やっと高橋奎二本来の好投を見せたが一発に泣く　打線は阪神西の前に手も足も出ずで援護できず

プロ野球・ピッチャー

高橋5回2失点の好投　出典ヤクルト公式サイト2023/09/26

2023.09.27

今季の阪神戦を象徴するような試合でした。

点差は僅差でしたが、内容は圧倒。

相手になってない感じでした。

ぶっちぎり優勝とほぼ最下位の内容とも言えます。

試合自体はあまり盛り上がらずの、消化試合のような雰囲気でしたので、残念ながらあまり見ごたえなしでした。

とはいえ、久しぶりに「高橋奎二の本来の投球」を見ましたので、そこは良かったと思います。

９/26　阪神タイガース　対　東京ヤクルトスワローズ　試合結果

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
ヤクルト	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	0
阪神	0	0	0	2	0	0	0	0	X	2	4	0

・ヤクルト本塁打　無し

・阪神本塁打　　　　大山悠輔 16号２ラン（4回）

	負高橋奎二、石山泰稚、小澤怜史、木澤尚文 – 中村悠平
	勝西勇輝、H桐敷拓馬、S岩崎優 – 長坂拳弥、坂本誠志郎

高橋5回2失点の好投　出典ヤクルト公式サイト2023/09/26

阪神先発西勇輝投手。

しっかり内外に出し入れし、緩急も入れてストレートも効果的。

好投の投手の内容そのものの感じでした。

制球を含めて投球の基本という内容でした。

とはいえ散発の3安打1四球で2塁を踏めずは、如何にも芸がなさすぎです。

向かう迫力にも欠けていました。

このあたりが消化試合の雰囲気を醸し出した感じです。

ヤクルト収穫は高橋奎二投手でしょうか。

今季では最も良かったと言えるかもしれません。

本来この程度は遣れないとですが、今季の最後で徐々に立ち直ってきた結果を出せたことは少し希望が持てた感じです｡

高橋5回2失点の好投　出典ヤクルト公式サイト2023/09/26

今季を象徴する感じもする大山選手への失投で一発で試合を決められました。

これで今季の被本塁打は18。

投球イニング(100未満)を考えればやはりかなりの数字です。

緻密な制球で勝負するタイプではなく球威で抑えるタイプですから、今季の球威の悪さを表しているとも言えます

その意味ではまだ球威の戻りは今一つかもしれません。

調子は悪くなかったのですが、5回で降りました。

石山、小澤、木澤と１イニングずつ継投。

それぞれの内容も悪くはありませんでした。

石山泰稚投手。

小野寺選手に安打を打たれたものの、森下、大山選手を三振、調子のよい中野選手をセカンドゴロに打ち取り、一番ハードな打線を無失点に抑えました。

小澤怜史投手。

この日は中継ぎでのお試しでした。

先発・継投の両刀使いなので、中々使い勝手良く、来季をどうするのかのお試しもあったように思います。

先頭の佐藤選手に初球いきなり安打されましたが、ノイジー選手を見逃し三振。

近本選手をライトフライ。

小幡選手を空振り三振に斬り、無失点の継投を見せてくれました。

8回は木澤尚文投手でした。

木澤8回を三者凡退の好投　出典ヤクルト公式サイト2023/09/26

中々の投げっぷりでした。

先頭の糸原選手には8球粘られましたが、粘り勝って内角ギリギリの151Kmシュートで見逃し三振に斬りました。

続く森下選手を空振り三振。

中野選手をセカンドフライに打ち取って、久々に良い状態の木澤投手を見ました。

打線は塩見、濱田、サンタナ選手が単発の安打だっただけで、西投手の前に手も足も出ない状況でした。

ここまで4試合マルチ安打の村上選手にも、快音は聞かれませんでした。

結局CS前の阪神に気持ちをよくさせた試合でした。

きょうは横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズと対戦です。

この試合が横浜スタジアムでの最終戦となります。

ヤクルト先発が吉村貢司郎投手、横浜は坂本裕哉投手と発表されています。

復帰後3試合目となる吉村投手。

9月13日の広島戦では6回1失点で、勝利投手となりました。

来季に繋げる意味でも踏ん張りたい試合と思います。

流石に阪神戦のような貧打では援護できません。

坂本投手はそんなに歯が立たないわけではないと思いますから、気を引き締めて打ち勝って欲しいと思います。

プロ野球セリーグ　試合結果　2023年9月26日

阪神タイガース　　　　　　　2-0　　　東京ヤクルトスワローズ	甲子園
横浜DeNAベイスターズ　　　1-0　　　東京読売ジャイアンツ	横浜スタジアム
広島東洋カープ　　　　　　　2-0　　中日ドラゴンズ	マツダスタジアム