プロ野球界はオフシーズンも佳境となる時期ですが、今季は少し様変わりです。
メジャーはロックアウトで動きが全くとなっています。
細かい影響はわかりませんが、メジャーを目指す鈴木選手にとっては、正直余り良いとは言えないと思います。
遅れることはプラスには働かないのではないでしょうか。
ずるずると行ってストともなれば、たとえ決まっても調整など難しいかと思います。
何しろ予定が立て難いですから。
簡単に決着が付きそうも無いのでさてどうなりますか?
日本にも珍現象が起きています。
昨今の不確定で先が読みにくい状況からか、FA移籍が殆ど行われない状況です。
近年移籍選手が中々思った働きが出来ていない事や、一般と同じように安定を求める傾向が出ているのかも知れません。
日本は余り移籍を良しとしない文化が根底にあるように思います。
ここにきてFAを取得しても行使せずや、残留が多くなってきました。
こうなりますと、FA制度事態がどうなるかとも思えます。
NPBの公式サイトで11月14日に公示された今年度のセリーグの資格保有者は以下の通りです。
この中でFA宣言をしたのは、中日の又吉選手1名のみ。
球団 | 国内FA権保有選手(40名) | 海外FA権保有選手(57名) | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
今季取得者(23名) | 今季取得者(11名) | |||||||||||||||
読売 |
|
|
|
|
||||||||||||
東京ヤクルト |
|
|
|
|||||||||||||
横浜DeNA |
|
|
||||||||||||||
中日 |
|
|
|
|||||||||||||
阪神 |
|
|
|
|||||||||||||
広島東洋 |
|
|
|
|
いかに宣言行使が少ないのか歴然です。
当然チームに対しての愛着や、先々を考えて個人が判断する訳です。
残ること自体問題は無いわけで、一定期間後に考える権利を付与する事は重要です。
ただこのような状態では、制度内容の精査は必要かもしれません。
FA宣言をした選手への交渉は、今日9日から解禁されます。
又吉選手にはソフトバンク他のチームが食指を伸ばしています。
どうなることやらですが。。。
ヤクルトでは今年中村悠平選手が海外FAの権利を得ましたが、3年契約で残留を決めてくれました。
これでしばらくは取得できませんから、生涯ヤクルトの気持ちなのかなと思います。
今年は自らが現場の司令塔となり、要としてチームを動かす醍醐味を体験したように思います。
アグレッシブに前向きな気持ちでの残留で、来年以降も期待大ですね。
ヤクルトは契約更改が進んでいます。
契約更改情報 12月8日分
12月8日に契約更改に臨んだ選手のコメントです。
山崎選手はアップで更改しましたが、青木選手を脅かすところまではまだ程遠い感じです。
昨年あたりは打撃が少し良くなった感じでしたが、今季は今一つ粘りを見せることが出来ませんでした。
師匠は沢山いますから来期は打撃開眼を・・・昨年までのライバル塩見選手がブレイクして水を大きく開けられましたが来期は何としても・・・勝負の年です。
期待しています。
山田哲人選手
推定年俸 現状維持。5億円で更改
「正直期待されている数字ではないと思いますけど、それでも、チームは優勝できましたし、日本一にもなれましたし、オリンピックでも金メダルを取れました。一年間で世界一、日本一を経験できて、本当に嬉しく思います。(キャプテンとして)周りを見れたというか、いろいろ考えながら野球ができたのかなと思います。プレッシャーはすごくありました。「これが何年続くか?」と考えてしまうこともあったんですけど、それを力に変えられたというか、いろいろな人に支えられて、頑張ってこられた一年でした。(来シーズンに向けて)続けることの難しさというのを経験していますし、何とか来年も優勝して、また日本一になれたらと思います」
山崎晃大朗選手
推定年俸 昨年2,500万。500万増しの2,700万円で更改
「春先はコロナで離脱者が出る中で、納得のいく仕事が出来たんですけど、主力選手が帰ってきたと同時に自分の成績も悪くなってしまった。最終的には、守備固め、代走という仕事が増えてしまった。日本一になったのは嬉しいのですが、一つ目の感情としては、悔しい思いが出てきました。春先にあれだけの成績を残せるということは、シーズン通しても成績を残せる可能性があると思っています。安定した成績を残すことが一番なので、そのために何をしないといけないか。一年間戦える技術、体力をしっかりと身につけて、(ポジション争いに)割って入りたいと思います」
宮本丈選手
推定年俸 昨年1,300万。400万増しの1,700万円で更改
「最初はケガからスタートしたのですが、終わってみれば濃い一年だったと思います。前半戦はチームに貢献できなかったので、そこは心残りですが、日本シリーズにスタメンで2試合出させてもらって、日本一に少し貢献できたと思うので、それは自信になりました。今シーズンはサブで試合に出ることが多かったんですけど、緊迫した場面でのバントだったり、代打で出たり、チームプレーはできたと思うので、その精度をもっと上げて、来年はもっとアピールしていきたいです。日本シリーズとかクライマックスのメンバーに入れなかった後輩とかが、その悔しさを持って練習しているので、それ以上に自分も頑張らなければいけないと思っています」
荒木貴裕選手
推定年俸 昨年2,500万円。100万増しの2,600万で更改
「良かったのは、日本一になったことだけですね。試合に出ても、やっぱり、打たないと駄目だなと思いました。日本一になる経験はなかなかないですし、グラウンドに立てたのは、嬉しかったです。周りに泣いている選手がたくさんいたので、それを見て、自分もウルっときました。代走とか守備固めが今年は多かったんですけど、勝っているときとか、僅差で出ることが多くて、ひとつのプレーが勝敗に左右してしまうところなので、短い時間ではありましたけど、大切にプレーはできたと思います。代打が多い年があれば、守備が多い年もあったり、役割が変わってくるんですけど、なかなかそういう経験をしている選手も少ないと思うので、後輩に伝えていくことも、これからヤクルトが強いチームであるために必要だと思っています。自分から言うのは得意じゃないんですが、聞かれれば答えたいとは思っています」
西浦直亨選手選手
推定年俸 昨年3,600万から300万円ダウンの年俸3,300万円で更改。
「個人的には成績も良くなかったですし、反省するところが一杯あったなと思います。チームとしては日本一になれたので、今まで経験できなかったこともあって、良い一年だったなと思います。まずは一年間戦い抜くフィジカル面を強化すること、あとは技術練習をしっかりやっていきたいと思います。来年もしっかりチームの勝利に貢献できるように、良い準備をして、また優勝できるように頑張りたいと思います」
太田賢吾投手
推定年俸 昨年1,250万円。50万増しの1,300万で更改
「今シーズンはチームの調子が良かったですが、その中に自分がいれなかったので、悔しい気持ちが強いです。来年、チームとしては日本一、個人としては一年間一軍で戦い続けることが目標です。(今後に向けて)まずは体をしっかり作ること。そこが一番大事だと思います。もう少し体重を増やして、自分の思い通りに動かせるようにしたいと考えています。全て足りないんですけど、もっと守備がうまくなりたいですね。守備もバッティングも、めっちゃ練習します」
コメント