前半サンタナタイムリーで優勢も、後半好調大西が捕まり接戦を勝利できず

4月28日　対  阪神タイガース　カード３戦目　　甲子園

また同じような試合となってしまった感じです｡

競り合いになると「これが現状と言うべきか」の気持ち的に押されて、何とも耐えきれない思いです。

試合の流れも上手く掴み切れず、ポイントで簡単に手放している状況では勝ち目は見えてきません。

「接戦に持ち込まないこと」しか現状は勝ちは見えませんが、打撃の軸が不調でこれも叶わぬところです。

苦しい状況は続きそうです。

4/28　阪神タイガース　対　東京ヤクルトスワローズ

	１	２	３	４	５	６	７	８	９	R	H	E
ヤクルト	0	0	0	1	2	0	0	0	0	3	8	0
阪神	０	1	0	0	1	0	2	0	X	4	12	0

・ヤクルト本塁打   　なし

・阪神本塁打  　　　なし

	小澤怜史、H木澤尚文、負大西広樹、今野龍太、長谷川宙輝 – 中村悠平
	才木浩人、勝加治屋蓮、Hゲラ、S岩崎優 – 梅野隆太郎

サンタナ2本のタイムリー　出典ヤクルト公式サイト2024/04/28

先発小澤怜史投手。

制球が今一で苦しい内容でした。

威力で抑えるタイプでは有りませんから、ボール先行では必然苦しくなります。

出来からすると、5回2失点は粘ったと言えると思います。

何とか試合は作りました。

高津監督はなぜか小澤投手に厳しめです。

「ストライクが入らないので、狙ったとこにいかないので、ムーチョ（捕手中村）も大変だったと思いますよ。勝てるピッチングじゃなかった」

と、コメントしています。

ですが、先発陣の中ではマシな方と、個人的には感じています。

小澤投手、調子の良し悪しはテンポに出ます（私見）。

この試合は最初から間隔が長くテンポが出せなかった感じです。

まあ次に期待といったところ。

監督も期待しているからこその辛口表現かと思いますし・・・

以降､木澤､大西､今野､長谷川投手と繋ぎました。

大西投手が掴まりました。

開幕から好調を維持していましたが少し落ちた感じです。

高めに浮気味で制球が今一つ。

先頭の代打前川選手に8球粘られて安打されます。

しかし、近本選手を併殺として2死走者なしです。

これで凌げるかでしたが、また中野選手に安打され、流れを断ち切れませんでした。

一度潰れかけたところで再度作られると失点に繋がるものです。

森下、大山選手に連打で逆転され、一気につぶされてしまいました。

まあ守備体形やサンタナ選手の守備力もありますが、併殺後ヒットを許したところがポイントでした。

併殺で緩んだ訳では無いでしょうが、このあたりが課題と言えます。

伏線は前のヤクルトの攻撃にあったのですがそれは後で。

今野龍太投手。

イニングを投げきれませんでした。

現状を示している感じです。

清水投手を抹消で補充され、チャンスを掴んだのですが、なかなかいい時の状態に戻れません。

球威が戻らないと「らしい内容」が出せないと感じる投球でした。

長谷川宙輝投手。

8回、今野投手の後を受けて登板。

前日に続いてワンポイントの締めで登板しました。

代打の佐藤選手を空振り三振に斬り、無失点で切り抜けました。

ストレートは連日149㎞をマークし、徐々に球速が戻ってきた感じが見えたところは期待です。

攻撃陣。

サンタナ選手の調子が良く、前半はヤクルトが押していました。

サンタナ2本のタイムリー　出典ヤクルト公式サイト2024/04/28

山田哲人選手にもタイムリーが出ています。

タイムリーの山田哲人選手

7回、丸山和郁選手が四球で出ました。

この試合2番で出た丸山選手ですが、犠打成功、内野安打、ライト安打、四球と、なかなか頑張っています。

この時点では1点差で勝っていますから、貴重な走者です。

ここで追加点を取れば、流れを持ってこられるところでした。

が、オスナ選手がファーストファウルフライ。

村上選手のところで丸山選手が盗塁死と、走者がなくなってしまいます。

ここでやるなら100%成功しないと流れを悪くするところです。

それなのに3メートル先でアウトの凡走・・・此れで流れが消えかかりました。

もしも、村上選手がここで再度安打や四球など、なんででも出塁すれば流れを渡さなかったのですが平凡な凡打に終わります。

これで流れを渡すことになりました。

この裏、大西投手が阪神打線につかまりましたが、7回表の流れで勢いを得た阪神を止めることができなかったということと思います。

阪神は7回裏、同じような展開で、2アウトから作り直して逆転と違いを見せつけました。

4番の大山選手が逆転打と言うのも違いを見せつけた感じです。

ヤクルトこの3連戦は3,4番がブレーキでした。

オスナ選手はまだヒットが出てはいますが、かなり強引になってボールを追いかけています。

村上選手に至ってはストレート、スライダーに全くでバットに当たりません。

打席の立ち位置から外角に正確に集められると、組み立ての内角のボールも有効で三振や凡打の山となっています。

トンネルは長そうです。

3,4番が不調、1,2番もしっかり組めない・・・上位の得点力が落ちています。

5番以降でもはなかなか試合の流れを作れない状況です。

塩見、山田選手がフル出場できず、中村選手の交代要員が居ない。

西田、松本選手は代打代走としても難しく、2枚が使えない状態なのが残念です。

内山選手やせめての古賀選手がいれば、作戦の範囲も違うわけなのですが、コンディション不良での調整が長引いています。

これではなかなか本来の姿が見えないところです。

今日の試合は東京ドームで、東京読売ジャイアンツとのカード初戦です。

先発はヤクルトがヤフーレ投手、巨人はグリフィン投手と発表されています。

　VS　

ヤフーレ投手、前回の横浜戦では散々で、1回1/3で降板。

横浜とは一度対戦しており、うまく弱点を突かれた感じとなりました。

ジャイアンツとはまだ対戦したことがないので、持ちこたえてほしいとは思いますが、もう情報が飛んでいるでしょうから、内心不安ではあります。

メンタルが問題ですが、落ち着いて粘投して欲しいと願っています。

プロ野球 セリーグ　試合結果　2024年4月28日

プロ野球 セリーグ 順位表 　2024年4月28日　

順位	チーム	試合	勝	敗	分	勝率	ゲーム差
1		26	14	9	3	.609	0.0
2		26	13	10	3	.565	1.0
3		25	11	11	3	.500	1.5
4		23	10	10	3	.500	0.0
5		24	10	13	1	.435	1.5
6		24	9	14	1	.391	1.0