3/11 オープン戦 対 東北楽天ゴールデンイーグルス 静岡草薙球場
東日本大震災からこの日で14年がたち、両軍とも犠牲者に黙禱を捧げ追悼しました。
あいにくの雨。
コンディションがかなり悪い状態での試合となりました。
条件が悪いのでなかなか力が出しにくいところもありで、状態の見極めが難しい面もありますが、ヤクルトとしては全体的には良い面が多かったと思います。
7回で降雨コールド。
本番ならば続けたでしょうが、オープン戦。
グランドコンディションが悪いところで無理はしなかった感じです。
まあ両軍怪我などがなく済んで良かったのかなと思っています。
先発小川泰弘投手。
難しいところに来てしまった感じです。
条件が悪いを差し引いても内容的には今一つでした。
ストレートを使わず変化球中心でかわしていましたが、4回バテが来た感じで簡単に捕まってしまいました。
やはりストレートが使えないと組み立てが難しくなってきます。
本人としてはいろいろな球を試したことで良しとしているようです。
「今日は、しっかり力まずに投げることを意識して投げました。全体的にいろんな球種を使いながら投げることができました。今後の課題としてもう少し細かいところを詰めていけるようにしていきたいです」というコメントでした。
しかし、傍目に見ますと、球威、キレ、制球共に今一つピリッとせずと感じました。
条件が悪い中、相変わらずの投球間隔でテンポが悪く、バックの守りも大変な感じ。
従来から投球間隔が長く、なかなか守りから攻撃へのリズムが出来にくい面がありました。
今回、殊更気になってしまいました。
ローテの穴埋めの位置から抜け出すことがアピールできませんでした。
髙津監督も、「少しボールが多かった。ローテーションに入るか入らないかのラインにいる」と述べ、本人とは違う観点からの評価となっています。
次回で払拭できるのか、行方が気になります。
2番手鈴木康平投手。
前が前だけにテンポがやたらよく感じてしまいます。
ストライク先行で攻めの内容が出せて、また一歩支配下に前進です。
オープン戦後半は、レギュラークラスに対して今の攻めを続けてほしいところです。
高津臣吾監督は「球数少なくゴロで多く打ち取ることができた。芯を外す打球が多かったので非常にいいピッチングだった」と評価。今後については「ちょっといろいろ考えています。先発も含めて彼に合った起用法をこれから探していきたい。ちょっと面白い球種も持っているので、リリーフの1イニングがいいのか、もっと長いイニング投げさせるのがいいのか。ちょっと考え中ですね」と語った。
引用 中日スポーツ
支配下はほぼ確定と推測できる、髙津監督のコメントでした。
宮川哲投手。
無難に熟しましたが、やはり制球次第でしょうか。
制球が安定していれば力は十分ですが、まあこれがスタイルという感じです。
ブルペン当落の位置からの脱却は制球の安定性次第です。
打線
雨の条件でレギュラークラスはほぼお休みでした。
西川選手と長岡選手がスタメンだったくらいです。
若手中心で、ある意味大チャンス!
結果が出せた選手が多く、少し沈滞気味だったヤンスワに押し上げが少し見えてきました。
特に濱田、赤羽選手は一軍枠正念場の時期ですが結果が出せました。
濱田太貴選手。

濱田3安打1打点の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/03/11
強いて言えば、出場したところで必ず何かの結果を出し確実性を見せたいところです。
もっとも、レギュラ-クラスであっても確実性は難しいのですが、今はアピールの時。
赤羽選手はここ数試合下降気味で心配しましたが、この試合では2安打を放ち踏ん張りました。
広島でスタンドインしたホームランボールを外野手に捕られ、幻のホームランに終わった北村恵吾選手。
ようやくここにきて少し結果が出せてきました。
1回、2死満塁のフルカウントから、走者一掃のタイムリー二塁打を打ち、試合の行方を決めました。

北村恵走者一掃のタイムリー出典ヤクルト公式サイト2025/03/11
チャンスに打ち、大きなアピールができました。
攻守共にまだ荒い感じですが、少し経験が積めて来た感じです。
オープン戦後半で次のステップへの足がかりは残したいところです。
若手中心で、7回までで11安打。
赤羽由紘選手2安打、松本直樹選手1安打、武岡龍世選手1安打、濱田太貴選手3安打1打点、内山壮真選手1安打、増田珠選手1安打、北村恵吾選手2安打3打点
雨の中、ヤンスワが躍動し、皆良く頑張りました。
今日もあまり条件は良くなさそう・・・ここも若手中心かな?
であれば今日もチャンス。
大いにアピールしてほしいと思います。
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