11月14日が、プロ野球のレギュラーシーズン最終戦で、いよいよポストシーズンが始まります。
今シーズンの記録で目を引いた「OPS」を拾ってみます。
OPSとは
攻撃力として重要な塁に出ること、得点に絡みやすい長打があることの指標です。
出塁率+長打率で算出されます。
要素としてはホームランバッターで、打率とともに四球も重要になってきます。
長打力が無いと中々1は超えません。
チームをけん引する大打者の指標となります。
2020年セリーグのOPS
今シーズンセリーグのトップは村上宗隆選手の 1.012でした。
実質2年目に1を超えました。
まあ昨シーズンも 0・814でしたから悪くはなかったのですが。
2位は青木宣親選手の 0.981です。
30代後半の数字としてはこれも凄い!
長打率
|
|||
1 | 村上 宗隆 | (ヤ) | .585 |
2 | 大山 悠輔 | (神) | .560 |
3 | 青木 宣親 | (ヤ) | .557 |
出塁率
|
|||
1 | 村上 宗隆 | (ヤ) | .427 |
2 | 青木 宣親 | (ヤ) | .424 |
3 | 鈴木 誠也 | (広) | .409 |
まだ最終試合が残っていますから、確かな数字ではありませんが、現時点での打率10傑のOPSを見てみます。
|
25本以上ホームランを打った長打者では、
本塁打 | OPS | |||
1 | 岡本 和真 | (巨) | 31 | .091 |
2 | 村上 宗隆 | (ヤ) | 28 | 1.012 |
2 | 大山 悠輔 | (神) | 28 | .917 |
4 | 丸 佳浩 | (巨) | 27 | .926 |
5 | 鈴木 誠也 | (広) | 25 | .953 |
5 | ソト | (デ) | 25 | .898 |
先ほども言いましたが、要素としてはホームランバッターで、打率とともに四球も重要になってきます。
長打力が無いと中々1は超えません。
かと言って、ホームランばかりが多くても、四球を選んで出塁が多くなければ1を超えるのは難しい。
村上選手の今年は打率が3割を超え、しっかり選球が出来て結果四球も増えました。
四球は断トツ一位です。
これで出塁率も 0.427でトップとなり、もともとの長打力とで 1を超えました。
パリーグでは 柳田選手が 1.071でこれも超えています。
打撃3部門に全て顔を出してますからこれも当然かもしれません。
ちなみに、1超えは2人だけです。
歴代のOPS最高者 王貞治
振り返れば、歴代のシーズンの最高は、王貞治選手の 1.294 (1974年)
出塁率 0.534 、長打率 0.761ですから 凄い数字です。
1973年も 1.258 (歴代2位) 。。。今更凄さを感じます。
150近い四球、50本近いホームランで当然の数字。
王選手の凄いところは 1.2を6シーズン超えていて(3シーズンもほぼ1.2弱) 生涯でも 1.08 で唯一の1超え。
やはり球史に残る大打者です。
村上選手の今後に期待
村上選手。
目指すところは王選手。
ちなみに1.012は歴代100位も入りません。
来シーズンはもっと数字を伸ばして欲しいし、出来ると思います。
期待しかありません!
コメント