これで10連敗。
統計上は10連敗以上で優勝したチームは無いので、統計上今季はこれで終わったと言うことになります。
交流戦前でさすがに早すぎるのですが、今の状況が短期間で解消できるとは考えられません。
考えを変えて、来季以降を見据える方針に行くべきと思います。
日本は、メジャーほど大胆に(はっきりと)チームの作り直しに行きませんが、ダラダラと現状を引っ張ることは逆に長期の低迷を生みます。
現在のリーグ状況はチームに大きな差があるわけではありませんので、逆に梃入れ次第で状況は全く変わります。
これからは期待できる若手に、より多くの機会を与えてシーズンを有効に使うべきと思います。
この試合でも最後が丸山投手でした。
今までとは立ち位置が一段上がった起用で、これに応えていました。
野球は「気持ちの要素」がやはり大きいと感じる試合でした。
5/28 広島東洋カープ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 7 | 1 |
・ヤクルト本塁打 村上宗隆 9号 ソロ(7回)
・広島本塁打 菊池涼介 3号 ソロ(1回)
負小川泰弘、星知弥、木澤尚文、丸山翔大 – 中村悠平 | |
勝アンダーソン、Hターリー、S島内颯太郎 – 坂倉将吾 |
先発小川泰弘投手。
5回3失点と数字上はまあまあですが、今のチーム状況からすると物足りない内容となりました。
初回先頭にホームランを打たれ、行き成り「追う展開」にしてしまいましたから。
只でさえ気持ち的に劣勢のところへ、大きな重石を背負わせることになりました。
5回も無警戒でエンドランを決められ、拙守もあって状況から決定的な追加点を与える内容。
褒めたものではありません。
打ちあぐむ打線と相俟って、これでゲームオーバーと誰もが感じます。
まあ実力と言ってしまえばそれまでですが、真のエースとなかなか成れないところでもあります。
この展開になると、只でさえ気持ちで押されているのがさらにとなってしまいます。
気持ち的に押されては実力は出ません。
現状打線に全く脅威を感じない訳ですから、投げる方は思いきってきます。
まあ言葉が悪いですが「舐めている心境」かと思います。
更に打てなくなりますし、好機でも焦りが出るのは打線の方です。
投げる方は極端な言い方をしますと余裕を持っています。
まあ悪循環です。
この試合唯一の得点が村上宗隆選手の9号ソロでした。
淡々とダイヤモンドを回り、
ベンチに入っても、厳しい表情でした。
危機感が出ていると思います。
8回と9回にそれぞれ得点機がありましたが、後続が倒れて攻めきれずに終わっています。
8回に関しては、3連投のターリー投手が相手でした。
3連投目でしたので、流石に球が荒れ、先頭の長岡選手が四球を選びます。
代打の川端選手がサードの悪送球によるエラーで出塁。
三ツ俣選手が送りバントを成功させ、1アウト2,3塁となりました。
ここで1点でももぎ取っていれば勝敗はわからなかったのだと思います。
しかし濱田選手が三振。
頼みのサンタナ選手はライトフライに倒れ、得点は入りませんでした。
9回は2アウトから山崎晃大朗選手が安打。
中村悠平選手も安打と畳み掛けましたが、長岡選手が倒れ試合終了です。
なんだかスッキリせず、モヤモヤで終わってしまいました。
冒頭で述べましたが、丸山翔大投手が8回に登板し、三者凡退で押さえました。
上本選手を三振。
秋山選手をセンターフライ。
マクブルーム選手をライトフライに仕留めました。
上本選手には6球中4球をストレート、最後高めの145Kmストレートでの空振り三振。
秋山選手はスライダー、カーブ、ストレートと緩急をつけたのち、低く落ちた136Kmのフォークでフライアウト。
マクブルーム選手には初球、外角低めの146Kmストレートを打たせてフライアウトでした。
上背があり、テイクバックに癖があってタイミングが取りにくいフォームです。
まだストレートでも押して行けますが、プロですからいずれ打たれます。
変化球の精度を上げ、打者との駆け引きを覚えてタイミングを外すなど、今のうちからやることは沢山ありそうです。
しかし、大量得点差での敗戦処理ではなく、僅差の8回を任されたのですから1ランクアップの一歩前進ですね。
掛かるプレッシャーも違いますし、今後失敗もあるかと思います。
経験として打たれることも必要なので、数多く起用してもらい経験を積み上げることで、良い投手に育っていくように思います。
期待しています。
さて、明日からは交流戦です。
パリーグの力勝負のピッチャー相手では更に目に見えているようにも思います。
チーム状況も解っているので、勢い込んで「3タテ狙いのお得意」さんと感じているでしょう。
頭の痛いところです。
とはいえ、環境が変わると心機一転となる場合もあり、気分転換には良いかもしれません。
スタートは北の大地のエスコンフィールドです。
新球場ですので、見る方も興味をそそられます。
昨季のような勝ち方は期待できませんが、少しでも息を吹き返して欲しいと願っています。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では9号(通算169号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年5月28日
広島東洋カープ 3-1 東京ヤクルトスワローズ | マツダスタジアム |
阪神タイガース 4-1 東京読売ジャイアンツ | 甲子園 |
中日ドラゴンズ 1-3 横浜DeNAベイスターズ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年5月27日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 46 | 31 | 14 | 1 | .689 | 0.0 | |
2 | 44 | 24 | 19 | 1 | .558 | 6.0 | |
3 | 46 | 24 | 22 | 0 | .522 | 1.5 | |
4 | 47 | 23 | 24 | 0 | .489 | 1.5 | |
5 | 47 | 17 | 28 | 2 | .378 | 5.0 | |
6 | 46 | 17 | 29 | 0 | .370 | 0.5 |
コメント