練習試合二戦目はロッテ相手でしたが、やはり最も際立ったのは佐々木朗希投手。
投手が先行するこの時期とは言え、WBCにむけて調子を上げていることを見せつけた感じです。
ほぼ実戦意識で打ち取る配球で翻弄していました。
まあこの時期に160キロ出されて変化球も交えてではお手上げと思います。
侍ジャパンにとっては一安心かな。
飛ばしすぎが少し心配に・・・・ヤクルトファンの性か、調子がいいとつい心配性で、つば九郎氏の「ゆだんたいてきおでんたいやき」が頭をかすめます(笑)
投手では同じWBC組の高橋奎二投手。
2回7安打4失点で、2発食らいましたがストレートを試している感じでした。
練習がWBC用のボール中心で行っているためか、制球がしっくり来ていないところもあったように思います。
実戦用の打ち取る配球の手前ではありますが、今一つストレートに威力が出ていない感じでした。
本人も「直球に自信がなかったので、どれだけ行けるかなと思ったが、もう少しキレがあったらいい。思ったより投げられた。あともう少しという感じ。調整していきたい」と話しています。
ロッテ吉井監督は侍ジャパン投手コーチでもあるので、相手チームの投手ながら「打たれてはいたが腕はしっかり振れていたので問題ない。この時期たくさん投げるときつくなるので早く終わってと思っていた」というコメントでした。
とはいえ対戦相手を考えれば7安打は打たれすぎと思います。
手の皮脂や汗に関しては体質によって個々に出方が違い、WBCの試合球が問題ない人もいれば乾燥してかかりが悪い人もいるかと思います。
元々の体質は変えることができないため、練習でどこまでフィットさせることができるのかは短期間では難しいものがあると思います。
WBCに向けて、幾分不安が残ります。
この試合では中村悠平捕手がマスクを被り、高橋投手の球を受けました。
「NPB球と違って彼の良さである真っすぐのホップする部分が失われがち」なこと。
「今の国際球で(高橋らしい)真っすぐを投げないと。奎二もつかんでいってほしいな」とコメントしています。
高橋投手の直球の良さを知っているだけに歯がゆいのかと思いました。
ヤクルト投手陣。
小澤、木澤投手は順調な感じでしっかりとした内容を出せたと思います。
高梨投手はこの時期としては調整が遅れている感じの内容で、昨年の終盤を引きずっている感じもします。
打線。
前回の練習試合で安打が出なかった村上宗隆選手でしたが、この試合では「らしい」ライトへのタイムリーが出ました。
球足が速く野手は追いつくことができませんでした。
侍の合宿合流直前での安打で、気持ちが落ち着いたかと思います。
ヤングスワローズの内山、赤羽選手がいい感じを維持していると思いました。
やはり打球が伸びます。
開幕までにどこまで力を示せるか楽しみです。
内山選手は外野から最後は捕手と今季の使われ方を垣間見せた感じです。
ベンチとしては交代の選択がかなり広がりました。
昨年の長岡選手のブレークでかなり土俵際の元山飛優選手。
開幕までに結果を示しベンチには残りたいところ。
どこまでバッテングの安定性をアピール出来るか?
この日長打2本(うち本塁打1本)でしたが、これを続けたいところです。
今日はこれから楽天との練習試合ですが、WBC組は外れる予定と聞きますから、どのようになるのか楽しみでもあります。
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