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小川7回無失点の好投も勝利ならず 6回裏得点できず盤石の継投に綻びが出て逆転を喫する

小川泰弘投手 プロ野球・試合結果
小川7回無失点の好投も勝利ならず

7月22日  対  広島東洋カープ

いろいろな歪みが出ている影響で守り切れなかった感じの負けでした。

7/22 東京ヤクルトスワローズ 対  広島東洋カープ 試合結果

R H E
広島 0 0 0 0 0 0 0 2 3 5 12 0
ヤクルト 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 9 1

バッテリー

ヤクルト 小川泰弘、梅野雄吾、マクガフ、久保拓眞 – 古賀優大、内山壮真
広島 大瀬良大地、中﨑翔太、森浦大輔、S栗林良吏 – 會澤翼
坂口タイムリー二塁打出典ヤクルト公式サイト20220722

坂口タイムリー二塁打を含むマルチ安打 出典ヤクルト公式サイト

 

大きな節目は6回裏の攻撃でした。

1アウト満塁で小川投手に代打を送らず勝負に出て、結果はそのあとの山崎選手も打てずで無得点

まあ代打で結果が出たかはわかりませんが、ここは攻めより守りを優先した形でした。

 

小川泰弘投手。

小川7回無失点出典ヤクルト公式サイト20220722

本来の出来ではないものの要所は締めて、無失点で6回を投げ切っていました。

ここまでの盤石な救援陣が綻び始めていることで、出来るだけ枚数を減らしたい。

7回は下位打線ということで、追加点の攻撃より守りを選択(2点を守り切る)した感じです。

無得点でしたが小川投手が7回を3者凡退で退けて成功した感じではありました。

 

このあと梅野投手が同点打、マクガフ投手が逆転の2ホームランと大誤算となり、鉄壁だったはずの救援陣の不出来が際立つ負けでした。

 

まあ結果次第で何とも言えるものですが、今のヤクルトの現状では攻撃に出る賭けもあった感じです。

 

これまでは僅差でも救援陣が抜群にいい出来で完全に抑えていました。

7月に入ってからはかなり綻びが目立ち、なかなか僅差を守り切れていません。

加えてコロナで攻撃力が落ちてあまり好機も作れない状態です。

競り合いや逆転への反撃力が高くありません

これまでは得点力が高く、特に相手が継投に入るとしっかりつけ込むことが出来ました。

その意味では追加点のチャンスで取りに行く選択も現状ではあったと感じます。

序盤に得点して追加点が取れなかったところでの中盤の追加点は、流れを引き寄せるものとなりますから。

 

この前のカードのジャイアンツ戦は攻撃が機能していましたが、これはジャイアンツ救援陣の出来の問題です。

カープの投手陣、救援陣は状態が違うところも考慮すれば、得点機は多く作れないことも考えるべき内容だと思います。

後半はリードを許すと逆転しにくい状況が出来てしまいますから。

 

ヤクルトの歪みの一つがコロナで古賀捕手に固定しているところです。

古賀優大

梅野、マクガフ投手ともに、先日もタイムリー、ホームランで救援に実質失敗(記録上は表面に出ていませんが)しています。

この試合のマクガフ投手のホームランは内山捕手でしたが、8回の同点2ランがその流れを作ってしまった原因の一つと思います。

リード面でストレートと変化球の活かし方が出来ていないところでの配球の拙さで失敗しているように思います。

セイバーメトリクスでの捕手防御率が主力3捕手中ではダントツで悪く成っており、中村選手より1.5以上悪いようです。

もちろん3捕手が同条件で登場しているわけではないので、あくまでも参考の数字ですが。

それにコロナ禍でしたから、古賀捕手に頼らざるを得ない台所事情だったと思います。

そういう意味では踏ん張ってくれたと感謝ですが、少なくとも古賀捕手一人で回している歪みは出てしまいました。

 

中村捕手が合流し、内山捕手もマスクをかぶり始めましたから、オールスター明けには歪みがなくなる方向と思います。

 

 

コロナで離れていたレギュラー選手たちが戻り始め、緊急招集組は生き残りをかけ最後の戦いとなりました。

この試合、2番に元山選手が先発し、爪痕を残しました。

 

元山飛優選手

チャンスメイクの元山飛優選手

1回と5回に二塁打を打ち、1回は得点に絡むチャンスメイクでした。

この試合前までは1安打(ホームラン)しかなかったので打率が1割以下でしたが、この試合で1割台に乗せました。

武岡選手が結果を出しており、対抗心や土壇場での焦りもあったと思います。

与えられたチャンスに結果を出しましたから、もう少し出してもらえるかもしれませんね。

 

この試合、3番は坂口智隆選手

タイムリーの坂口智隆選手

やりましたね。

タイムリーを含む2安打健在ぶりをアピールしました。

青木選手コロナ不在の中、内川選手がコンデション不良で登録抹消となり、唯一のベテランです。

坂口智隆選手

若い選手たちの精神的支柱になるだけではなく、3番としての役割もこなしてくれました。

 

 

次はヤクルトが原樹理投手、広島は森下暢仁投手です。

原樹理 VS 森下暢仁

苦労しそうです。

 

この試合、8回のエラーで同点打を浴びてしまった村上選手

忸怩たる思いがあると思います。

曾澤捕手の執拗なリードに、安打できないもどかしさがあったのかもしれません。

内に秘めた悔しさをバットに乗せて、今日こそ打って欲しいと願います。

 

プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年7月22日

東京ヤクルトスワローズ  8-2   広島東洋カープ 神宮球場
阪神タイガース     6-3   横浜DeNAベイスターズ 甲子園

 

プロ野球 セリーグ 順位表  2022年7月22日試合終了時点

順位 チーム 試合 勝率 ゲーム差
1 ヤクルト 89 55 33 1 .625 0.0
2 広島 93 45 45 3 .500 11.0
3 DeNA 87 42 43 2 .494 0.5
4 阪神 92 44 46 2 .489 0.5
5 巨人 96 45 50 1 .474 1.5
6 中日 89 38 50 1 .432 3.5

 

恒例、神宮の花火

この試合から例年恒例の打ち上げ花火お披露目となりました。

打ち上げ花火

300発の花火が夜空に光り、夏を感じさせてくれました。

花火拡大

 

花火を見つめるつば九郎

花火を見つめるつば九郎

 

今日(23日)の試合は、火ヤク庫を満タンにして、バットでの花火を期待!

 

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