8/31 ヤクルト 対 広島東洋カープ カード最終戦
なかなかスリリングな試合でした。
13安打と16安打。
お互い打ち合いましたが1点ずつだった広島に対し、好機に集中打を集めたヤクルトが効果的でした。
下川投手、毎回の綱渡りでしたが結局何とか落ちずに済ませました。
長岡・北村恵が猛打賞、岩田・村上タイムリーと火ヤク庫を爆発させてのチーム一丸の援護で勝利できました。
4番の3振り(12,13,14号)で決めた前回とは違い、チームがそれぞれ役割を持って動きましたので、今後には良い勝ち方と思います。
広島からすれば前半のたびたびの好機であと一本出ていれば、勝ちが見えたところです。
ヤクルトからすれば、まあ粘り勝ちと言うことになります。
広島からすれば、DeNAを早く捕まえたいところです。
次節は横浜との直接対決ですが、勝って勢いを付けたいところで痛い敗戦となってしまいました。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
8/31 ヤクルト 対 広島 スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
広島 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 13 | 0 |
ヤクルト | 0 | 3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 7 | 16 | 0 |
・ヤクルト本塁打 北村恵吾 4号 ソロ(5回)
・広島本塁打 坂倉将吾 5号 ソロ(8回)
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勝下川隼佑、H矢崎拓也、H荘司宏太、木澤尚文、H大西広樹、S星知弥 – 古賀優大 |
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負常廣羽也斗、中﨑翔太、ハーン、岡本駿、辻大雅 – 坂倉将吾 |

下川プロ初勝利出典ヤクルト公式サイト2025/08/31
投手陣
先発下川隼佑投手。
毎回よく打たれました。
しかし1点ずつの失点で抑えた? 粘れたことで勝ちが見えました。

下川プロ初勝利出典ヤクルト公式サイト2025/08/31
良い球もあるのですが如何せん制球が不安定。
力勝負ではないアンダースロー投手、やはり生命線は制球と思います。
高低を上手く使えないとなかなか安定しません。
荒れて打ち難いもアリですが、やはり制球力を格段に上げないと、今後そう簡単に行かない感じです。
3回、坂倉、菊池選手に続けて四球を出してしまいました。
菊池選手への四球で押し出しの1点が入りましたので、ここぞの制球力が明暗を分けるかと思います。
ただ、これだけ荒れていましたが、四球はこの2選手への2個。
数字上はノーコンとは言えないかと思います。
高低、緩急やることは多いですが、まずは初勝利。

下川初勝利で髙津監督と出典スポニチ撮影尾崎有希2025/08/31
髙津監督は、
「ピシャリとはいかなかったけど、打線に感謝でしょうね。でもあそこまで3失点で行ったので、それなりにゲームを作ることはできたのかなと」「5回を投げて3イニングで1点ずつ取られて、0点で抑えたのは2回しかない。それでも勝てる何かを持っているのかもしれないし、次は味方がなかなか打てないときに勝てるピッチングを」とコメントしています。
この試合では犠打成功、二塁打も打ち、プロ初安打となりました。
独立リーグ、育成入団を経て支配下登録のルーキーが第1歩を踏み出しました。
石ころなのかダイヤの原石なのか、ここを出発点に磨きをかけたいところです。
以降矢崎拓也ー荘司宏太ー木澤尚文ー大西広樹ー星知弥投手の継投。
木澤投手以外は順調な感じでしっかり投げきれました。
星投手が少し疲れが出ている感じでしたが、踏ん張りどころでしょうか。
木澤投手が全くでした。
球が浮き気味で威力がありませんでした。
何より気迫と言うか持ち味の向かう姿勢が全く見えず、何か自信ない感じで覇気がありません。
半分は気持ちで抑えてきたところで、今の気の抜けた感じはかなり心配されます。
登板しているので故障とかでは無いはずですが、何が有るのか???
3年連続で55試合以上を投げていますので、勤続疲労が起こり始めているのかもしれません。
打線
よく打ちました。
長岡秀樹選手。

長岡5打数3安打3打点の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/08/31
徐々にらしさが出てきた内容で3安打3打点。
守備でもファインプレーがあり、攻守で伊藤選手と違いを見せつけました。
伊藤選手も良いのですが、ショートは入り込むのが難しそうです。
来季はセカンドを狙って実績を積んで欲しいと思います。
良くなってきたのが、北村(恵)、濱田選手です。
北村恵吾選手。

北村恵4号ソロ含む猛打賞の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/08/31
コンパクトに打てて長打3本の猛打賞。
結構飛びます。
セカンド守備は少し心もとない感じですから、来季は空くサードで打撃を生かすのも手かも?
今の状態を維持してシーズンを乗り切れるか??
濱田太貴選手。
コンパクトに打ててます。
何でも大振で打ちに行く悪癖から脱しコンパクトに打てれば長打力も有るので、数年前のいい時に戻れる感じがします。
ただし最終打席は大振りが・・・堪えどころです。
北村恵・濱田と長打が期待できる人材登場で終盤の見どころができた感じです。
前日3ホームランの村上宗隆選手。
流石にこの試合ではホームランはありませんでしたが、5打数2安打1打点とし、打率を.291にしました。
8月23日以来のスタメン岩田幸宏選手。
2回、1死1,3塁で同点となるタイムリーを打ちました。

岩田同点タイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/08/31
続く下川選手が犠打を決め、濱田選手死球で満塁。
長岡選手が逆転タイムリーで勝ち越し、主導権を握る足掛かりを作りました。
その後も打線が踏ん張り、最後まで優位のまま主導権を渡しませんでした。
さて、外野ですが、内山、濱田、太田、岩田、丸山、赤羽、増田、これに西川選手が加わり、激戦区になりました。
西川遥輝選手。
一軍昇格後安打が出ず、もう駄目なのかもと思いましたが、この試合で三塁打を打ち、足も健在を証明しました。
二軍では並木秀尊選手が試合に出続け、31日の試合でも打っています。
昇格は時間の問題。
となればだれを外す????
さて1日置いて明日はジャイアンツとの3連戦です。
苦手としていますが、異常に暑いこの頃、ドームでやれるのは助かるところかも・・・
ただ東京ドームではなく、京セラドーム大阪ということで、互いに不慣れかと思います。
村上ー岡本対決も楽しみではあります。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年8月31日
東京ヤクルトスワローズ 7-4 広島東洋カープ | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 2-0 中日ドラゴンズ | 横浜スタジアム |
阪神タイガース 5-4 東京読売ジャイアンツ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年8月31日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
120 | 73 | 44 | 3 | .624 | M7 |
2 | ![]() |
120 | 57 | 60 | 3 | .487 | 16.0 |
3 | ![]() |
119 | 54 | 60 | 5 | .474 | 1.5 |
4 | ![]() |
119 | 53 | 61 | 5 | .465 | 1.0 |
5 | ![]() |
119 | 54 | 63 | 2 | .462 | 0.5 |
6 | ![]() |
115 | 43 | 66 | 6 | .394 | 7.0 |
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