キャンプも後半、オープン戦が始まりいよいよシーズン到来の感です。
今年は、海外から結構まあまあバリバリの選手が来日で、関心が集まっています。
これほどレギュラークラス(準ですが)が、移籍してきたことは、今まで無かったかも知れません。
これまでは、いささか峠を過ぎた選手や、余り実績の無いマイナークラスで弾き出された選手などが多かったように思います。
将来のレギュラー候補は当然出しませんし、まして現役レギュラーは対象にさえなりません。
他球団の海外組をセリーグ中心で考えますと、今年の注目は、やはりオースティン(DeNA)、ボーア(タイガース)、パーラ(ジャイアンツ)当たりでしょうか・・・
オースティンは、ヤンキース時代一塁のレギュラーを取るかと期待された選手です。
パワーは飛び抜けて、バレルが高いので注目されていたのですが、変化球への対応が悪い、ボールコンタクトが悪いと評価され、結局昨年は3球団を渡り歩く事になりました。
バレルというのは、ザックリ言いますと「打った時の角度と打球速度から計算される指数」で、これが高いと遠くまで飛ぶ。
打った瞬間ホームランとわかる村上宗隆選手のような感じです。
彼こそ大成してほしいです。
オースティンは、変化球のコントロールが優れた日本の投手に何処まで対応できるか見どころです。
ただパワーは抜群ですから日本の狭い球場では当たり損ないでもホームランになるでしょうし、それにまだ若い(28歳)ですから、一番の注目かもしれません。
ボーアは、昨年エンジェルスに在籍したので、結構大谷選手絡みで見る機会も多かったのですが、完全なパワーヒッター、ホームランバッターです。
2割5分程度なので打率は高くないのですが、選球眼は良いので出塁率は結構高いです。
見る限りここもやはり変化球対応がポイントか・・・ただオースティンよりは選球眼が良いところが決め手かも。
パーラは、3人の中では最も実績があり数字も残してはいます。
2人とは違いミートが上手いヒットメーカーです。
ただ完全にピークは過ぎている感じではあり、去年ワールドチャンピオンのナショナルズでは準レギュラーで代打要員的な扱いでした。
ただムードメーカー的な貢献の方が高かったかも、パワーピッチャーが少ない日本に向いているとも思えますが、衰えとムラッ気が気になるところ。
トレードマークの登場曲「ベビーシャーク」が人気で、日本に本家が来たという感じですね。
ナショナルズナインは安打を祝福する際、単打は「ベビー・シャーク」、二塁打は「マミー・シャーク」、三塁打は「ダディー・シャーク」と、ジェスチャーの大きさも変化させていました。サメの着ぐるみや帽子姿で観戦するファンも多いそうなので、日本ではどうするのかちょっと楽しみです。
昨年の8月から、西武ライオンズの森友哉選手もこの曲を登場曲にしていますから、交流戦でベビーシャーク合戦が行われるかもですね。
オープン戦でどの程度やれるか・・・本番とは全てが同じではありませんが、対応は参考になります。
いよいよ春です。
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