3月4日 オープン戦 対福岡ソフトバンクホークス
ヤクルトはそれなりの収穫ありの試合でした。
総じての感想としては、やはりレギュラークラスは順調ですが、若手はなかなか持続して結果・内容が出せていません。
そのため大きくブレイクの予感を示せていないと感じました。
公式戦が近づくにつれ徐々にレギュラークラスとの対戦がやってきますので、若手にとっては結果が出にくくなるところ。
と言っても乗り越えねばです。
投手陣
先発石川雅規選手。
元気なところを見せてくれました。

石川4回無失点の好投出典ヤクルト公式サイト2025/03/04
対戦が少ないパリーグとは言え、石川投手らしい内容で翻弄しました。
制球、キレ、タイミング、何れも良く自分のペースに引き込めた感じです。
この日は内山壮真捕手が受け、久々の親子バッテリーでした。
新人の頃と違い少しは成長した姿を見せたようです。
この結果は内山捕手の成長をも感じさせてもらいました。
3回までかと思いましたが4回と先発ローテを意識したようで順調です。
すぐに開幕でもの内容でした。
下川隼佑投手。
粘りを見せましたが内容的には十分とは言えない感じです。
攻めに行く気持ちで投げてはいるのでしょうが、やはり緊張か球が逃げていました。
プロの一軍での実戦経験がほとんどないですし、相手がソフトバンクですから、無理もないのですが、そうはいっても支配下にのし上がれるチャンスをもらったのですから、踏ん張りどころです。
アンダースローの特性を生かした球が少なく、まだまだ制球面を磨く必要がありそうです。
先頭を簡単に四球で出すなど修行中真っただ中といった感じです。
しかし、最後の7回に井上、正木選手を3球三振とした内容は良さが出ました。
アンダースロー独特の球を感じる良いものが出せました。
経験を積む時期ですが最後に少し期待感が持てる投球でした。
宮川哲投手。
いきなりボール先行で簡単にストライクを取りに行って一発。
以降は変化球が決まりだして難なくでしたが、やはり入りの課題は残りました。
鈴木康平投手。
先頭四球は頂けませんでしたが、内野ミスからのピンチは何とかしのぎ切れました。
結果は出せた感じです。
中継ぎはやはり先頭を抑えきらないとと思います。
特に四球は×です。
ただ何とか結果を出し続けていますのでこのまま粘ってほしいところです。
支配下が目前に迫っています。
打撃陣
何といってもやはり塩見泰隆選手。
初球甘く来たとはいえ積極的に行っての2ベースといきなり存在感。
しっかり走れていましたのでヤクルトにとっては一安心の復帰初日でした。
まだ実戦感覚は十分ではないかもしれませんが、オープン戦のこの時期に戻れたことが大きいと思います。
オープン戦で感覚を取り戻したいところです。
西川、茂木、オスナとやはりレギュラークラスは着実。
西川遥輝選手。
初回、塩見選手の二塁打の後しっかりホームに還す、ナイスタイムリー。

西川先制タイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/03/04
内角低めの146㎞ストレートをライトに打ち、自身も二塁打としました。
塩見選手が初球、西川選手は2球目でしたので、わずか3球で1点をいきなりもぎ取りました。
1,2番が理想的に機能しましたので、西川選手にとっても大きなアピールになりました。
決勝点はオスナ選手。

オスナ勝ち越し1号ソロ出典ヤクルト公式サイト2025/03/04
弾丸ライナーを左翼に運びました。
まさか入るとはの軌道で一直線に飛び、え?マジか? と半信半疑の自分がいました。
素晴らしいひと振りでした。
この試合途中出場の澤井廉選手がタイムリー二塁打で打点を挙げました。
岩田選手が叩きつけての内野安打で出塁し、ランエンドヒットのサインだったのでしょう。
澤井選手しっかり捉え、岩田選手は一塁から激走。
一気にホームを落としました。
澤井、岩田選手共に結果が出せました。
今後もコンスタントに結果・内容を出したいところです。
濱田太貴選手。
この試合は3三振。
やはり波が大きいと苦しい。
今一つ信頼が得られないところかと思います。
赤羽選手は何とか四球を取って1出塁と持ちこたえました。
やはり毎試合何らかの内容は残したいところ。
北村、橋本、伊藤選手はなかなか突破口見いだせずです。
特に北村選手は1塁守備でこの試合でも小さなミスが出ました。
セカンドへの送球時、動きが不慣れなせいもあったでしょうか。
エラーはショートの武岡選手につきましたが、送球が遅れてタイミングがずれたところもありでした。
前に守った時もやはりセカンドへの送球は遅れていました。
課題です。
まぁ、オープン戦だとしても勝ちは良いものです。
今日は侍ジャパンの試合もあり、長岡選手が出るかと思います。
どっちを見ようか・・・さて
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