NPBタイトル表彰のメインイベントでMVPと新人王が発表されました。
セリーグ新人王は候補が多く結構拮抗していましたが、それ以外は大方の見るところではかなりはっきりしていた感じです。
パリーグは、オリックス山本投手(MVP)、宮城投手(新人王)と、ここは当然とも言えるところ。
数字的にも競争相手がない感じでした。
セリーグMVPは、我がヤクルトスワローズの4番、村上宗隆選手。
これも大方の予想するところでしたが、優勝の原動力は当然様々にあります。
山田、中村、清水選手それぞれ良い働きで、大きな貢献ではありましたが。。。
村上選手は、なんといっても全試合4番でシーズンを引っ張った貢献度が大きく評価されたと思います。
貢献度の指数WARも昨年より落ちたとは言ってもチーム内ではトップでしたから、この評価は妥当なところと思います。
先頭に立ってチームを引っ張ている印象は強いですから。
打率、ホームランなどの数字では広島の鈴木選手がバランスよく凄い。
WAR セリーグトップは鈴木選手でしたから。
しかし年間を通し安定した力を発揮したことや、何より優勝効果は大きかった感じです。
村上選手MVP受賞は、当然妥当かと思います。
獲得票数は下記表のようになっており、村上選手がダントツの1位でした。
セントラル・リーグ MVP得票
選手名 | 球団 | 1位 | 2位 | 3位 | 点数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
◎ | 村上 宗隆 | (ヤ) | 287 | 10 | 7 | 1472 |
山田 哲人 | (ヤ) | 1 | 98 | 49 | 348 | |
清水 昇 | (ヤ) | 7 | 57 | 49 | 255 | |
岡本 和真 | (巨) | 1 | 34 | 28 | 135 | |
鈴木 誠也 | (広) | 5 | 21 | 32 | 120 | |
R.スアレス | (神) | 0 | 26 | 27 | 105 | |
中村 悠平 | (ヤ) | 1 | 16 | 24 | 77 | |
青木 宣親 | (ヤ) | 2 | 8 | 6 | 40 | |
塩見 泰隆 | (ヤ) | 1 | 3 | 7 | 21 | |
栗林 良吏 | (広) | 1 | 2 | 8 | 19 | |
S.マクガフ | (ヤ) | 0 | 4 | 6 | 18 | |
近本 光司 | (神) | 0 | 2 | 9 | 15 | |
青柳 晃洋 | (神) | 0 | 1 | 11 | 14 | |
奥川 恭伸 | (ヤ) | 0 | 3 | 3 | 12 | |
柳 裕也 | (中) | 0 | 2 | 5 | 11 | |
今野 龍太 | (ヤ) | 0 | 0 | 2 | 2 | |
該当者なし | 0 | 19 | 33 | 90 |
新人王は広島栗林投手。
ここは牧選手との争いで数字的には両者拮抗かと思いました。
評価が分かれるところでしたが、蓋を開けてみると栗林投手の圧勝でした。
シーズンに関係ないとはいえ、オリンピックのクローザーが効いた感じです。
なにせ目立ちましたから。
抜群の安定度と年間を通しての活躍が評価されたとも思います。
個人的には栗林投手と思っていましたのでここも妥当と思います。
セントラル・リーグ 最優秀新人得票
選手名 | 球団 | 得票数 | |
---|---|---|---|
◎ | 栗林 良吏 | (広) | 201 |
牧 秀悟 | (ディ) | 76 | |
奥川 恭伸 | (ヤ) | 12 | |
佐藤 輝明 | (神) | 8 | |
中野 拓夢 | (神) | 5 | |
伊藤 将司 | (神) | 4 |
奥川恭伸投手はかなり評価されて特別賞を受賞しました。
佐藤・中野・伊藤投手を抑えて3位です。
後半の活躍だけならば新人王でしたが、年間となると厳しかったと思います。
しかし、他の新人王候補が全て即戦力重視の大学卒や社会人にあって、高卒ながら奮闘した実績は素晴らしいと思います。
準新人王と考え来期の活躍を期待します。
最優秀中継ぎ投手賞を受賞した清水昇投手。
リーグ特別賞も授与し、表彰されました。
清水選手の気迫と踏ん張りは、ヤクルトの「縁の下の力持ち」として、大きな貢献でしたから、嬉しく思います。
授賞式を見て感じたのは、皆が異口同音に「来年も」という思いを語っていたことでした。
浮かれていそうなものですが、しっかり前を向いていましたので、頼もしいというか、来季への希望も膨らむというものです。
さて、契約更改も順調に進められています。
契約更改情報 12月15日分
公式サイトに契約のコメントが寄せられていました。
尚、推定年俸はこちらで入れた数字なので、公式サイトには掲載されていません。
12月15日に契約更改に臨んだ選手のコメントです。
原樹理投手
推定年俸 現状維持の2,600万円で更改
「ここ数年、コンディションが悪い部分があったのですが、体の状態は良くなりました。ただ、チームの優勝に貢献できた感じはしないので、まだまだ努力しないといけないと思っています。(来年に向けて)1年間、チームの戦力になるように頑張るだけです。とにかく、目の前の一つの試合に集中してやっていきたいです」
古賀優大選手
推定年俸 昨年700万。600万増しの1,300万円で更改
「開幕戦でバントを失敗して、その1週間後にパスボールをして、どうなるかという感じでしたが、我慢して使っていただいて、自分的にも成長できた1年だったと思います。(来年に向けて)自分と見つめあって、土台作りから頑張っていきたいです。そして、今年以上にスタメンマスクを増やしていきたいと思います」
元山飛優選手
推定年俸 昨年750万。750万増しの1,500万円で更改
「大学生の時にやっていた野球と(プロ野球は)違うスポーツのように感じました。後半戦は頭の整理ができて、すっきりとした状態でプレーできたので、オフシーズンに整理して、来年は飛躍の年にできるようにします。(来年に向けて)全ての試合に出られるような成績を残したいです」
今野龍太投手
推定年俸 昨年800万円。2,400万増しの3,200万で更改
「ビハインドゲームで投げる事が多かったですけど、シーズン途中から勝っているゲームでも投げさせてもらって、日本シリーズでも投げられたので、1年通して充実したシーズンだったと思います。(来年に向けて)防御率だったり、ホールドだったり、最低でも今年の成績は超えたいと思います」
梅野雄吾選手
推定年俸 昨年2,900万から300万円ダウンの年俸2,600万円で更改。
「1軍でフルシーズン、戦えなかったのが悔しかったです。(来年に向けて)一番は1年間、1軍でリリーフとしてチームのために投げていくことが目標です。来年は高津監督の期待に応えられるように50試合、60試合投げたいです」
渡邉大樹選手
推定年俸
昨年750万円。450万増しの1,200万で更改
「1軍にずっといるのは今年が初めてだったので、自分に与えられた役割をこなすので、精一杯なところもありました。来年は打撃も頑張ろうと思います。(来年に向けて)今年の経験を来年にも活かして、1軍にいるだけで終わらないようにするのが目標です」
それにしても、受賞した選手たちの更改が気になります。
村上・奥川・清水選手、ベスト9の中村選手・塩見選手。。。増えるんだろうなァ
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