ちょっと考えさせられる試合でした。
5回の山野投手の交代・・・割り切れない思いが残ります。
9/10 横浜DaNAベイスターズ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | 8 | 0 |
横浜 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 8 | 1 |
・ヤクルト本塁打 オスナ 20号 ソロ(1回)
・横浜本塁打 無し
負山野太一、高梨裕稔、石山泰稚 – 内山壮真 | |
勝濵口遥大、ウェンデルケン、S森原康平 – 山本祐大 |
先発山野太一投手。
3戦目で、初戦とは気持ちが大分変わってきた感じです。
初戦は失うもの無しですから思い切って攻めの内容で結果を出しました。
しかし2,3戦目は「引き続き良い結果を」が先走ったように見えました。
怖さ半分で、攻めの内容とはならずに、守りに走って制球、キレ共に今一つでした。
この試合は先制点もあって大胆に攻めきれずの、まあ実績のない投手にはよくあるパターンとなった感じです。
それでも粘りは見せて踏ん張っていましたが、5回のアクシデントで本来の投球が全くできなくなってしまい大量失点で試合を決められました。
さて問題の5回。
正直疑問の采配でした。
軸足に打球を受けた山野投手。
応急処置で続投でしたが、連続のストレートの四球です。
これで1死満塁となりました。
次打者にボール2球先行(10球連続ボール)でストライクを入れに行ってタイムリーを打たれます。
後続も同様にストライクを入れに行ってタイムリー・・・
この辺りはもう当然といえる結果です。
アクシデントの後の最初の打者に対しての内容を見れば、全て完全なボールでした。
ストライクを置きに行っても完全なボールになってしまうと素人目にも分かります。
軸足だっただけに変調は明らかでした。
まあ本人は痛くとも頑張ると言うでしょう。
気概は買いますが、ベストで無いところではチームに迷惑が掛かります。
コーチももっとしっかり確認する必要があるかと思います。
私見ですがここは代えるべきでした。
ここからさらに四球、タイムリー2本でようやく交代です。
しかもイニング途中での救援には疑問の高梨投手を・・・
先発で遣って来たので、長いイニングでも良いという気持ちは分かりますが、それ故に立ち上がりから100%のタイプではないのは明らかです。
特にイニング途中からの火消しは難しいと思います。
ここは救援専門に任せるべき状況だったのではないでしょうか。
まあ最初の四球で継投しても、あるいは高梨投手以外でも結果は同じだったかもしれません。
が、打つべき手を打っての結果でないだけに疑問の采配です。
結果的にはここの5点が効いています。
あとの展開を見れば、1点でも少なければと悔いが残ります。
試合後の指揮官へのインタビューがサンスポに掲載されていましたので、引用します。
ーー先発の山野が五回途中6失点と踏ん張れず
「難しいね。ピッチャーに打たれて、1、2番に四球を出して、ランナーをためて中軸を迎えるという。まだストライクを投げることに一生懸命で、ピッチングにはなってなかったですね」
ーー五回に5失点したが、先頭の浜口の放った打球が左すねに当たった影響もあった
「ちょっと本人じゃないので、わからないですけれども。投げられなかったら、投げていないと思うし、マウンドにもう1回上がったのでね。その回は頑張ってほしかったなと思います」
ーー山野がDeNA打線に捕まった五回の5失点がなければ
「まあ、そうですね。内野安打とフォアボールがですね。一生懸命投げているのは分かるんですけど、しっかりピッチャーをアウトとって、タイミングも(1番の)知野選手はあってなかったので、(五回は山野で)勝負しようかと思いました」
正直このところの高津監督の起用、采配、行動は今までと違って迷いだらけでブレを感じます。
まあ苦しいときですからこうなることも在りがちではありますが、逆にこういう時こそ確固たるものは必要かと思います。
山野投手にも勉強になったと思います。
プロはアマ時代と違い、気概があってもベストで無いところではチームに迷惑が掛かること。
自分の状態を把握し、悔しくてもマウンドを降りる勇気を持つ必要があること。
マウンドに残った限りはどんな言い訳も通用せず、結果を出す責任があること。
全て自分に帰する問題なのだということです。
大量点差となりましたが、8回は随分追い上げました。
先頭の赤羽選手が四球を選んで出塁。
塩見選手が空振り三振となりましたが、ワイルドピッチがあったために二塁へ進塁出来ました。
この日先制ホームランのオスナ選手。
今度はライトへの安打です。
ここでキャプテン山田哲人選手。
ここまで良いところなしでしたが、この打席は違いました。
レフトへのタイムリーを打ち、6-2とします。
村上宗隆選手。
レフトへの村上選手らしい打ち方でタイムリー二塁打。
6-3となりました。
サンタナ選手はショートゴロでしたが、その間に点が入って6-4
しかし代打青木選手が倒れてチェンジとなりました。
良い繋がりでしたが、あと一歩で追いつけませんでした。
一日置いて、広島と神宮三連戦となります。
来季に繋げるものがあるよう、頑張って欲しいと思います。
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野球 セリーグ 試合結果 2023年9月10日
横浜DaNAベイスターズ 6-4 東京ヤクルトスワローズ | 横浜スタジアム |
東京読売ジャイアンツ 2-1 中日ドラゴンズ | 東京ドーム |
阪神タイガース 5-1 広島東洋カープ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年9月10日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 125 | 77 | 44 | 4 | .636 | M5 | |
2 | 129 | 68 | 57 | 4 | .544 | 11.0 | |
3 | 126 | 64 | 59 | 3 | .520 | 3.0 | |
4 | 126 | 63 | 61 | 2 | .508 | 1.5 | |
5 | 127 | 50 | 74 | 3 | .403 | 13.0 | |
6 | 125 | 46 | 75 | 4 | .380 | 2.5 |
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