東京オリンピック2020、侍ジャパンの初戦でした。
相手はドミニカ共和国。
復興して綺麗なグランドとなった福島県のあづま球場で、緑とセミとトンボが観客という風情を感じる試合となりました。
試合は展開的に中々上手くない内容でしたが、最後に相手のクローザーの不調もあって辛うじて土俵際逆転で勝を拾ったゲームとなりました。
初戦という事もあってか全体に堅い感じで、特に初めてのメンバーは中々本来の力が出せなかったように見えました。
9回に逆転しましたが相手クローザーの出来が出来でしたから、そのままは受け取れないところです。
9回の相手の攻撃が走塁ミスで1点で終わったことも大きなところです。
投手陣。
先発山本由伸投手と平良海馬投手は実力をそのまま発揮できていました。
特に山本投手。
立ち上がりこそ安定感にかけていましたが徐々に本来に戻り、やはり今後の先発の軸となりそうです。
平良投手も初めてでしたが、安定感がありました。
逆に初めての青柳投手。
中継ぎという異なる状況も合わせ、中々本来の力が出せませんでした。
大舞台で本来とは異なるところは難しい感じです。
左が並ぶところへに起用も疑問が?
本来中継ぎでは無いところに回らざるを得ないメンバー選定の歪が出た感じです。
山崎投手。
無失点でしたが高めに浮く内容で相手のミスショットに救われましたが、いささか不安が残ります。
栗林投手。
完全に緊張からか堅い感じで制球が悪く、本来の投球では在りませんでした。
失点後は我に返った感じで本来の内容に戻れましたので以降は引きずらないと思います。
初戦とは言え、先発のメルセデス投手に手を焼いた打線も調子が良いとは言えません。
内容も悪く得点できそうも無い状態が続きました。
実績重視のメンバー構成の問題は大きそうです。
とは言え最後には連打で初戦の負けを消したところは大変大きいです。
負けると悪いところだけが残るところでした。
さて、ヤクルト勢。
最後に良いタイムリーの村上選手と良い繋ぎの山田選手で勝利に貢献出来ました。
初参加の村上宗隆選手。
初めて日の丸を背負い、かなり緊張していたように見えました。
なんといっても周りがNPBの強者先輩ばかり。
ブルペンではいつもの笑顔がなく、ちょっと心配しました。
ただ打順が少し気軽な8番。
それがよかったように思います。
なんと2打点ですから堅さが取れる内容ではあります。
次は本来の豪快な所を期待。
山田哲人選手もやってくれました。
9回裏の絶体絶命での村上タイムリーと甲斐セーフテイスクイズで同点。
勝ちに持っていくにはヒットが必要なところをキッチリ仕事。
一塁に山田選手、三塁に村上選手と、ヤクルトではほぼ見られない景色となりました。
代打近藤選手がヒットで出塁したため、外野フライで勝利のところを坂本勇人選手が大きなヒットでサヨナラ。
土壇場でひっくり返しての勝利だったので、チームが一丸となるには格好の形となりました。
投攻、作戦に何かと問題が出た初戦。
次でチームとしての一体感・調和を見せ良い試合展開が出来るか。
次を期待!
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