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ついに55号、村上が世界の王に並び歴史を変える。。しかも進行形

村上55号 プロ野球・記録

9月13日   対  東京読売ジャイアンツ

試合はジャイアンツが勝ちましたが、最後は球場全体が村上選手の55号一色の感じでした。

ホームランの代名詞の王さんに並んだわけですから当たり前かもしれません。

 

村上選手以外の6本が完全に霞むことになりましたが、「世界の王」に並んだわけですから致し方がないと思います。

 

まだ22才、この先は何が待っているかもう予想できないです。

 

9/13 東京ヤクルトスワローズ 対  東京読売ジャイアンツ 試合結果

R H E
巨人 0 1 0 2 4 0 0 1 1 9 8 2
ヤクルト 1 0 0 1 0 1 1 0 3 7 9 1

・広島本塁打    岡本和真 26号 ソロ(2回 )岡本和真 27号 ソロ(4回 )ウォーカー 23号 ソロ(4回) 中田翔 21号 3ラン(5回)

・ヤクルト本塁打  塩見泰隆 15号 ソロ(1回) 村上宗隆 54号 ソロ(4回) 塩見泰隆 16号 ソロ(7回) 村上宗隆 55号 3ラン(9回)

バッテリー

ヤクルト 石川雅規、大西広樹、田口麗斗、石山泰稚、久保拓眞、木澤尚文、今野龍太 – 中村悠平
巨人 菅野智之、鍵谷陽平、高梨雄平、大勢 – 大城卓三、小林誠司
村上54,55号出典ヤクルト公式サイト20220913

村上54,55号 出典ヤクルト公式サイト

 

 

先発石川雅規投手

先発石川

制球が甘く要所で浮くところをしっかり撃たれました。

球威が球威ですから浮けば簡単に放り込まれます。

コロナで体調を崩してからなかなか本調子には戻らない感じです。

 

2番手は大西広樹投手でしたが、あの場面ではいささか荷が重い感じでした。

ピンチには強くありませんのであの場面他の投手の選択もあったかもと思います。

なかなかワンステップ上がれないところ、やはりウイニングショットが欲しいところです。

 

 

久保拓眞投手

久保拓眞投手

8回に登板し、思わぬ盗塁2つで失点しました。

2盗のみならず、3盗まで簡単に決められてしまいましたが、少し警戒不足だったかも知れません。

中田選手になったところで木澤尚文投手に代わりスイープしてくれましたが、なぜ盗塁を簡単に許したのかに関してはしっかり復習して今後に備えて欲しいと思います。

 

最終回の今野龍太投手

9回今野龍太投手

なかなか調子が戻らないところでミスでピンチとなり失点。

最後はこの2点が効いたわけですが、防ぎようのある所でもありました。

またまたコロナで離脱者が出ているところで、今野投手の今の調子はこの先に不安を残します。

 

この試合はホームラン合戦でした。

どうもジャイアンツとは打ち合う傾向が強く、得点の取り合いになってしまいます。

塩見泰隆選手が15号、16号とほぼ完全復活で牽引しました。

塩見2本のホームラン出典ヤクルト公式サイト20220913

15号は初打席の初球でした。

菅野投手の146Kmストレートをレフトスタンドに叩き込みました。

塩見14号

 

16号は7回、またまた菅野投手の7球目143Kmカットボールを打ち、今度は右翼スタンドに着弾です。

塩見16号

塩見選手も広角に打てますから、今後も楽しみです。

 

ジャイアンツの岡本和真選手が2回、4回に26号、27号と村上選手の前で打ち、復活の狼煙を揚げたのですが、それすらも霞むほどのインパクトがその後起こりました。

 

まずは4回裏、54号を菅野投手から打ち、右翼席上段に運びます。

村上54号でバースさんに並ぶ

菅野投手は苦手としており、これまで通算41打席の対決で、37打数8安打、打率・216で、今季は試合前までで9打数1安打2四球2三振です。

本塁打は1本も打っていませんでした。

特に前日エスコバー投手から右太ももに155Kmの死球を受けており、出場できるのか心配をしているレベルの状態。

大きなアザになっていたそうですが、無事試合に出たどころか早速54号まで打ってしまい、強靭な身体に驚くばかりです。

 

記念すべき55号は9回裏守護神大勢投手からもぎ取りました。

村上55号

よくも村上選手まで回したものです。

9番から始まったので、打順は絶望的かと思っていました。

 

まずは代打の宮本丈選手がセンター前に安打。

宮本安打

 

1番塩見選手が倒れ、山崎晃大朗選手

初球を打ち、ショートへの内野ゴロでアウトかと思いきや、湯浅選手が後逸して1,2塁となりました。

3番の山田選手はかなり気合が入っていましたが三振

三振で困った場面かと言うとそうでもありません。

仮に安打で2塁まで進むことでもあれば村上選手は敬遠されていたと思いますし、ゲッツーなら試合終了でしたから。

 

