4月8日 対 阪神タイガース
甲子園開幕戦で、阪神のレジェンドがグラウンドに立つなど、世代を知る者にとっては懐かしいセレモニーが行われました。
ジャイアンツ3タテで勢い付いたタイガースとしては、さらに弾みを付けたいところでした。
才木投手を立て、甲子園開幕を勝で飾ると、だれもが思っていたかと思います。
しかも相手は昨季5位のヤクルト、主砲と切り込み隊長を故障で欠いて、アップアップですから。
思わぬ伏兵にやられてしまった感じではないでしょうか。
ヤクルトとしては、先発高橋投手に尽きる試合でした。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
4/8 阪神タイガース 対 東京ヤクルトスワローズ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
・ヤクルト本塁打 なし
・阪神本塁打 なし
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勝高橋奎二、S石山泰稚 – 中村悠平 |
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負才木浩人、漆原大晟 – 梅野隆太郎、坂本誠志郎 |

高橋8回被安打3奪三振9無失点の快投出典ヤクルト公式サイト2025/04/08
先発高橋奎二投手。
好不調の振れ幅が大きい高橋投手です。
前回は開幕3戦目の巨人戦を4回で降板。
降板まで94球を要し4奪三振、被安打4、与四球3、暴投1、失点2。
期待していただけにしっかり裏切られ、今年も???と思いました。
しかし、この試合は思いっきり好調に振れて、シーズンで何度もは無いような出来でした。
この試合の出来を見るとつくづくやれば出来る投手と感じてしまいます。
期待できる反動で、不出来のときは見ている方のイライラも大きくなってしまいますが・・・。
内容的には、ストレートに威力があって変化球もキレ、全体に制球も確りしていました。
こうなりますと結果が付いてきます。
我武者羅に投げて抑えたというより、それぞれの球を上手く使った内容でした。
いわゆる大人の投球ができた感じです。
実はこれが今までなかなか出来ず、我武者羅に行って成功、失敗を繰り返してきました。
ストレートと変化球を上手く切り替えて、チェンジアップを多投せず有効に使い、カットボール、スライダーでカウントを整えるうまい配球でした。
この辺りは的を絞らせない中村悠平捕手の配球が大きかったと感じます。
実際ヒーローインタビューでもその点に言及し、
――7回1死一、二塁で代打・原口選手を迎え、今日の中でも1つの山場だった――との質問に対し、
「ここまで来たらもう気持ちで。後は中村さんが丁寧に丁寧にリードしてくださったので、いい感じにフォークでゲッツーが取れました」
と答えています。
次回もこの内容の投球(勝ち負けよりも中身。この内容が出来れば勝ちは自然についてきます)ができると、ついに開花となるのですが さて?
大きな楽しみが出来たことには違いありません。
締めの石山泰稚投手。
前の圧巻の3者3球三振の好調さを維持して、危なげなく締めくくりました。
先発が抜群の快投の後で、しかも僅差はかなりきついところですが、簡単に終わらせました。
好調さの現われです。
復活です!!
打線
得点は8回の1点のみで、文字通り投手戦。
その1点を繋いで取るか、一発で決めるのか。
この試合のヤクルトは繋いでもぎ取りました。
8回を振り返ってみます。
先頭打者の中村悠平選手がレフトに安打で出塁。
ここで、高橋奎二選手が一発で犠打を決めました。
得点圏に走者を進め、丸山和郁選手三振も続く長岡秀樹選手が四球を選んで2死1,2塁となりました。
調子をあげてきた長岡秀樹選手がうまくつないで、サンタナ選手にバトンを渡しました。
この試合、安打は3本で、そのうち2本が長岡選手でした。
才木投手からの2本は流石と思います。
ここでサンタナ選手。

サンタナ決勝タイムリー二塁打出典ヤクルト公式サイト2025/04/08
ライトへのタイムリー二塁打。
ライト深く転がったので、足があまり(失礼)の中村選手でも悠々ホームに還ってきました。
これまで今一つだったサンタナ選手でしたが、好球は逃しませんでした。
チームは苦手の才木投手に苦しみましたが、繋いでのワンチャンスをものにしたサンタナ選手。
やはり頼りになります。
阪神才木投手。
エースの宿命か、内容的には高橋投手に遜色ない好投でしたが援護がありませんでした。
痛恨はサンタナ選手への一球です。
”球一つ浮いて中に”で一球に泣きました。
これがサンタナ選手の得意コースでしたので、結果タイムリーを呼んでしまいました。
勝ちにはなりませんでしたが、前回は良くなかったのですがこの内容で戻った感じです。
手ごわいことに変わりはありません。
ヤクルトは、才木投手としっかり勝負し、ぎりぎりの攻防を制し、僅差で勝利しました。
この意味は大きく、今後の一つの指標になりそうです。
二軍戦では故障の村上宗隆選手と中村優斗選手、バウマン投手が実戦に復帰しました。
5月にはそろいそうで、楽しみです。
今日は阪神とのカード2戦目。
先発がヤクルト石川雅規投手、阪神はビーズリー投手と発表されています。
いよいよ石川投手。
前回は雨で流れましたので、今季の初登板です。
さて24年連続は・・・勝利も安打もかなえて欲しいと思います。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年4月8日
阪神タイガース 0-1 東京ヤクルトスワローズ | 甲子園 |
横浜DaNAベイスターズ 3-3 東京読売ジャイアンツ | 横浜スタジアム |
中日ドラゴンズ 1-1 広島東洋カープ | 岐阜 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年4月8日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
10 | 5 | 4 | 1 | .556 | 0.0 |
1 | ![]() |
10 | 5 | 4 | 1 | .556 | 0.0 |
3 | ![]() |
10 | 4 | 4 | 2 | .500 | 0.5 |
3 | ![]() |
9 | 4 | 4 | 1 | .500 | 0.0 |
3 | ![]() |
9 | 4 | 4 | 1 | .500 | 0.0 |
6 | ![]() |
10 | 3 | 5 | 2 | .375 | 1.0 |
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