日本シリーズ、メジャーワールドシリーズも終わり、来年に向けた秋季キャンプ・ストーブリーグの時期になりました。
スワローズ、このところ良い補強が出来ているとは言えません。
戦力整備は、第1にドラフトで将来性のある新人を獲得することだと思います。
もちろん、トレード・FAで国内での補強、海外選手の獲得などいろいろですが、やはりチーム作りの基本は「有望新人の獲得と育成」で自前での戦力強化です。
トレード・FA、海外選手の獲得は大きなリスク(成功確率は低い)を伴います。
たとえ成功でも短期的なものとなることが多く、此れを中心に置くことは出来ません。
今までを振り返っても、好成績でも短期で移籍となることが多く、2011年から9年以上もヤクルトに在籍したバレンティンなどは例外といえるでしょう。
ヤクルトは、一時期「ヤクルト再生工場」などと言われ移籍選手を上手く使って来た時期がありました。
ですが、真に強いチームは、やはり「自前での育てた選手が核」となって、補助的な役割を移籍で補うチーム作りです。
ここ数年、選考の問題+育成の問題があり、獲得戦力が伸び悩んでいます。
ただ、2019年は村上宗隆選手が大きな戦力になり、明るい兆しが見えました。
今年のドラフトでは、星稜高校の奥川恭伸(おくがわ やすのぶ)選手を引当ました。
■身長183㎝、右投げ、右打ち。
■高校時代の地方大会や全国大会での通算成績
通算イニング 129.2回
奪三振 180 与四球 9 自責点 9 防御率 0.62 奪三振率 12.53 |
球速早く、直球・変化球のいずれもの制球力に優れ、三振もとれる逸材で、見た目かなりタフという印象を受けます。
ローテ入りにはタフさも大事です。すぐに肩を壊してしまっては元も子もなくなるわけですから。
そういう観点から見ると、ある意味、大船渡高校の佐々木投手よりも有望ではないかと思ったりします。
彼も、間違いなく逸材ですが、タフさがどうなのか。。。余計なお世話といわれそうですが(笑)
とにかく、奥川投手の素材は十分なので、「高卒ドラフト一位投手の育成が下手」の汚名挽回をして大投手に仕上げてほしい!
巷では即戦力などといわれているようですが、焦らず、じっくり育成して欲しいものです。
陰ながら見守りたいと思います。
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