開幕戦3戦目 対 中日ドラゴンズ
初戦はナイターで寒く、2戦目はディゲームながら5時間近い延長12回。
開幕してすぐ、試練が待ち受けていました。
まあ始まったばかりですから疲れは溜まっていないとは思いますが、故障者が多く出ています。
開幕してすぐに山田、並木選手が故障離脱と嫌な感じです。
寒さが関係していたのかもしれません。
さすがにこれ以上は勘弁といった感じです。
そんな中、ぎりぎりの状態にもかかわらず、選手や応援のファンが皆頑張りました。
チームスワローズが機能した試合で、今季最初で最後かもしれない”単独首位”です。
3/31 東京ヤクルトスワローズ 対 中日ドラゴンズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 |
ヤクルト | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 8 | 1 |
・ヤクルト本塁打 塩見泰隆 1号 ソロ(5回)
・中日本塁打 中田翔 2号 ソロ(4回)
勝ヤフーレ、H石山泰稚、H清水昇、S星知弥 – 中村悠平 | |
負メヒア、祖父江大輔、橋本侑樹、梅野雄吾 – 宇佐見真吾 |
先発ヤフーレ投手。
オープン戦では正直まだ良く分からない所が多く未知数でした。
さて本番ではどのくらい行けるかと、実力を推し量る登板でした。
想像よりも良かったと感じます。
外国人助っ人投手は、どうしてもここ2年ほどの”外れ”のトラウマがありましたので。
多彩な変化球(結構大きく、動きもあって)を武器に、上手く内外を投げ分けて打たせて取るタイプでした。
制球も悪くなくストライクをどんどん取りに行くスタイルで、球数を抑える事も出来て安定感がありました。
このタイプですと中村捕手のリードもやり易い感じがします。
6回、70球、2失点、被安打6、与四死球0、奪三振4 と上出来といえます。
初戦という事もあって6回で降りましたが、7回までは十分行ける感じでした。
今後7回まで行けるとかなり大きな力となります。
ただ、今後の懸念もあり、課題が見えました。
・ストライクどんどん取りに行くところを狙われるかも
・この試合で見せたフィールデイングの拙さ
・走力が無いのか動きが緩慢で、ベースカバーが遅れ気味
初回のダフルプレーのセカンド送球も危ないものでした。
初対戦でこの試合では突かれませんでしたが、完全に弱点を露呈してしまいましたから、以降の登板では要注意です。
正直修正には時間が掛かると思います。
この試合を糧に本人が自覚して修正に努力してくれることを願っています。
しかし、初陣。
頑張りました。
監督と嬉しそうに記念写真。
緊張しながらのヒーローインタビュー。
チームの一員になれた役割を果たした喜びが伝わってきます。
モチベーションが上がってくれたはずと安心しました。
以降は石山、清水、星投手の継投。
清水投手、珍しくフォークの制球が悪くバタつきましたが、それでもしっかり締めたところはさすがと。
石山泰稚投手が思いのほかいい出来でした。
この頃不安定さがありましたが、この試合ではストレートを中心にセカンドゴロ、センターフライ、レフトフライに打ち取り、三者凡退。
ストレートは最速150㎞まで出ていましたので、良い状態と思いました。
星知弥投手。
球威のあるストレートで押しまくった感じです。
点差もあって余裕があると思い切った投球ができたのでしょう。
僅差でもあの球威が出せ、安定感が加わると心強いのですが。
1安打は打たれたものの奪三振2の無失点で試合をクローズし、セーブが付きました。
まず、中田選手をストレートでライトフライ。
高橋選手に安打。
代打三好選手をストレートで空振り三振。
代打中島選手を8球全球ストレートで押しまくり空振り三振。
なんと全18球中ストレート15球、フォーク3球という強気の配球で、ストレートの球速が最大155㎞。
パワーピッチャーの面目躍如でした。
いきなりクローザー候補に躍り出た星投手。
今後が楽しみです。
打線。
塩見泰隆選手は好調と見え、当たりが伸びます。
良いポイントでとらえていると思います。
今季チーム一番乗りのホームランは、バックスクリーンの上まで飛びました。
西川遥輝選手、足が光っています。
3本中内野安打2本。
特に7回の内野安打での追加点は大きな追加点でした。
はじめアウト判定もリプレイ検証で覆りセーフに記録されました。
サードに長岡選手がいましたので、追加点が入り、これが大きかったと思います。
西川選手は塁上に出るとかなり投手を牽制でき、次のオスナ選手のバッテイングを助けていると感じます。
この試合、初回にドラゴンズがリクエストを使い切ってしまいました。
ヤクルト6回に2回目のリクエストに監督が行こうとしたところを、嶋コーチが制していました。
ヤフーレ投手が要求していましたが、長岡選手が×とベンチに合図を送っていたようで、覆る可能性は低いと見た好判断と思います。
結果的にはこれが7回の西川選手の内野安打リクエストで覆る結果となりました。
嶋コーチ冷静に見ています。
この試合、まずは初回の3得点が物を言いました。
振り返ってみます。
1死後西川選手が内野安打。
リプレイ検証でも判定変わらずで、西川選手が走者に出ます。
西川選手、「走るよ」の雰囲気で投手を何度も牽制。
オスナ選手は四球となり、出塁します。
村上選手、内野ゴロでも懸命に走り、内野安打をもぎ取って満塁になりました。
この段階で中日はリプレイ検証が2度失敗し、リクエストの権利を失います。
ここでサンタナ選手。
ライトへの先制タイムリー安打でまず1点。
武岡選手三振で2死満塁。
しかし中村悠平選手がレフトにタイムリー安打を打って2点を追加、計3点となりました。
得点差が3点となり、ヤフーレ投手への大きな援護となりました。
その後のヤフーレ投手の好投に影響したのではと思います。
まずは開幕カード順調に滑りだせました。
なんとこのカード負けなしです。
今季最初で最後かもしれない”単独首位”です。
髙津監督は「この3連戦通して、ピッチャーを中心に非常に守ることができたのかなと思います。少ない失点でいけたから、2つ勝てたのかなと思います」と守りを勝因に挙げたようです。
次は広島。
どんな戦いが待っているのか、楽しみです。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2024年3月31日
東京ヤクルトスワローズ 5-2 中日ドラゴンズ | 神宮球場 |
東京読売ジャイアンツ 0-5 阪神タイガース | 東京ドーム |
横浜DeNAベイスターズ 1-5 広島東洋カープ | 横浜スタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2024年3月31日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | 0.0 | |
2 | 3 | 2 | 1 | 0 | .667 | 0.5 | |
2 | 3 | 2 | 1 | 0 | .667 | 0.0 | |
4 | 3 | 1 | 2 | 0 | .333 | 1.0 | |
4 | 3 | 1 | 2 | 0 | .333 | 0.0 | |
6 | 3 | 0 | 2 | 1 | .000 | 0.5 |
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