10月25日 日本シリーズ2022 第3戦 対 オリックス・バッファローズ
終わってみれば完勝の試合となりました。
「いったい何だったんだ今までは」とオリックスも感じたであろう山田選手の一発で試合の流れを決めました。
10/25 オリックス・バファローズ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 3 | 7 | 11 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 8 | 1 |
・オリックス本塁打 無し
・ヤクルト本塁打 山田哲人 1号 3ラン(5回)
バッテリー
☆高橋奎二、石山泰稚、清水昇、久保拓眞、小澤怜史 – 中村悠平 | |
★宮城大弥、比嘉幹貴、竹安大知、近藤大亮、本田仁海 – 伏見寅威 |
山田哲人選手。
神宮では全く打てそうもなく、バットに当たりませんでした。
日本シリーズ通算打率.00
1日置いての京セラドームでのこの変わり様は、フォームからして全く別人です。
鷹は爪を隠してここぞで本領発揮かの感じです。
オリックスも少し油断したかも知れません。
やはり山田は山田だった。
過去、幾度の「不調」からいきなりトップギアにシフトチェンジしてMVPをさらったことか。
山田らしい大舞台での変貌でした。
ここへきての山田選手の一発は試合を決めるとともに、1,2戦の良い流れをさらに加速させたと感じます。
ベンチの盛り上がりようがそれを示しています。
村上選手はもう少年のように大喜びで叫び、ただの村上少年になっていたのには驚きました。
チーム全員が笑顔で待ち望んでいたことが分かります。
先発高橋奎二投手。
立ち上がりは少々不安な感じでしたが、中村捕手の好配球もあって粘りの投球でした。
絶好調ではありませんが粘れる当たりは、昨年後半あたりから大きく成長したところです。
特に先制点も致し方無しの4回。
1アウト 2,3塁のピンチを連続三振で無失点で切り抜けたメンタルの強さが、この試合を左右する大きなところとなりました。
6回を投げ切りましたので、十分な内容で試合を作れました。
この活躍があってこその5回の山田選手のホームランでした。
「打ったのはストレート。迷わずにしっかりと振りにいきました。高橋が頑張っているので先に点をとりたかったです。先制できて良かったです」と、山田選手はコメントしています。
一方の高橋投手は、「一人一人集中してしっかり投げることができました。ピンチの場面でメリハリのある投球ができたし、中村さんのリードと野手の方に助けてもらいながら、投げることができました。チームが勝てるようベンチで声を出します」とコメントし、捕手や野手に感謝しながらの投球であったと振り返っています。
7,8回と石山ー清水投手で点差もあって、落ち着いてしっかり抑えきった感じです。
最終回は点差がさらに開いたこともあって久保、小澤投手が試験登板でした。
久保拓眞投手はしっかり自分の投球で、この先ワンポイントもの内容でした。
小澤怜史投手はまだ状態が戻っていない感じでした。
制球、キレ、球威ともに今一つで、緊迫した所では難しい感じです。
1アウト後に久保投手からバトンを渡され、で3連打され1点を失いました。
それでも高津監督は変えませんでした。
高津監督にとっては、日本シリーズさえ育成の場の様です。
小澤投手の今後にとって、日本シリーズの大舞台でのピンチの経験が必ず生きると信じている様でした。
得難い経験をさせてもらっていたことに、後に気付くかと思います。
3連打の後はセンターフライとセカンドゴロで試合を締めました。
打線。
山田選手がいきなり戻ってしまいました。
いきなりトップギア状態に突入です。
恐れ入りました。
凡打もいい感じでは打っています。
村上宗隆選手。
この試合はコンパクトに打って繋がり重視の感じで2安打。
また、難しいサードゴロ(捕れなければロングヒット、捕れて投げても内野安打)を間一髪で捌きアウトにしました。
もっとも、NHK-BS1解説の宮本慎也氏は「厳しく言えばツーバウンドで投げているのでちょっと」と鬼軍曹ぶりを見せていて、つい笑ってしまいました。
いつまでたっても愛弟子なのだろうと思います。
オスナ選手はこれ以上ない絶好調です。
この試合でも2安打1四球1打点でした。
球が良く見えてる印象です。
塩見泰隆選手はこの日は3番で入り前半は三振2個といいところがありませんでした。
しかし残り2打席は、少し痛い思いはありましたが得意?の死球で上手くチャンスメイク。
それにしても今季レギュラーシーズン12個とダントツ1位の死球数です。
この試合は2個の死球で、さすがに怒りたくもなるところを冷静に1塁に進みました。
投げた投手の心境はただならなかったのだと思います。
1個目の死球の後は村上選手の貫禄に負けて四球で押し出し得点。
2個目の死球の後は村上選手が二塁打+福田選手の悪送球で一気に三塁まで行ってしまいました。
その後オスナ選手がタイムリーで更に得点しましたが、死球の後の村上・オスナでは、投手の緊張度ももマックスだったかと思います。
途中出場の丸山和郁選手がこの試合は頑張りました。
バントヒット、盗塁、ファインプレーと持ち味の足を十二分に出し、チームに貢献しました。
この調子で特長が出せれば常時一軍定着となると思います。頑張れ!!
これで少し調子を落としているのはサンタナ選手くらいですが、まあ一人くらいはいてもおかしくないのでね。
しかも1安打打ちましたから、そのうち上がるかと思います。
先発がしっかり投げ、救援が引き継ぎ、打線はホームラン+タイムリーで先制から追加ダメオシと、これ以上ない勝ちでした。
次はヤクルトが石川雅規投手、オリックスは山岡泰輔投手です。
VS
山岡投手には今季の交流戦(6月7日)に対戦しており、1点しかもぎ取ることができずに敗戦しました。
今回はリベンジしたいところです。
石川投手は自分の世界に引きずり込めるか?
昨季の日本シリーズでは1勝しているので、今季も期待です。
プロ野球 日本シリーズ 試合結果 2022年10月25日
オリックス・バファローズ 1-7 東京ヤクルトスワローズ | 京セラドーム大阪 |
日本シリーズ 2勝0敗1分け
コメント