典型的とも感じる負け試合でした。
天敵、森下投手を序盤で崩すも、以降の救援陣には全くで、中盤以降は勝ち目が見えない試合でした。
前半はシーソーゲームで、それなりの動きはありましたが・・・
前の試合でも広島救援陣に完全に抑えられていましたが、5回裏に逆転された時点でゲームセットと感じてしまいました。
8/26 広島東洋カープ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 2 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 10 | 0 |
広島 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 7 | 15 | 2 |
・ヤクルト本塁打 無し
・広島本塁打 デビッドソン 16号 ソロ(2回)デビッドソン 17号 2ラン(5回)
負ピーターズ、阪口皓亮、木澤尚文、山本大貴 – 中村悠平 | |
森下暢仁、勝アンダーソン、H中﨑翔太、H大道温貴、H島内颯太郎、S栗林良吏 – 會澤翼 |
先発ピーターズ投手。
これまで2勝と相性が良かった広島戦に臨みました。
しかし、キレ、制球共に今一つですっきりしない内容でした。
特に勝負どころでしっかり投げ切れず、攻めの内容とはなっていませんでした。
広島の唯一?のホームランバッターであるデビットソン選手に、甘い失投を繰り返しました。
2回は内角高めのストレートを16号ソロ。
5回はど真ん中のスプリットを17号2ラン。
要所の内容が悪すぎたと思います。
厳しいようですが、状況での投球内容がずさんと言えます。
シーズンも進んで対戦も重ねて来ました。
そろそろここへきて球筋を覚えられた感じがします。
まあ当然ですが、ある程度対戦すれば研究はされます。
要はここからが問題です。
この試合は調子事態も今一つということもあっての結果ともいえますが、この試合の2周り目以降を見ると先の課題がクローズアップされます。
打たせて取るタイプはやはりキレ、制球の精度を上げる必要を感じます。
エスピナル投手が退団するようです。
ケラ選手に続いてのシーズン途中での退団です。
ケラ投手とは違い、一軍の試合にも少しですが出ましたので、シーズン後来季を結ばず退団かと思いましたが、早々の退団となりました。
成績を考えれば当然のことです。
ロドリゲス投手を育てることにシフトした形と思います。
思えばマクガフ投手の退団・・・これが実は大きかったと思います。
クローザーの席が空いたので田口投手が入りました。
田口投手自体は頑張っていますし問題はありません。
しかし、それまでの田口投手のポジションをこなせる左腕がいない。
度胸と技術があって火消しが出来、左右の打者によらず投げられ、ロングリリーフも可能という投手はいません。
途中で炎上したときに火消しが出来ないのでそのまま負けてしまうことが多くありました。
髙津監督はトレードで途中入団の阪口皓亮投手を積極的に使っています。
右投ではありますが、この試合でも6回に投げ無失点。
まだ24歳と若く、鍛えがいがありそうです。
打線。
お膳立てが整うもまったくの4番では勝ち目は見えません。
この試合ではタイミングが合わずストレートに全く対応できていませんので、一時良くなった前に逆戻りです。
1試合ごと好不調がはっきりしていて安定感がありません。
本人も悔しいとは思いますが、年俸が大きいのですから期待値が違います。
どう打破していくかが今後(来季以降)への糧になるはずですから、逃げずに頑張って欲しいと思います。
踏ん張りどころです。
この試合の森下投手はあまり良い内容ではありませんでした。
初回、この日1番起用の武岡龍世選手が安打出塁。
久しぶりに2番先発の青木宣親選手が安打で続きます。
3番宮本丈選手がしっかりバントを決めました。
昨日の試合では「どいつもこいつも」のバント失敗状態でしたが、流石宮本選手です。
1死2,3塁で村上宗隆選手。
前日2安打でしたし、期待が膨らみましたが、なんとショートゴロ。
それでも1点が入り、打点が付きました。
大きく跳ねてピッチャーの頭を超えましたので、普通であればセンター前の安打と思いますが、村上シフトでショートゴロとなり、残念な結果でした。
2死3塁でサンタナ選手。
しっかり安打を打ち2点目が入りました。
3回はまた1番から。
武岡選手が先頭安打出塁。
青木選手も安打を打ち、この試合の1,2番はしっかり機能しました。
宮本選手が四球を選び、無死満塁。
しかし村上・サンタナ選手がそろって三振です。
森下投手は完全にギアを挙げました。
この回はオスナ選手が頑張りました。
ライト前安打で追加点を挙げ、悪送球も重なって一挙3点が入り1-5。
やっと広島で勝てるかと思ったのですが、「ゆだんたいてきおでんたいやきの闇」です。
4回に同点にされてしまいました。
5回は1死1,3塁でサンタナ選手の犠牲フライが出て勝ち越し、ホッとしましたが・・・
またもや「ゆだんたいてきおでんたいやきの闇」。
ピーターズ投手は勝ち投手の権利がかかった5回を踏ん張り切れず、逆転されました。
6回、打線が繋がり得点機となったのですが、頼みの青木選手併殺で同点ならず。
以降はまったくで、最後栗林投手に料理されて終わりました。
この試合では猛打賞と、昨日「ミスありで安打・出塁無し」のリベンジをした武岡選手が目立ったところでしょうか。
チームバランスの悪さを感じた試合でした。
今日の試合、ヤクルト先発は高橋奎二投手、広島が黒原拓未投手と発表されています。
VS
高橋投手、意地を見せて冷静に頑張って欲しいと思います。
記録が生まれています。
この試合の打点で、村上選手は通算500打点となりました。
現在村上選手はプロ6年目で23歳6カ月です。
通算500打点は235人目ということですが、プロ6年目で到達は2008年の村田(横浜)選手以来6人目のタイ記録(外国人選手を除く)だそうです。
23歳6カ月は1991年の清原(西武)選手の24歳1カ月を抜く最年少記録となり、新記録が生まれました。
おめでとうございます。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年8月26日
広島東洋カープ 7-6 東京ヤクルトスワローズ | マツダスタジアム |
東京読売ジャイアンツ 6-9 阪神タイガース | 東京ドーム |
中日ドラゴンズ 0-2 横浜DeNAベイスターズ | バンテリンドームナゴヤ |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年8月26日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 114 | 69 | 41 | 4 | .627 | M21 | |
2 | 116 | 63 | 50 | 3 | .558 | 7.5 | |
3 | 114 | 57 | 54 | 3 | .514 | 5.0 | |
4 | 113 | 56 | 56 | 1 | .500 | 1.5 | |
5 | 114 | 47 | 65 | 2 | .420 | 9.0 | |
6 | 113 | 41 | 69 | 3 | .373 | 5.0 |
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