阪神は四球や暴投で勝ちをくれる様な展開でしたが、ヤクルトは好機にあと1歩が出ず、勝ちきれませんでした。
5時間16分の死闘は、延長12回裏、クローザーの田口投手が打たれて終わりました。
まぁ、こういうこともあります。
選手も球場のファンの方も長時間お疲れ様でした。
8/12 阪神タイガース 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
阪神 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 | 9 | 0 |
・ヤクルト本塁打 無し
・広島本塁打 無し
サイスニード、大西広樹、H山本大貴、H木澤尚文、H清水昇、H阪口皓亮、H石山泰稚、負田口麗斗 – 中村悠平 | |
青柳晃洋、桐敷拓馬、H岩貞祐太、H加治屋蓮、H岩崎優、H及川雅貴、勝馬場皐輔 – 坂本誠志郎 |
阪神青柳晃洋投手。
これまでなかなか崩せない難敵でしたが、今季は調子が今一つです。
過去のイメージとは大きく異なる制球の悪さとキレの悪さでした。
サイドスローは一旦フォームのバランスが崩れると修正に時間がかかる印象です。
この試合も投手に押しだし四球、ワイルドピッチ(打者の後ろ通過の大暴投)と勝たせてくれそうな大サービスでした。
ヤクルトは5回に小技で好機、犠飛で勝ち越ましたが、初回の2点はもらった感じです。
打ち崩したとは言い難い展開でした。
先発サイスニード投手。
このところ疲れが出ている感じで球威、キレ、制球が今一つで、苦心の内容でした。
元々アバウト制球なのですが、ストライクとボールがはっきり判る荒れようです。
何とか粘りは出せて5回2失点。
前日の高橋投手同様形は作れましたが、流れを持ってくることはできませんでした。
同様に5回での降板で、ここも以降の救援を苦しくした感じです。
大西広樹投手が今一つで結局簡単に同点とされました。
スクイズ無警戒は余りに御粗末でした
青柳投手対策で塩見、山田選手を外し、ファースト川端選手と打順をいじりましたが、効果はあまりありませんでした。
いじったことで繋がりがぎこちなく成ってしまった感じです。
これまでの青柳選手では無かったので、変えて失敗したのではと思います。
変えたことで終盤は得点をとれるところが(巡りが)限られて、逆に勝ち目が見えにくい感じに映りました。
先に「もらった得点」と書きました。
まず2回。
村上宗隆選手がセンターへの安打で出塁。
続くサンタナ選手もライトへの安打で無死1,2塁。
代打の調子が今一つの川端慎吾選手が犠打。
まぁ、ミート力があるのでうまいもんです。
初めて見ましたが・・・
中村悠平選手が四球で満塁となりました。
ここで長岡選手が何かできればでしたが、浅いレフトフライでタッチアップできず。
サイスニード選手になったので、これで3アウトかと思ったのですが、ここでプレゼントがありました。
なんと青柳投手が投手相手にまさかの四球です。
まさにもらった点数でした。
その後の並木選手が何かできればでしたが、ライトフライに倒れて3アウトです。
まぁ、もらったとはいえ、村上、サンタナの連続安打に四球が絡んでの攻撃でしたから、打線のつながりはあり、青柳投手にプレッシャーをかけたというのが正解かもしれません。
「もらった得点」の2つ目は4回。
サンタナ選手の二塁打。
川端選手が進塁打で走者三塁です。
長岡選手の時に、青柳投手のワイルドピッチがありました。
足の遅いサンタナ選手でもホームを踏めるほどの暴投で、本当に「もらった得点」となりました。
5回には宮本選手の犠牲フライで勝ち越し、その後両チーム譲らずで延長戦に突入しました。
延長戦では唯一得点が期待できるところが10回でした。
1死から3番宮本丈選手が安打。
続く村上宗隆選手が四球を選んで1,2塁。
途中から5番に入った塩見泰隆選手も四球を選んで満塁のチャンスを作りました。
しかし頼みの山田哲人選手が不発でした。
山田選手、今季はお得意の得点機に結果が出ません。
得点圏打率が1割台では・・・という感じです。
最後田口麗斗投手。
制球が全くで、これでは結果は見えていました。
このところは安定でしたが、「そろそろ」が来てしまった感じです。
常時100%は人間ですからありえません。
まあある程度起こりうるところで、特に苦手な阪神戦とあっては、メンタル的にも厳しかったのかと思います。
収穫は2イニング投げた移籍の阪口皓亮投手でしょうか。
ストレート、大きなカーブ、スライダーが有効で上手く組み合わせている内容でした。
かなりテンポが早いのは好調なのかもしれません。
しばらく救援で結果を出したいところです。
今季は救援でしょうが、最後には先発の試しもあるかも・・・と思います。
また、大西投手のあと火消しで入った山本大貴投手。
6回1死1,2塁で登板し、木浪選手に2球ツーシームを投げました。
2球目をセカンドゴロに打ち取り、これが4-6-3と渡って併殺となりました。
たった2球でしっかりと役目を果たしてくれました。
次はカード最終戦。
先発はヤクルトが山野太一投手、阪神が伊藤将司投手と発表されています。
VS
山野投手、再びの快投で「力は本物」を証明したいところです。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年8月12日
阪神タイガース 4-3 東京ヤクルトスワローズ | 京セラドーム大阪 |
東京読売ジャイアンツ 5-1 横浜DeNAベイスターズ | 東京ドーム |
中日ドラゴンズ 3-2 広島東洋カープ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年8月12日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 103 | 61 | 38 | 4 | .616 | 0.0 | |
2 | 104 | 55 | 46 | 3 | .545 | 7.0 | |
3 | 102 | 51 | 48 | 3 | .515 | 3.0 | |
4 | 102 | 50 | 51 | 1 | .495 | 2.0 | |
5 | 102 | 43 | 57 | 2 | .430 | 6.5 | |
6 | 103 | 39 | 61 | 3 | .390 | 4.0 |
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