私見　ヤクルト今季の通信簿　外野手編

CSファイナルは巨人が巻き返し、ついに今夜決着するとこととなりました。

横浜打線がくすぶっています。

打ち勝つ野球ができない時のもろさを露呈していると感じています。

細かく1点をもぎ取りに行く技術が今一つで、ありていに言えば１点を取るのがヘタ。

加えて守備の細かいミスが多く、短期戦では致命傷にもなります。

巨人も決して強いというイメージではありませんが、横浜がコケるので勝っているように思います。

このままでいきますと巨人に有利となり、横浜は敗退してしまいそうです。

果たして日本シリーズに行くのはどちらになるのか。

先発は巨人が戸郷投手、横浜はケイ投手と発表されています。

CSファイナル第１戦と同じ組み合わせ。

どのような結末となるのか興味深いところです。

 

私見　ヤクルト今季の通信簿　外野手編

試合のない日々を振り返りの期間と考え、「私見 ヤクルト今季の通信簿」を書いています。

これまで「海外組編」、「投手編」、「捕手編」、「内野手編」を書きましたが、最後は「外野手編」です。

これまで同様、5段階評価（A～E）にしてあり、評価は背番号順に記載しています。

 

サンタナ選手以外はレギュラー固定できずの不安定な状態で、やり繰りの一年でした。

本来は内野の宮本、赤羽、増田選手も加え競争激化です。

しかし、青木選手が引退し空きが増えましたので、逆に言えば来季はチャンスです。

 

並木秀尊選手

評価：　C

開幕早々怪我で離脱、以降もなかなか調子が上がらないシーズンとなってしまいました。

後半何とか間に合いましたが、守備固め、走塁が中心でした。

やはり魅力は足です。

盗塁失敗なしで10盗塁は見事だと思います。

ミート力を高め、シーズン通じて力を出してほしい選手です。

 

 

西川遥輝選手

評価：　B

塩見選手離脱の穴を埋めることができました｡

 

若干波が大きい感じで打席でも気持ちが左右するように見えますが、粘れるのが良いところ。

粘った結果の四球などで出塁し、盗塁や好走塁でホームを踏む場面が多くありました。

得点43で、村上、長岡、サンタナ、オスナ選手に続くチーム内5位です。

レギュラーで出ているわけではありませんので、かなり良い数字と思います。

ただ欲を言えば打撃での安定感は欲しいところです。

 

入団前は「春男」のイメージで、シーズン中盤からは打撃が落ちるとの前評判でしたが、フタを開けてみますとシーズンを通して踏ん張り、打率.260で終わりました。

セリーグの野球に慣れてきたこともあるかと思います。

レギュラーのバックアップ要員として、この先活路を見いだしたいところです。

来季の活躍も期待しています。

 

丸山和郁選手

評価：　C

一時はブレイクの兆しでした。

しかし続きませんでした。

調子を落としたところで、来た球に手を出す悪循環に嵌った感じがします。

選球眼も乱れて立て直せませんでした。

確実性がほしいところです。

 

 

塩見泰隆選手

評価：　D

出だしは好調で、「1番塩見」が躍動しました。

 

しかし5月11日の怪我で離脱。

しかも左膝前十字靭帯損傷、半月板損傷という大怪我で、今シーズンを棒に振ることになってしまいました。

 

 

やはり怪我・・・もう怪我、故障手無しで乗り切ることが課題です。

青木選手という見本があります。

頑強な体作りに力を注いでほしいと思います。

 

澤井廉選手

評価：　D

経験不足ではありますが、さすがに穴が多すぎる感じです。

まずはミート力?

「球がバットに当たらなければ飛んで行かないよ」の段階です。

12試合出場し、打率.160では代打で起用するにもためらうところです。

 

守備力を考えればかなりの打撃力、長打力が必要です。

力はあるのでしょうし、村上選手が海外へとなればチャンスはあるはずなのですが、このままでは・・・

 

 

濱田太貴選手

評価：　D

停滞しています。

今季は10試合に出場し、打率は.077です。

一時コンパクトに打てたのですが、結局持続できません。

まさに正念場に差し掛かりました。

 

岩田幸宏選手

評価：　C

今季育成から支配下に登録され、チャンスを得ました。

 

始めは心もとない打撃力で、代走が中心でした。

しかし7月後半からは、少し打ち分ける打撃ができてきました｡

 

足（走塁技術）、肩の守備力も合わせ、磨きが掛かれば、一軍定着もできそうです。

山崎選手が引退し、足の速い左打ちは西川、丸山選手のみ。

頑張り次第で道が開けます。

来季が勝負です｡

 

今季の打撃成績・外野手　一覧表

 

背番号	選手名	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁刺	犠打	犠飛	四球	故意四	死球	三振	併殺打	打率	長打率	出塁率
0	並木	33	49	43	15	10	1	0	1	14	5	10	0	5	0	1	0	0	7	4	0.233	0.326	0.25
3	西川	113	363	308	43	80	13	2	1	100	24	10	2	3	6	40	1	6	51	3	0.26	0.325	0.35
4	丸山	96	296	253	30	61	7	1	0	70	12	4	2	17	0	24	1	2	49	2	0.241	0.277	0.312
9	塩見	31	113	101	15	27	3	0	3	39	8	3	0	0	1	9	3	2	16	1	0.267	0.386	0.336
42	澤井	12	27	25	1	4	0	0	1	7	4	0	0	1	0	0	0	1	12	0	0.16	0.28	0.192
51	濱田	10	28	26	0	2	0	0	0	2	1	0	0	1	0	1	0	0	8	1	0.077	0.077	0.111
64	岩田	81	140	123	19	28	2	0	1	33	7	10	0	9	0	6	2	2	22	2	0.228	0.268	0.275

 

今季の守備成績・外野手　一覧表

選手名	試合	刺殺	捕殺	失策	併殺	捕逸	守備率
並木秀尊	27	28	2	1	0		0.968
西川遥輝	98	167	1	3	0		0.982
丸山和郁	93	144	4	3	1		0.98
塩見泰隆	28	61	1	0	0		1
澤井廉	8	10	0	0	0		1
濱田太貴	8	13	1	0	0		1
岩田幸宏	70	112	3	0	0		1
増田珠	31	40	0	0	0		1
宮本丈	34	56	2	0	1		1
内山壮真	2	1	0	0	0		1
サンタナ	116	192	2	4	0		0.98