この試合も予想とは違う展開になりました。
カードが始まるところでは、大方は広島有利と予想されました。
しかし広島は思わぬ投手陣の不調。
前回のマツダスタジアムでの3タテの借りを返す結果となりました。
ヤクルトらしい「繋ぎ打線」が復活し、村上選手が「村上選手らしい働き」をして、明るい兆しとなりました。
8/10 東京ヤクルトスワローズ 対 広島東洋カープ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 10 | 1 |
ヤクルト | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | X | 13 | 18 | 0 |
・ヤクルト本塁打 サンタナ 11号 3ラン(1回) 村上宗隆 22号 3ラン(7回)
・広島本塁打 大盛穂 1号 2ラン(9回)
勝ピーターズ、阪口皓亮、今野龍太 – 中村悠平、古賀優大 | |
負床田寛樹、益田武尚、中﨑翔太、戸根千明、大道温貴 – 會澤翼、磯村嘉孝 |
先発ピーターズ投手。
本人も言っていましたが、調子自体はあまり良くない感じでした。
制球が今一つ、キレも今一つでしたが、粘った内容でした。
初回に思わぬ大量点の援護が有効に働いたと感じました。
ピーターズ投手は打たせて取るタイプです。
大量差で相手は打ってきますから、ある意味打ち取りやすくなるところで、ストライク先行で攻めました。
まあ中村捕手もこの辺りは心得ての配球もあった感じです。
山の6回1失点の後、1死2,3塁のピンチを凌ぎ切ったのが大きなポイントでした。
これまではここで粘り切れないことが多く、なかなか7回まで行けない関門でした。
点差もありはしましたが、7回まで投げ切れたことは以降の救援陣の負担も減らせました。
総じて安定感のある内容でした。
私見ですが、投球後フォームが崩れないのでしっかり守備体制がとれ、守備が安定しています。
外国人投手としては珍しいかもしれません。
移籍後初登板の阪口皓亮投手。
力で押す内容でまずまずの結果を出せました。
制球力次第のところはありますが、環境が変わって良い方向が見いだせればと思います。
まずは当面は救援で経験でしょうか。
この日も心配なのは今野龍太投手。
前日に続いてでしたが今一つピリッとしません。
制球、球威がなかなか戻らず難しいところを行ったり来たりの感じです。
打線。
ここへきてようやくまとまりが出て好調になってきました。
役者が揃って全体のつながりも出てきました。
塩見選手がよく引っ張っている感じです。
1回、まずは塩見泰隆選手がレフトへの安打で出塁します。
やはり1番が出塁しますと、何かが起こりそうでワクワクします。
2番の内山壮真選手がセーフテイバントを決めるという快挙。
そうなりますと広島にも緊張が走るのでしょうか。
山田選手のショートゴロを、名手の菊池選手が捕球ミスエラーで、ノーアウト満塁。
4番の村上宗隆選手。
ノーアウトですから、ホームランよりも繋ぐ意識での打席でした。
キッチリライトへの二塁打を打ち、2打点を挙げ、なお無死2,3塁。
サンタナ選手。
前日の試合では猛打賞と勢いに乗っていますが、その勢いのままなんと11号3ランが出ました。
この段階で6点が入ったのですが、これで終わりませんでした。
中村悠平選手が安打。
前日のラッキーボーイ北村恵吾選手がまたまた安打。
長岡、ピーターズ選手が倒れたものの、打者一巡で塩見泰隆選手が再登場です。
まさかまたですか?の安打がタイムリーとなり、6-0となりました。
流石に初回の6点は効きます。
ピーターズ投手は思い切って投球できますし、床田投手にとっては針の筵だったと思います。
3回は北村選手が安打(よく打つな~)
塩見選手も安打(よく打つな~)
内山選手がセンターへタイムリー(やるもんだね~)で1点を加点しました。
6回は2死から山田哲人選手が安打。
村上選手も安打。
サンタナ選手死球で2死満塁となりました。
中村選手、センターへタイムリーで2点を加え、9-1です。
そして7回。
長岡、濱田選手が連続四球で無死1,2塁となり、塩見選手にチャンスが回ってきました。
それにしても、良く打ちます。
またしてもタイムリー安打で10-1。
なお走者1,2塁で村上選手。
当てただけと思われる打球はぐんぐん伸びて、なんとレフトスタンドギリギリに入ってしまいました。
村上選手らしい逆方向の22号ホームランは3ラン。
「村神様が戻ってきた」と言うに十分のパワーを見せつけてくれました。
7回終了時点で13-1となり、戦局が見えました。
この試合を振り返りますと、若手も勢いに乗ったのが朗報です。
前日に続いて結果を出した北村選手や内山選手がいい感じです。
さて2位広島に意地悪しましたから、次の1位阪神にも負けられません。
今日の先発はヤクルトが高橋奎二投手、阪神が村上頌樹投手と発表されています。
VS
さて問題の高橋投手。
「投げてみないと分からない」が続いていますが、小澤、石川、ロドリゲス、ピーターズ投手と先発陣が頑張っています。
そろそろ実力を見せないと・・・
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では22号(通算182号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年8月10日
東京ヤクルトスワローズ 13-3 広島東洋カープ | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 5-1 中日ドラゴンズ | 横浜スタジアム |
東京読売ジャイアンツ 2-5 阪神タイガース | 東京ドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年8月10日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 101 | 59 | 38 | 4 | .608 | 0.0 | |
2 | 102 | 55 | 45 | 2 | .550 | 5.5 | |
3 | 100 | 50 | 47 | 3 | .515 | 3.5 | |
4 | 100 | 49 | 50 | 1 | .495 | 2.0 | |
5 | 100 | 43 | 55 | 2 | .439 | 5.5 | |
6 | 101 | 38 | 61 | 2 | .384 | 5.5 |
コメント