今年も残り少なくなり、オフの動きも年末で一休み状態です。
それにしても今年のヤクルトには驚かされました。
名うての評論家諸氏の予想をすべて覆し、堂々のリーグ優勝。
日本シリーズでは、これも大方の予想はオリックスだったのですが、これも覆しての日本チャンピオンとなりました。
ファンにとってはここ2年がどん底だっただけに、どんなに嬉しかったことか。
例年と違い、11月下旬までもつれ込んだので、年末の今も余韻が残っていますフッフッフッ
そこで、一年を振り返り、全くの個人的見解での今季の活躍選手ランキングを考えてみました。
1位 村上宗隆選手
(ポストシーズンも含め)全試合4番で、数字的貢献度が高かった。
目標の打撃タイトルの一つ『最多ホームラン』を獲得しましたね。
打線の安定した軸となりました。
チームを鼓舞する姿勢もありましたし、また守りでも積極的に投手を励ますなど21歳とは思えぬトータルな活躍でした。
村上監督がトレンド入りしたことがありましたが、持って生まれたオーラがあるのかもしれません。
オリンピックでもチームを鼓舞し、最後はホームランで金メダルに貢献。
まあ当然のMVPでした。
ただ、村上選手本人はこの成績には満足していない様で、来季に増々期待がかかります。
2位 清水昇投手
シーズンを通じてセットアッパーと言う難しいところで投げきり、僅差での勝利に貢献してくれました。
ホールドの記録も達成して連続の最優秀中継ぎ賞を受賞。
彼なくして勝ちの方程式は作れなかったと言えます。
今季は念願の初勝利をあげました。
初勝利どころか、3勝まで伸びました。
ただ、2年続けてフルパワーで頑張ったので、疲労が心配です。
3年もこのパーフェクトな状態を続けるのはかなり難しく、来季は体と相談しながら頑張って欲しいと思います。
3位 中村悠平選手
ヤクルト最大の課題である投手陣の立て直しを下から支えてくれました。
これまでのイメージとは違い、『覚醒のリード』で投手陣を引っ張りました。
日本シリーズの高橋奎二投手へのリードでも、なかなか決まらないカーブをうまく使い続け、それが通用するまで待ち続けながら、完投完封へと導いた。
多分ですが、昨季までの中村選手ではこういう事は出来なかったと思います。
来季はいよいよ27番をつけて登場するとのこと。
誰もが納得するタイミングだと思います。
中村選手、今季は打撃も良かったですね。
ここぞのタイムリーが多く、2番や6番で良い繋ぎも見せてくれました。
犠打数2位、犠飛数7位と、記録にもそれが出ています。
来季も是非これを維持し、27番に相応しい活躍をしてくれるものと期待します。
4位 塩見泰隆選手
ついにトップに定着しました。
安定した打線を形成することが可能となり、攻撃力が増す大きな要素となりました。
初めてフルシーズンを乗り切り、安定した走攻守三拍子揃った内容でした。
得点80でリーグ5位、三塁打は7でリーグ1位、そういえばサイクル安打も出ましたね。
彼の足で得た得点は多かったと思います。
普通なら一塁に居れば三塁止まりをホームまで駆け抜けていきました。
走塁を映したビデオを見ても「あれ、もうあんなところを走ってる」と感嘆することもよくありました。
ただ足が速いだけではそうはならず、判断力や走塁技術が伴ってきたことを示していると思います。
守備に関してはトンネル事件があったものの、そのほとんどは安定していました。
範囲の広いセンターで、縦横無尽に走りファインプレーが多かったと思います。
青木・サンタナ選手は山崎・渡邉選手などの守備要員に交代することが多かったのですが、塩見選手一人は徹頭徹尾奮闘し続けました。
シーズンを乗り切ったことが自信となり、来季もフルシーズン出場を果たせるのではと期待。
来季はトリプルスリーを狙いたいとのことですが、目標を大きく持って走り続けて欲しいと思います。
5位 川端慎吾選手
代打の神様として遂に復活。
相手投手に関係なく、難しい球も抜群の打撃で求められる結果を出しました。
代打の切り札としての存在は大きく、相手に対しても強くプレッシャーを掛けられました。
自分の中での川端選手は、2015年の首位打者のイメージです。
大きな手術などのリスクを乗り越え、完全復活を遂げたと言っても良いかと思います。
願わくは来季はスタメンで。。。って言ってもどこ守る?
ショートは年齢的にも流石に無理、サードは村上選手を外せないとなれば、ファーストあたりか。
オスナ選手が不調な時はファーストに先発でどうでしょう。
活躍選手まとめ
今季は極端に言えば『全てが上手く行った』感じですから、活躍選手が多かった!
順位付けは難く、皆さんそれぞれ頑張った結果の日本一でした。
ヤクルトというチームは、「チーム力」で動くことで知られています。
ベスト5には入れませんでしたが、山田哲人選手の活躍も素晴らしいものでした。
打撃や守備はもちろん良かったのですが、キャプテンとして実によくチームをまとめたと思います。
「このチームで優勝したい」とFAを行使せず残留し、夢を果たしました。
それを青木選手が上手くバックアップしてくれました。
大活躍の塩見選手の陰には、適切なアドバイスを送り続けた嶋選手の力がありました。
中村選手は、春キャンプでの古田敦也氏のアドバイスが覚醒のきっかけとなりました。
中継ぎは清水投手だけが頑張ったのではなく、今野投手や近藤投手、大西投手、石山投手など「あの場面で踏ん張ってくれた」と思い出すことが多いです。
その投手たちが口々に「抑えて次につなげたい」、野手は「何とか塁に出て次につなげたい」と、チームプレイを重視したコメントが多く見られました。
チームは一枚岩、絶対大丈夫、絶対崩れない。。。今季のスワローズは高津監督の言葉そのものでしたね。
こんなに晴れ晴れした気持ちで正月を迎えられるとは。。。
優勝効果か、ヤクルト選手がメディアにかなり露出しています。
正月は特番を楽しみに、一杯戴きながらだらだら過ごすもアリですなぁ。
ブログご訪問の皆さまも、良いお年をお迎えくださいますよう。
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