれできる力を出しました。
長岡選手はマルチ安打、丸山選手は二塁打でチャンスメイク。
濱田選手、守備が中々のもので、ファインプレーを見せてくれました。
北村選手は安打ではありませんが、得点につながる進塁打を打ちました。
一軍初出場のルーキー西村瑠伊斗選手は空振り三振でしたが、とにかく一軍を経験しました。
それぞれの成長に繋がると良いと願います。
さて、全試合が終了し、かろうじて5位に滑り込みました。
サンタナ選手の残留の可能性が出て来ましたので、当面はサイスニード、ピーターズ、ロドリゲス投手の去就となってきます。
FAの田口投手の去就もありますので、このあたりがどう落ち着くか・・・なにせまずは投手陣です。
ちなみに球団は田口投手に対し、3年総額5億を提示し、熱意を伝えたようです。
阪神、終盤までは思惑通り大竹投手にタイトルが上手く入りそうな感じでしたが、思わむところで逆転され、逃してしまいました。
CSに向かい岩崎投手がセーブに失敗した所と3失策。
敗戦の仕方としてはいささか・・・気持ちよくCSにとは行かなかった感じです。
まあ揺るがないと思いますが・・・
昨季の覇者の意地を垣間見、終わりよければの気持ちになった最終戦となりました。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年10月4日
東京ヤクルトスワローズ 5-4 阪神タイガース | 神宮球場 |
東京読売ジャイアンツ 1-0 中日ドラゴンズ | 東京ドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年10月4日 今季最終順位
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 143 | 85 | 53 | 5 | .616 | 優勝 | |
2 | 143 | 74 | 65 | 4 | .532 | 11.5 | |
3 | 143 | 74 | 66 | 3 | .529 | 0.5 | |
4 | 143 | 71 | 70 | 2 | .504 | 3.5 | |
5 | 143 | 57 | 83 | 3 | .407 | 13.5 | |
6 | 143 | 56 | 82 | 5 | .406 | 0.0 |
コメント