ジャイアンツ戦は結構打ち合いが多いのですが、先発が菅野投手とあってそう多くは点は取れないと思われました。
全くの驚きの序盤となりました。
序盤の6点はその後の乱打戦の幕開け。
ゴールまで、「これぞYーG戦のメった打ち試合」と言える応酬が続き、
最後若つばめ武岡選手のサヨナラで決着。
4時間19分の東京決戦を勝利しました。
7/17 東京ヤクルトスワローズ 対 東京読売ジャイアンツ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | H | E | |
巨人 | 0 | 2 | 4 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 10 | 14 | 0 |
ヤクルト | 6 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 11 | 16 | 0 |
・ヤクルト本塁打 村上宗隆 16号 3ラン(1回) 内山壮真 5号 2ラン(1回)
内山壮真 6号 満塁(4回)
・巨人本塁打 秋広優人 8号 2ラン(3回) 門脇誠 2号 ソロ(5回)
市川悠太、尾仲祐哉、今野龍太、H大西広樹、木澤尚文、H清水昇、勝田口麗斗 – 内山壮真、中村悠平 | |
菅野智之、三上朋也、バルドナード、鈴木康平、船迫大雅、高梨雄平、Hビーディ、負中川皓太 – 大城卓三 |
ジャイアンツのエース菅野智之投手。
暑さが影響か? 具合が悪いか? まさかの初回でした。
ここまでめった打ちは誰も予想できません。
(夢か?) 何か狐につままれた感じでした。
確かに甘く威力が無い内容でしたが、ヤクルト全員がしっかり捉えたところは前の試合のでつながり始めた余韻とも感じます。
まあ普通初回いきなり6点では普通は決まりですが、そこはカードが乱打戦となることの多さです。
前日のような投手戦はむしろ珍しく、猿蟹合戦のように打ち合う方が当たり前なので、安心はできません。
「ゆだんたいてきおでんたいやき」
つば九郎氏の格言は現実のものとなりました。
先発市川投手の未熟さや焦りもあって、序盤で乱打戦に突入でした。
市川悠太投手。
引っかけたり抜けたりで制球ままならず。
ストライクボールがはっきりし、しかも意図したところへなかなか行かずで、投球になりませんでした。
6点のプレゼントを生かせずでしたので、この内容では次が難しいと感じるものでした。
登板毎何かしらの成長を見せたいところですが、これが出せないとイケません。
今回は順位的に機会が与えられましたが、この先少し上を狙う展開となると次の機会は難しいかもしれません。
先発要員に新しい力が欲しいヤクルトですから、壁を乗り越えて欲しいところです。
こうなるとお互い中々抑えきることが難しくなってしまいます。
お得意の打ち合いでした。
先発が早く降板したことでお互いに早めの継投で、結果終盤回跨ぎを余儀なくされました。
ここが少し微妙で、ヤクルトに少し余裕があった感じです。
ジャイアンツはクローザーの中川投手が回跨ぎせざる負えない展開になってしまいましたから。
大きくは目立ちませんでしたが、ヤクルト終盤は中村捕手投入で、8回以降は清水、田口投手と相まって完全に抑え込んで攻撃につなげました。
清水昇投手。
8,9回を一人のランナーも出さず、圧巻の投球。
田口麗斗投手。
10回を三者凡退で締め、今季初勝利となりました。
活躍の内山選手としては、守りに関しては少し反省かと思います。
打ち込まれても投手に声掛けに行くことがあまりないことや、大きく配球を変えるなどの試行錯誤も見られず、いつも通りのやり方だったと思います。
まぁ、こんなことは滅多にないので、正直どうしたらよいのかわからなかったかもしれませんが・・・
しかし、打撃に関しては花丸◎でした。
打線は全体的に活発でしたが、内山壮真選手は特筆すべき結果を出せました。
1回、レフトに2ランの5号。
4回、サンタナ、オスナ、武岡選手を走者にしての6号グランドスラム。
7回センターに安打、9回は四球を選んで出塁と、5打数3安打4出塁の活躍でした。
出場機会に恵まれた今季、やはり数字を残したいところ。
来季の足がかりとなる数字が必要な段階にきました。
その意味では、十分足がかりとなりそうな結果を出せました。
武岡龍世選手。
ここも結果が出せました。
4回にはライト前に安打し、内山選手のグランドスラムで生還。
延長10回、2死1,3塁でレフト前に安打し、これがサヨナラとなりました。
山田選手が戻る前に、こちらも足がかりをつかまなければというところです。
チャンスですから。
そういう意味では強烈なインパクトを残しました。
中軸も打ちましたが、若手2人の結果が出せたところが大きな収穫といえます。
最後に中軸に振れますと、
サンタナ選手、1二塁打2四球でキッチリ仕事。
村上宗隆選手。
1回16号3ランを含む3安打。
村神様降臨と思ったのですが、若つばめが活躍し過ぎて霞んでしまいました。
直近5試合で4本塁打と上向きです。
オスナ選手。
2安打2四球(うち1つは故意四球)の活躍でした。
守備に関してもファインプレーが出ました。
延長10回、増田選手のセンターへの大飛球。
抜ければ足が速い増田選手ですから、致命的な結果になるところでしたが、山崎晃大朗選手がジャンピングキャッチでアウトにしました。
乱打戦の流れがヤクルトに向き、10回を三者凡退でキッチリ締めた。
これが10回の攻撃を生んだとも言えると思います。
勝負どころのオールスター明けに向けて、ようやくチームバランスが良くなってきました。
とりあえず4位まで4.5と詰めてきて、故障戦力も戻ればと、少し明るくなった感じです。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では16号(通算176号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年7月17日
東京ヤクルトスワローズ 11-10 東京読売ジャイアンツ | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 1-2 広島東洋カープ | 横浜スタジアム |
阪神タイガース 4-1 中日ドラゴンズ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年7月17日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 84 | 46 | 35 | 3 | .568 | 0.0 | |
2 | 85 | 47 | 38 | 0 | .553 | 1.0 | |
3 | 83 | 43 | 38 | 2 | .531 | 2.0 | |
4 | 83 | 40 | 42 | 1 | .488 | 3.5 | |
5 | 83 | 35 | 46 | 2 | .432 | 4.5 | |
6 | 84 | 34 | 48 | 2 | .415 | 1.5 |
コメント