9月24日 対 横浜DeNAベイスターズ
先発が試合を作ってくれるとヤクルトらしい攻撃を引き出し、流れを掴むことになります。
まさにその様な展開で完勝でした。
湖が出来たかと思われるくらいどっぷり水に使った神宮球場。
スタッフや球団関係者の必死のグラウンド整備が実っての、オールヤクルト一丸の勝利でした。
9/24 東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
横浜 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 0 |
ヤクルト | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | X | 8 | 15 | 0 |
・横浜本塁打 無し
・ヤクルト本塁打 オスナ 18号 ソロ(2回) 中村悠平 5号 2ラン(7回)
バッテリー
☆サイスニード、清水昇、木澤尚文 – 中村悠平 | |
★大貫晋一、ロメロ、田中健二朗、森原康平、三浦銀二 – 嶺井博希 |
先発、サイスニード投手。
雨で1時間半も開始が伸びましたし、開始後も雨の中の序盤でした。
何気に雨男のサイスニード投手ですが、むしろ本領を発揮!
調整が難しかったとは思いますが、力強いストレートを武器に徐々に調子を上げ、7回を投げ切りました。
7回まで行ってくれるとブルペンも助かります。
威力のあるストレートと緩急を上手くつけて強力ベイスターズ打線を沈黙させました。
中村捕手のリードも助けた感じです。
序盤雨の中でしたが、視界の悪い中での1回の三振併殺(盗塁死)、2回の無死2塁を粘って無失点で抑えたところがポイントでした。
1,2回で先制していましたから、先制直後に失点しますとゲームが難しくなります。
相手に流れを渡さずしっかり無得点で押さえたことが、その後に生きたと感じました。
前日の頭2人が不甲斐なかっただけに、余計に好投が光った感じです。
違いはストレートの威力と緩急の使い方で、大西・原両投手は参考にすべきと思います。
8点差で一旦は降板と思ったことと気持ちの緩みもあってか、8回は連打で降板でした。
が、ここは高津監督欲が出たかもしれませんね。
7回で降板させるのをためらってしまい、8回を投げさせたと思いますが、結局清水投手を投入しました。
勝ちパターンの清水投手を7点差で入れたわけですが、ここは高津監督がキッチリ勝ちに行ったと言えます。
前日も大量得点差でしたが、三浦監督は9回中川投手を送りました。
それまで濱口投手の投球に翻弄されていたヤクルトが息を引き返し、一挙5得点を挙げたのが記憶に新しいところです。
昨日のブログにも書きましたが、その5点が翌日の布石でした。
高津監督は大量得点にもかかわらず、清水投手を使って横浜の息の根を止めたのです。
流石と思います。
その清水昇投手。
1アウト1,3塁、代打オースティンというハードな場面でしたが、さすがにピンチも落ち着いて(まあ点差もあって)無失点で抑えきりました。
強打者オースティン選手を三振と、好打者佐野選手を併殺で打ち取り、要した球数は11球。
絶好調ではありませんが頼りになります。
最後は木澤尚文投手がしっかり締めました。
宮崎選手に安打されたものの楠本選手を併殺し、隙を与えませんでした。
次の試合に良いムードを維持して、23時直前に試合終了です。
攻撃陣、オスナ選手がしっかり序盤の得点機で結果を出しました。
2回、前日からの2打席連続となる18号で加点。
その他犠牲フライや内野安打などで3打点をあげました。
ここが強いとやはり得点力は上がります。
ともに4安打の山崎、宮本選手。
起用にしっかり応えた感じで、このような粘れるバッターが繋ぐと打線が機能します。
2名とも個人的に好みのタイプなので、活躍が嬉しく思います。
山崎晃大朗選手。
初回先頭塩見選手がセンターへいきなり二塁打を打った後、すかさず安打で先制。
その後も何だかんだの安打を量産し、良い働きをしました。
5打席合計で28球と粘り良い球を待って打ったという、今季の山崎選手らしい打席でした。
宮本丈選手。
全4打席を安打しました。
ショート、ライト、センターと巧みなバットコントロールで打ち分け貢献。
左投げの田中投手からも安打していますので、右投手ではなくとも十分活躍できると思います。
この2選手は、アクシデントで交代の塩見選手の代役丸山選手とは経験もありますがやはり数段上の感じです。
丸山選手の目指す道はこのあたりにありと思いますので、いい勉強材料かと思います。
丸山選手はまだカットでファールで逃げられませんので、相手投手には打ち取りやすいタイプ。
長距離砲も無いので 、まずは確実に塁に出ることを学んでほしいところ。
出さえすれば走れますから、おのずと光が当たるはずです。
この日のトドメは中村悠平選手の7回の5号2ランホームランでした。
中村選手は捕手としても盗塁を阻止して投手を助けましたが、リードも冴えていましたので、影の功労者です。
フォームを崩している村上選手。
なかなかホームランは難しい状態です。
それよりさらには山田選手。
どうも調子が上がりきりません。
試合ごとの状態が不安定でヤクルト最大の問題と感じます。
ただ、この試合の山田選手の守備は圧巻でした。
2度の併殺で流れを渡さず、試合を締めてくれました。
今年のGG賞を取らないかなぁ。
吉川、菊池選手との成績と比較しても、決して悪くはないと思うのですが。。。
さて、いよいよ、いよいよです。
マジック2となり、しかも直接対決。
優勝に王手をかけました。
ヤクルト先発はエース小川泰弘投手、横浜はエース今永昇太投手と発表されました。
VS
小川投手はこの頃状態が良くなっています。
高津監督を本拠地で胴上げできるよう、投打とも気を抜かずチーム一丸で頑張って欲しいと思います。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年9月24日
東京ヤクルトスワローズ 8-1 横浜DeNAベイスターズ | 神宮球場 |
中日ドラゴンズ 2-1 東京読売ジャイアンツ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2022年9月24日試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 136 | 76 | 57 | 3 | .571 | M2 | |
2 | 135 | 70 | 63 | 2 | .526 | 6.0 | |
3 | 140 | 67 | 70 | 3 | .489 | 5.0 | |
4 | 140 | 66 | 71 | 3 | .482 | 1.0 | |
4 | 140 | 66 | 71 | 3 | .482 | 0.0 | |
6 | 137 | 62 | 73 | 2 | .459 | 3.0 |
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