小澤力投、村上2試合連続の15号も敗戦　オーダーを変え過ぎのベンチワークに疑問

プロ野球・試合結果

村上15号

2023.07.14

点差は拮抗でしたが、内容的には一方的ともいえる展開でした。

小笠原投手をまたも崩せず、先頭打者ホームラン２本のみの得点でした。

言い換えれば出会いがしらともいえる攻撃で、唯一の好機もバントミス。

相手の送球ミスで好機は続きましたが結局一本は出ず、完全に抑え込まれた内容でした。

毎回やられていますが、何か対策をとったようには見えず、ずるずるといった感じです。

一度苦手とすると何時までも引きずるヤクルトの大きな問題が垣間見えます。

7/13　東京ヤクルトスワローズ　対　中日ドラゴンズ　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
中日	0	0	0	2	0	1	0	1	0	4	8	2
ヤクルト	0	1	0	1	0	0	0	0	0	2	4	0

・ヤクルト本塁打　サンタナ 9号ソロ（2回）村上宗隆 15号ソロ（4回）

・中日本塁打　　　　宇佐見真吾 1号ソロ（6回）

	負小澤怜史、山本大貴、今野龍太、木澤尚文 – 中村悠平
	勝小笠原慎之介、H清水達也、Sマルティネス – 宇佐見真吾

村上一時同点となる15号ソロ　出典ヤクルト公式サイト2023/07/13

相手が左の小笠原投手ということなのでしょうか。

前の試合で結果を出せた、山崎、元山選手を外しました。

そろそろ相手に研究されて下り気味の並木選手から、およそ2番らしくはない調子の波の大きい濱田選手、このところ絶不調のオスナ選手と並べた打線も疑問いっぱいでした。

加えて元山選手の代役の西浦直亨選手。

せっかく機会をもらったのですが、肝心なところでバント失敗で3三振という結果です。

ベンチの起用がことごとく外れた感じです。

正直今季はベンチワークが上手くいっていない結果が今の成績とも言えると思えてなりません。

先発小澤怜史投手。

ストライク先行で、キレ、制球ともに悪くはなかったのですが、追い込んでからの詰めが甘くなった感じで少し慎重さに欠けたとも言えます。

まあ粘り切れなかった感じです。

小澤6回3失点の力投も敗戦投手に　出典ヤクルト公式サイト2023/07/13

小笠原投手に死球を出してから、少し狂いが出たようにも思います。

慎重さに欠けたのは8回登板の今野龍太投手も同じかもしれません。

2アウトで安心した感じもする失点でした。

細川選手をアウトにしたことで、ホッとしたかもしれませんが、一塁にはまだ俊足の岡林選手がいました。

もうひと踏ん張りだったのですが、石川選手にフォークボールを捉えられ二塁打になってしまいました。

岡林選手は猛然と一塁から本塁迄飛ばしてきました。

レフトの濱田選手は危機感があまりなく、比較的ゆっくりと拾いに行き、走っている岡林選手を見て慌てて投げたように見えました、

中継の長岡選手の送球が浮いたところはありますが、結局ホームインされ、点差が開いてしまいます。

今野投手、2アウトからの連打で簡単に追加点は頂けません。

球威が戻りつつあるだけに残念な内容と思いました。

打線。

2発だけでは勝ち目は見えてきません。

打線の組み方も失敗と言えそうです。

結果を出せたら次も使うで今季は良いのではないかと、個人的には思うのですが・・・

先制はサンタナ選手の9号ソロでした。

サンタナ先制の9号ソロ

初球のストレートが真ん中やや内角寄りに入り、センターバックスクリーン右に着弾させました。

サンタナ先制9号ソロ　出典ヤクルト公式サイト2023/07/13

この試合は7回にもショートヘの内野安打を打ち、代走が送られてお役御免となりました。

村上宗隆選手。

ホームランは感覚が戻りつつある感じの逆方向でした。

122kmのナックルカーブを完璧にとらえた球は、逆方向へぐんぐん伸びてスタンドイン。

ついに降臨したかと思ったのですが、他の打席は今だの感じで、正直調子は掴み切れません。

ただ、最悪は脱した感じではあります。

昇り調子と言うにはまだハッキリせずというところです。

上がったり下がったりで、調子上がらずでオールスター前は終わります｡

2023年村上宗隆選手全ホームラン軌跡を特集

村上宗隆選手ホームラン記録 2023　では15号（通算175号）を更新中です（こちら）

プロ野球セリーグ　試合結果　2023年7月13日

東京ヤクルトスワローズ　　　　2-4　　　中日ドラゴンズ	神宮球場
東京読売ジャイアンツ　　　 0-2　　　広島東洋カープ	東京ドーム
阪神タイガース　　　　　　 5-4　　　横浜DeNAベイスターズ	甲子園