11月24日 日本シリーズ2021 第四戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
ヤクルト | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 2 | 6 | 1 |
山﨑颯一郎、★増井浩俊、比嘉幹貴、富山凌雅、ヒギンス – 若月健矢、伏見寅威 | |
☆石川雅規、H石山泰稚、H清水昇、Sマクガフ – 中村悠平 |
普段対戦がない事も少し作用している感じもありますが、両軍の投手が良いのでどの試合も常に緊迫感がある接戦続き。
この試合もその流れそのままでした。
オリックスの山﨑颯一郎投手。
適当に荒れる制球が、返って的を絞りにくくしていると思いました。
しかしながら、制球出来たボールは威力もあって中々捉えきれないと感じました。
まだ23歳ながら、身長190cmから投げ下ろしてくる球。
サンタナ選手にはストレートが甘く高めに行った所を捉えられましたが、全体的には十分な内容でした。
ヤクルト石川雅規投手。
正しく石川投手の持ち味満開の内容で、今年の良い内容そのままでした。
やはりこのタイプの投手はパリーグには見当たりませんので、初めてでは戸惑うところが多い感じでした。
中村捕手(シリーズも好リードが光ります)とのコンビもよく、殆ど的が絞れない配球で正に手玉に取った感じです。
ファンとしては痛快!
とは言えやはりシリーズですから、見た目とは裏腹にかなり飛ばした影響があったのかもしれません。
6回2球で二死を取ったところでボール先行と、石川らしく無い制球からエラーもあって思わぬ失点で同点とされてしまいました。
後続はしっかり抑えて逆転にはされませんでした。
ミスから先行を許さない事は重要で、流れを渡さなかったのは流石です。
近年は中々ツキがありませんでしたが、すぐに取り返して日本シリーズでの初勝利を手にできたことはツキが戻ったように思いました。
まあそこまでの好投の成果ですから当然なのですが、好投して勝利投手の権利を持っていても勝利できない試合が多すぎて。。。石川好きとしては、臍(ほぞ)を噛む思いのシーズンでしたから。
41歳10ヶ月の日本シリーズ勝利はなんと1950年の若林投手(毎日オリオンズ=現ロッテ 42歳8ヶ月)に次ぐ2番目・・・70年前です。
セリーグとしては最年長になりました。
来年も日本シリーズに出て勝利したら、球界の最年長勝利投手になりますね。
目指して欲しい!
6回の決勝点、オリックスとしてはシリーズ好調で切り札の比嘉投手がタイムリーを喫し大きな痛手となりました。
次の試合からの救援体制にも影響が出そうな感じです。
先制ホームランのサンタナ選手。
2安打が全てホームラン。
短期戦ではホームランの影響は大きいので、この一発は効きます。
安打は少なくともホームラン警戒から四球はそこそこ取っていますから、5番としては十分な働きです。
バッターボックスでの独特のフォームと立ち位置は、ストライクが取りづらい様にも思います。
上位で得点できなくとも5番以下でしっかり得点できる強みがあるところは、少しオリックスより優位となってます。
また、当たりが中々出ないオスナ選手もこの試合は頑張っています。
「サンタナ選手のエラーがらみで失った1点を取り戻してやりたい」という気持ちの表れの決勝タイムリーでした。
「打ったのはスライダー。追い込まれて大振りせず、コンパクトに長打よりもヒット狙いを意識して打つことができました。サンタナが良く走ってくれた」とコメントしています。
この試合石川投手の好投同様に光ったのは前日に続き石山泰稚投手。
再びリードした7回をきっちり締めて、試合での流れを確実にしました。
この流れが以降の清水ーマクガフ投手の内容を引き出したと思います。
完全にシリーズのキー、切り札=ジョーカーとなっています。
要所で投入できる経験豊かな石山投手の好調は大きな武器です。
日本シリーズに間に合って良かった。。。ホッ
清水昇投手は初めての日本シリーズですが、3戦、4戦と気合で打者を封じているように感じました。
緊張もあってか、球が走っていないようにも見えましたが、踏んばりました。
良い経験になっていると思います。
追い込まれたオリックス。
思い切って次は山本投手が来るか?
ヤクルト ここは怪我の影響がなさそうな原投手ではと思うのですが、高梨投手と予想している方が多いようです。
正直 一気に決めたいところ。
何とか1点でも得点をして、全投手を使っても守り抜き、日本一になって欲しいです。
祈願 第5戦勝利で日本シリーズ優勝!
コメント