セリーグ CSファイナルが、アッと言う間に終わりました。
個人的には阪神有利と思っていましたが、予想通り阪神の勝ち。
圧勝と言うよりは、シーズン同様の上手い勝ち方で、しっかり勝ち切ったと感じます。
その意味では「らしさ」が十分発揮でき、自分たちの試合をしたと思いました。
勝因を考えてみますと、まずはここぞのポイントでしっかり点を取りきる勝負強さです。
それだけではありません。
失点をしても、後すぐ取返しました。
取り返されれば、常時引き分け状態を維持することになります。
阪神にはアドバンテージがありますから、引き分けは勝ちに等しい利点があります。
それを十分生かして、負けている状況を作らず、常に相手に圧力をかけ続けた内容でした。
広島からすると常に押されている感じでの展開。
これを跳ね返す爆発力は、残念ながら今は持ち合わせていませんでした。
打線の爆発力で大量点を取れる状態ではないと感じましたから。
広島としては、賭けに出た選手起用が1,2戦で守備で裏目に出ます。
例えば1戦の韮澤選手の起用。
まだ一軍経験が浅く打率が1割5分にも届いていないのですから、大舞台ではメンタルも厳しかったのではないかと推測します。
エラーは付きませんでしたが、実質は・・・と言える内容で守備の乱れが出ました。
2戦の末包選手も思わしくありませんでした。
1点リードで迎えた2回1死一塁で、ノイジー選手の打球を後逸し、同点打にしてしまったのです。
短期決戦での守備の乱れは致命的なことになりやすく、リズム・流れが変わる要素となります。
韮澤・末包選手は打撃も振るわずでした。
結果的に大外れで、勢いを失ってしまいました。
初戦から賭けに出る判断は、失敗すればシリーズを失いますから難しいところでした。
しかし、アドバンテージをひっくり返すには、賭けに出るしかなかったのかもしれません。
外れてしまいましたが、新井監督としては納得の負けかもしれないと思いました。
阪神、順調です。
強いて不安があるとすれば、3人の先発投手の投球内容でしょうか。
CSファイナルシリーズの緊張故か、慎重になり過ぎたかでした。
1戦目村上頌樹投手は、6回を投げて101球、失点1。
2戦目伊藤将司投手は、7回を投げて99球、失点1。
1戦目大竹耕太郎投手は、5回を投げて105球、失点2。
3名とも本来の投球内容ではなかったところが、不安といえば不安かもしれません。
とは言えしっかり粘っていましたから、まあ一抹の不安程度と言えるとは思います。
救援陣は盤石。
攻撃も取れるところでしっかり取り切れていましたから、順調と言えます。
ただあっさり終わってしまいました。
日本シリーズが10月28日からですから、1週間以上の間が空きます。
コンディション調整が少し難しいところです。
パリーグがオリックスで決まりそうです。
アドバンテージを入れ、3勝1敗としました。
オリックスが勝ち上がれば、大阪決戦。
スタートはパリーグの本拠地で行われます。
普通は相手チームの本拠地と聞けば不利感があるのですが、京セラは阪神も夏場は本拠地にしていました。
熱狂的な阪神ファンが押しかけることが予想され、アウエーとは言い切れないと思います。
これはこれで楽しみです。
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