長い試合となりました。
負けませんが勝てません。
全員で頑張り、負けはしませんでしたが、引き分けで良しと言う訳にもいかないところです。
それでも「この試合は負けるわけにはいかない」という気迫がありました。
先発小川投手の力投、猛打賞と決死のヘッスラの山田選手、4番の仕事をした村上選手。
髙津監督の田口、大西投手の延長戦回跨ぎもその表れで、全員で頑張った引き分けでした。
5/21 横浜DeNAベイスターズ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 12 | 0 |
横浜 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 11 | 0 |
・ヤクルト本塁打 山田哲人 5号 ソロ(4回) 村上宗隆 7号 2ラン(4回)
・横浜本塁打 無し
小川泰弘、木澤尚文、H星知弥、H清水昇、H田口麗斗、大西広樹 – 中村悠平 | |
今永昇太、H伊勢大夢、H山﨑康晃、H三嶋一輝、H入江大生、上茶谷大河 – 戸柱恭孝、伊藤光 |
先発小川泰弘投手。
6回2失点とQSでした。
好守や相手ミスにも助けられましたが、丁寧に投げた感じです。
このところ追いかける展開ばかりでしたから、この辺りを十分意識しての投球でした。
球数の割には6回で降りましたが、相当神経を使って球数以上に疲れたかもしれません。
理想とは行きませんでしたが試合の流れは作ってくれました。
今永投手相手としては、うまく投げたといえます。
木澤尚文投手。
思った以上に制球が上手くいかなかった感じで、甘く入り修正できませんでした。
まあこんなこともあると思います。
同点とされてなおピンチで引き継いだ星知弥投手。
相手のサインミスか?まずさもありましたが、しっかり抑えきりました。
逆転もありでしたので、ここを抑えたところは試合の大きなポイントでした。
恐怖の4割打者、宮崎選手でしたから、抑えた意味はなおさら大きいと思います。
立派な火消しでした。
相変わらず安定感の清水昇投手で試合を落ち着けたので、8回からの3イニング連続満塁であと一本が悔やまれるところです。
展開的にはあと一本出ていれば、田口投手の回跨ぎが生きたのですが・・・
延長を、田口、大西投手がともに回を跨いで踏ん張りました。
高津監督は余り無理させることを良しとしない采配をする方ですが、この試合は違いました。
このダブル回跨ぎは、さすがに「負けられない」の意思表示と感じます。
これに応えた田口、大西投手も上出来と言えます。
9,10回の田口麗斗投手。
打者7人、29球、被安打1、奪三振3、無失点と、さすがの投球でした。
この日絶好調の桑原選手を外野フライに打ち取り、仕事をさせませんでした。
11,12回の大西広樹投手。
打者6人、29球、被安打0、与四球1、奪三振2、無失点と、これまたさすがの投球でした。
この日のキーマンの桑原選手をサードライナーでダブルプレーに打ち取ったのは大きかったと思います。
この試合は投手陣が全員で踏ん張り、引き分けに持っていったとも言えます。
4割打者の宮崎選手にも、初回の二塁打だけで、あと残り4打席を凡退に打ち取り、仕事をさせませんでした。
打線。
久しぶりに上位打線が頑張りました。
2番先発の山田哲人選手。
何と5号を含む猛打賞と頑張りました。
5号に関しては、「バッティングカウントだったので早いボールに振り負けないように強いスイングを心掛けました。ホームランになってよかったです」と答えています。
今永投手の148Km直球を捉えて、レフトスタンドに着弾させました。
この日の活躍は、キャプテンとしての責任感だと感じました。
何しろ、「このままずるずる行くようだったら全体ミーティングをしようと青木(宣親)さんと話し合っている段階」と試合前にコメントしていました。
スイッチが入ったのだと思います。
延長10回では「ワンチャンスを狙った」と言っているように、浅いレフトフライでの本塁タッチアップを試みました。
1死満塁で内山壮真捕手(20)が左翼方向へ浅い飛球を打ち上げた。ファウルゾーンに向かっていた飛球が風でフェアゾーンに戻ってくる、捕球も難しい打球。三塁走者の山田はその過程も「見えてました」と振り返る。
「浅かったですけど(守備側の)体勢も悪いかなと思いましたし、ちょっとでも送球のボールがそれたらセーフになると思ったので」と三塁コーチからのサインではなく、自身の判断だったことを明かした。
「暴走なのかちょっとそこは何も分からない状況ですけど、行って良かったと思っています。ワンチャンスを狙って行きました」。
引用日刊スポーツ
決死のヘッスラでしたが、あいにく好返球で思い通りにはいきませんでした。
あのタイミングでもあわやセーフかのスライディング技術と闘志に目を見張りました。
4回、山田選手のホームランで同点とし、サンタナ選手が打席に入ります。
ライト前に安打を打ち、走者となりました。
前日3三振で打率.200となっていた村上宗隆選手。
フルカウントからセンターへの7号2ランホームランを打ち、逆転に成功しました。
初回にもセンターに安打を打っています。
上向いたかと思いがちですが、以降の右投手にはまたまた苦戦と後一山が越えられません。
右の内角球をライトスタンドへ運べれば山を超えられるのですが。
まだ暫くはかかりそうです。
5番に入った内山壮真選手。
好調とは言え、まだ5番は重すぎた感じです。
6,7番で今少し修業がいいと思います。
守備ではファインプレーがいくつも出ました。
中村選手が捕手だったので、この日はスタートからレフトでした。
やはり肩がいい!!
2回、2アウト1,2塁で佐野選手がレフト前に安打を打ちました。
本塁に突っ込んだ京田選手がセーフとなり、一旦は得点が入りました。
髙津監督の申し出でリプレイ検証が行われ、なんとアウトに覆りました。
得点を防ぐ大きな守備でした。
また、3回裏には牧選手のフェンスギリギリの大飛球を見事キャッチ。
好返球し、ランナーの関根選手が戻れずダブルプレーとなりました。
チームを救いました。
勝てませんでしたが、「最近としてはよく頑張りました」というところです。
キャプテン山田選手の責任感がチームを鼓舞したと感じます。
勝ちたいという気持ちがチーム全体に見られ、今後に期待できると希望が持てました。
この月はコロナ離脱者が多数出るという非常事態に見舞われ、監督始めチーム全体が苦しかったのではと思います。
ピンチの後にはチャンスあり。
ピンチをチャンスに変える力を信じたいと思います。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では7号(通算167号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年5月21日
横浜DeNAベイスターズ 3-3 東京ヤクルトスワローズ | 横浜スタジアム |
東京読売ジャイアンツ 5-2 中日ドラゴンズ | 東京ドーム |
阪神タイガース 4-1 広島東洋カープ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年5月21日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 40 | 25 | 14 | 1 | .641 | 0.0 | |
2 | 38 | 22 | 15 | 1 | .595 | 2.0 | |
3 | 41 | 21 | 20 | 0 | .512 | 3.0 | |
4 | 40 | 20 | 20 | 0 | .500 | 0.5 | |
5 | 41 | 17 | 22 | 2 | .436 | 2.5 | |
6 | 40 | 13 | 27 | 0 | .325 | 4.5 |
コメント