兎にも角にも村上選手まで打順が回り、負け試合だろうと思っているはずの観客は帰ろうともせずに見守りました。

 

千両役者登場。

村神様本日2回目の降臨です。

かたずをのんで見守る中、2球目を捉えた打球は大きく大きく弧を描き、左翼席上段に着弾。

村上55号

 

打球の着弾をじっと見つめ、入ったのを確認してからバットを投げ、1回パンと手を叩いてから走り出しました。

歴史的な瞬間でした。

着弾後走り出す村上選手

 

早速バックスクリーンに祝福メッセージが表示されました。

 

メモリアルアーチメッセージのバックスクリーン

 

帰塁後、つば九郎からボードを渡され挨拶。

村上55号で日本人本塁打記録に並ぶ出典ヤクルト公式サイト20220913

 

「並べたということは本当にすごく光栄。本当に嬉しいことなので、こうしてタイ記録ですけど、一人の力では達成できない。生んでくれた両親に感謝して、支えてくれる周りの方に感謝したい」とコメント。

 

前の横浜戦では徹底したうまい攻めでホームランが出ませんでしたが、ジャイアンツは従来通りの攻めでホームラン2本。

王さんの記録に並ばれることを出身チームとして全く意識していない感じは不思議です。

1戦だけでしたので、記録が生まれることは嫌って真っ向勝負は避けるかと思ってましたが。。。

原監督、なかなかの度量か

9回裏で5点差でしたし、ホームランを打たれたからと言ってもまだ2点差

2アウトでしたから勝ちは見えていたところでの判断でした。

 

思えば昔、バースさんを始めとして外国人選手に対しては55号以上を打たせない工夫をしてきたという記憶があります。

王貞治さんの55号は聖域であり、バレンティンさんの60号が出るまでは誰も超えられない数字でした。

昔とでは事情が違い、まずは村上選手が日本人であること。

まだ若く、これからも記録を伸ばせそうな逸材であること。

野球人気が低迷する中、球場に行って生の村神様を観たいと思うファンが現れる絶好のチャンスであり、「野球は面白い」と思ってもらえたらと、大局的な立場もあるのかもしれません。

 

完璧な2本でしたが、試合に勝てなかっただけに村上選手としては喜び半分な感じでした。

ジャイアンツ戦で王さんに並んだと考えれば、勝てばもっと歓びがでたのでしょうが・・・

55号記念パネルをつば九郎から貰って挨拶の村上宗隆選手

 

 

さて、高橋投手のコロナで不安が大きくなった先発陣。

立て直しや如何にが今後の見どころでしょうか。

横浜が勝ったのでマジックは変わらず11です。

2日間の休みの後は10連戦。

まずは今季中々勝てない中日2連戦です。

 

少なくとも1勝1敗で乗り切りたいところです。

 

2022年村上選手 全ホームラン軌跡を特集

村上宗隆選手 ホームラン記録 2022 54号、55(通算158、159号)を更新中です(こちら

確信歩きで打球を確認する村上選手

55号の着弾を観客と共に見届ける村上宗隆選手

 

プロ野球 セリーグ 試合結果 2022年9月13日

東京ヤクルトスワローズ    7-9  東京読売ジャイアンツ 神宮球場
中日ドラゴンズ        0-1   横浜DeNAベイスターズ バンテリンドーム
阪神タイガース        3-6  広島東洋カープ 甲子園

 

プロ野球 セリーグ 順位表  2022年9月13日試合終了時点

順位 チーム 試合 勝率 ゲーム差
1 ヤクルト 128 73 53 2 .579 M11
2 DeNA 125 66 57 2 .537 5.5
3 阪神 134 64 67 3 .489 6.0
4 広島 134 63 68 3 .481 1.0
5 巨人 132 62 67 3 .481 0.0
6 中日 129 57 71 1 .445 4.5

 

 村上選手の怒涛の記録更新

54、55号を打ったことで、記録が一気に更新されました。

日本人シーズン最多本塁打記録

ついに王貞治さんを抜いて日本人で1位、全体で2位になりました。

しかも王さんの23歳を抜いて22歳での偉業となったため、最年少でのシーズン55本安打達成記録となりました。

 

シーズン打点記録

球団のシーズン打点記録はバレンティンさんの131ですが、それを上回りました。

また、日本人左打者としては、川上哲治さんが1949年に記録した129打点を抜き、歴代1位となりました。

 

マルチ本塁打のシーズン新記録

今季は過去に2本以上を打った試合が11あり、これがNPBのタイ記録でした。

今回の連続本塁打で以下に変わりました。

1 村上(ヤクルト)    2022年12回
2 バース(阪神)     1985年11回
2 落合(ロッテ)     1985年11回
2 バレンティン(ヤクルト)2013年11回

 

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