負けでしたが、まあそれなりに収穫はあったと感じます。
8/17 東京ヤクルトスワローズ 対 横浜DeNAベイスターズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
横浜 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 8 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 8 | 1 |
・ヤクルト本塁打 村上宗隆 24号 2ラン(4回)サンタナ 12号 ソロ(9回) ソロ(7回)
・横浜本塁打 牧秀悟 22号 2ラン(3回) 佐野恵太 10号 2ラン(7回)
負ロドリゲス、山本大貴、星知弥、今野龍太 – 中村悠平 | |
勝濵口遥大、H山﨑康晃、Hウェンデルケン、S森原康平 – 山本祐大 |
2度めの登板となり、実力を試される先発ロドリゲス投手。
おおよその課題がはっきりとして来ましたが、それなりに計算できる要素もあって収穫と言えると思います。
序盤、変化球の制球が全くでした。
ストレート系にならざるを得ず、苦しい立ち上がりでミスもあって3失点。
このまま崩れるかでしたが、4回以降は変化球が使えるようになって・・・まあまあ制球ができて・・・組み立てが出来る様になりました。
根気強く試しながら様子を見ていた中村捕手も、変化球が入ったことで組み立てが出来、相手に的を絞らせずでした。
そんな状態で進み、以降の3イニングは安定した内容でした。
課題はまずはカーバーリングなどの守備の動き。
かなりぎこちなく1塁カバーも遅れていました。
走塁を見てもそうですが、足がかなり遅いのではと思います。
基本的な動きの再チェックが必要です。
3回の表、1死一塁の楠本選手の場面でワイルドピッチをして走者を二塁に進めてしまいます。
しかも、せっかくファーストゴロに打ち取ったにもかかわらず、捕球カバーで一塁に入るのが遅くキャッチできずに捕球ミス。
これで1点が入り、次の牧選手に2ランが出たため、このイニングだけ3点が入りました。
イージーな場面で自己責任のミスが2つも出たので、本人はかなり悔しそうでした。
今後同じ失敗をしないよう、自らしっかり練習を積むことが出来れば、糧になると思います。
次の課題がやはりランナーを置いての投球と思います。
ランナーを置きますと、特長であるゆっくりしたフォームから腕の振りを早く、小さく投げる本来の姿で投げられません。
そのため制球、球威が落ち、打者にとってはタイミングも取りやすくなる感じです。
したがってクイックもまだまだ要修行と、ここも大きな改善点です。
この試合自身のミスで失点し、かなり動揺した感じでした。
このあたりのメンタルの切り替えも必要なところです。
とはいえ球威はありますし、大きなカーブ、スライダー、カット、チェンジアップを持ち、これのしっかりとした制球力があれば武器となります。
使える球種はありますから、これからの鍛えようの感じです。
2番手山本大貴投手。
痛い失点でした。
よく投げて頑張ってはいますが、大事なところでの抜け球が多い感じがします。
そのため常に不安が付きまといます。
左不足でこのあたりの人材がいません。
何れも「帯に短し襷に長し」で、トレードや現役ドラフトで補強しましたが、従来からのメンバーを含め埋めきれていません。
田口投手がクローザーに回り、穴が埋めきれていません。
改めて昨季の田口投手がいかに重要だったかわかるのですが、無い物ねだりはできません。
海外補強ができるといいのですが、総じて左は少ないので難しい状況と思います。
打線。
村上、サンタナ選手の一発のみで、1,2番が機能せずでは3点がいいところという状態でした。
やはり塩見選手の離脱が痛いところです。
この試合は前日絶好調の濱田選手を、前日同様2番に起用しました。
しかしこの日は全くで、ブレーキになっています。
1,2番とも一度も出塁せずに終わってしまいました。
山田、村上、サンタナ、オスナ、中村と、主軸はそれなりに安打が出ています。
4回、山田哲人選手が二塁打を打ちました。
村上宗隆選手。
第1打席はセンターへの安打でしたので誰の眼にも復活が感じられ、塁が空いているので敬遠もアリかと思ったのですが勝負。
結果、前日に続いての24号は2ランと、いよいよ村神様が降臨し始めました。
勝負の背景にはサンタナ選手の好調があげられます。
目下打率が.309と、ヤクルトの規定打席到達打者の中、唯一の三割打者となっています。
この日も2本安打を打ちましたが、2本目は9回に出た12号ソロです。
7回は表で2点をとられた直後、1死1,2塁で川端慎吾選手が登場し、得点に繋がるかと期待しましたが、併殺に終わりました。
このチャンスを生かせなかったのは痛いところで、この頃川端選手がうまく機能していない印象です。
夏場で疲れもあるでしょうが、ここぞで頼りになる貴重な選手ですから、うまく調整して欲しいと思います。
得点には繋がりませんでしたが、その7回、武岡龍世選手に安打が出ました。
長岡選手に代わってショートに先発していますが、15日に本塁打を打って以来安打での出塁はありませんでした。
打率は.222で、長岡選手の.215に比べますと少しいいのですが、打席数は130、対して長岡選手は370と分母が大きくなっています。
このテスト期間に今一つ打率を伸ばしませんと、結局長岡選手にショートを明け渡すことになりそうです。
ここが踏ん張りどころ。
頑張りを期待します。
順位も大方固まってきました。
まあジャイアンツとDeNAの3位争いくらいとなりました。
あとは村上選手のタイトルがどうなるのかなど、個人記録に目が行く終盤となります。
それでも、試合には勝って欲しい。
今日からは神宮で対中日の3連戦となります。
先発はヤクルトがピーターズ投手、中日は仲地礼亜投手と発表されています。
VS
ここは何とか勝っておきたいところ。
復活した村上選手の前に走者をためて得点をしたいものです。
2023年 村上宗隆選手 全ホームラン軌跡を特集
村上宗隆選手 ホームラン記録 2023 では24号(通算184号)を更新中です(こちら)
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年8月17日
東京ヤクルトスワローズ 3-5 横浜DeNAベイスターズ | 神宮球場 |
中日ドラゴンズ 0-2 東京読売ジャイアンツ | バンテリンドーム |
広島東洋カープ 6-0 阪神タイガース | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年8月17日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 107 | 63 | 40 | 4 | .612 | M29 | |
2 | 108 | 57 | 48 | 3 | .543 | 7.0 | |
3 | 106 | 53 | 50 | 3 | .515 | 3.0 | |
4 | 105 | 52 | 52 | 1 | .500 | 1.5 | |
5 | 106 | 44 | 60 | 2 | .423 | 8.0 | |
6 | 106 | 41 | 62 | 3 | .398 | 2.5 |
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