シーソーゲームを粘って勝ち切りました。
初回いきなりの思いがけない並木選手のホームランから始まった試合は、2度逆転されましたが、救援陣の踏ん張りと打撃陣のつながり、最後は眠りから少しお目覚めかの村上選手の2発で決めました。
今季逆転勝ちや4番がホームランで決着を付けた試合は数えるほどしかありませんので、何だか新鮮です。
7/12 東京ヤクルトスワローズ 対 中日ドラゴンズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
中日 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 12 | 1 |
ヤクルト | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | X | 8 | 13 | 1 |
・ヤクルト本塁打 並木秀尊 1号 ソロ(1回) 村上宗隆 13号 3ラン(6回)
村上宗隆 14号 ソロ(8回)
・中日本塁打 石川 昂弥 9号 ソロ(5回)
小川泰弘、勝大西広樹、H石山泰稚、H清水昇、S田口麗斗 – 中村悠平 | |
福谷浩司、上田洸太朗、H齋藤綱記、負祖父江大輔、藤嶋健人、岡野祐一郎 – 宇佐見真吾 |
先発小川泰弘投手。
冴えない内容でした。
制球が不安定で浮き気味。
ストレートも威力なく、特にランナーを出すとさらに制球が悪くなります。
ボールが先行し投球間隔も長くリズムに乗れない内容でした。
少し守りで足は引っ張られた面はありますが、今季はなかなかゲームの流れを作れない状態が続きます。
制球、キレ、ストレートの走り全てが今一つ難しいところに来ている感じもします。
基本は制球ですが、スタミナの切れが早くなってきたようにも見えます。
とはいえ、粘投と言えば粘投で、もっと大量点が取られてもおかしくはなかったようにも思います。
5回途中の降板で悔しかったとは思いますが、あの内容でよくぞ5回までもってくれたと言えるかもしてません。
大西広樹投手。
失点はしましたが勝ちを拾いました。
同点で先頭を簡単に出したところや、セカンドランナーに対しての警戒など課題は残ります。
単純に勝ちは喜べないところではありますが、中継ぎでいろいろな場面で登板対応へのご褒美といったところでしょうか。
毎回様々な場面で、回跨ぎもこなして頑張ってくれていますから、貴重な存在と感じています。
石山泰稚投手。
3連打でどうなるかでしたが、最後は開き直ってか良いストレートで粘り切りました。
逆転後でしたので、ここで守り切ったことで勝ち目が見えました。
清水昇、田口麗斗投手は安定。
やはり試合の流れが判っていますので要領よく締めます。
打線。
山崎、元山選手がいい働きでした。
やはり2番は山崎晃大朗選手が適任と思います。
しっくりきます。
6回のタイムリーを含む3安打の猛打賞でした。
安打は全て左方向でうまく流し、青木選手を彷彿とさせるバットコントロールを見せました。
山田選手が抹消で、前試合は武岡選手が起用され結果を出しました。
この試合はやっとチャンスが巡ってきた元山飛優選手。
勝ち残りたいところで結果を出せました。
3本全てセンター返しと内容的にもいいヒット。
これをしっかり続けたいところです。
やはりセンター返しは基本です。
ボールに手を出さず、粘りを出せれば出場機会は増えると思います。
「良い方向に飛ばせるようにファームで練習してきた。そういう成果が表れて良かった」
「そう多くないチャンスの中で結果を残せたので、何とか明日につなげることができた。ちょっとほっとした思いと、また次出してもらったとき頑張るぞという気持ちです」とコメントしています。
並木秀尊選手。
ホームランは驚きでした。
プロ初ホームランとなりましたが、芯で捉えれば飛ぶものです。
ただその後は引っ張りにかかって、右方向への意識が少し薄れた感じもします。
本来打てたであろう球もいくつかありましたが、引っ張って引っかけ凡打に終わってしまいました。
ホームランは忘れて少し前の意識が重要と感じます。
代打の宮本丈選手の調子が上がってました。
6回、先頭で「らしい」安打を打ち、出塁。
盗塁も仕掛けて成功し、大きなチャンスメイクをしました。
これで一昨年のように代打要員が川端選手と2枚となると心強いです。
いや、今季は青木選手も控えていることが多くなりましたから、時に3枚となり強力です。
村上宗隆選手。
1,2、3打席は全くでしたが、4打席目の6回はびっくりでした。
突然豹変した感じで、ストレートを完璧に捉えました。
13号、逆転の3ランホームランで、やっと4番が戻ってきたと感じました。
ホームランに喜ぶ髙津監督の笑顔が優しく、スタッフも皆村上選手のこの姿を見たかったのだろうと思います。
14号はこれ以上でした。
8回、ダメオシのソロは上手くホームランにした当たりでした。
昨年の感じが少し出てきたと思える当たり。
本人は、「前打席のいい感覚を確認して、これなら打てると打席に立ったので良かった」とヒーローインタビューで語っていました。
狙って打てたのは大きなところです。
村神様降臨が本物か、次の試合の内容が注目です。
次はヤクルト先発が小澤怜史投手、中日は小笠原慎之介投手と発表されています。
VS
好調な投手に対しては沈黙が続きますが、そろそろ打破したいところです。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では13号(通算173号)、14号(通算174号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年7月12日
東京ヤクルトスワローズ 8-5 中日ドラゴンズ | 神宮球場 |
東京読売ジャイアンツ 0-2 広島東洋カープ | 東京ドーム |
阪神タイガース 5-4 横浜DeNAベイスターズ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年7月12日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 80 | 45 | 32 | 3 | .584 | 0.0 | |
2 | 79 | 42 | 35 | 2 | .545 | 3.0 | |
3 | 81 | 43 | 38 | 0 | .531 | 1.0 | |
4 | 79 | 40 | 38 | 1 | .513 | 1.5 | |
5 | 79 | 32 | 45 | 2 | .416 | 7.5 | |
6 | 80 | 31 | 47 | 2 | .397 | 1.5 |
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