苦しいすべり出しでしたが、徐々にペースを掴んで、少し幸運もあって僅差を制しました。
立ち上がりを凌いで小川投手が力投し、流れを渡さなかったのは大きいと思います。
横浜打線は一時の爆発力が影を潜めた感じもします。
1回裏の攻防は1点で収まったのが不思議です。
1イニングで2度満塁を作られながら1失点で凌いだヤクルト。
あと1本が出なかった横浜を見ますと、勝負というのはわからないものだと思った試合でした。
7/4 横浜DeNAベイスターズ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 8 | 1 |
横浜 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 |
・ヤクルト本塁打 無し
・横浜本塁打 無し
小川泰弘、勝清水昇、S田口麗斗 – 中村悠平 | |
大貫晋一、Hエスコバー、H森原康平、Hウェンデルケン、H伊勢大夢、負山﨑康晃 – 戸柱恭孝 |
先発小川泰弘投手。
序盤は制球定まらずでどうなるかの内容でした。
拙守もあって3失点をします。
ひと汗かいてか、4回以降は制球力を戻し始め、攻めの内容で序盤とは打って変わった安定感でした。
立ち直りで7回まで対で行けたことは大きいです。
なにしろ、清水、田口投手に直接繋げられますから。
足を引っ張られながらも大崩れせずの粘ばりきったことが、以降の展開を生んだといえるのでは?
勝ちは付きませんでしたが、勝利投手と言える粘りでした。
髙津監督も、
「週の頭で、オールスターまであと2回、きょうを入れて2回の登板かな、(球宴まで残り)12試合か。なかなかここまで球数少なく投げられることが少なかったので、本当は勝ち投手を付けてあげられたら一番良かったのかもしれないですけど、非常に、丁寧な、ピッチングだったんじゃないかなと思いますね」
引用サンスポ
と、コメントしています。
清水、田口投手のラインは相変わらず安定しています。
8回清水昇投手。
1,2,3番の好打順を三者凡退で斬り、勝ち投手になりました。
今季1勝目です。
おめでとうございます。
9回田口麗斗投手。
4番の牧選手に不運な内野安打を打たれます。
田口投手が手を出し、グラブに当たって大きくそれてしまったため、内野手の捕球が遅れてしまいました。
しかし、その後はしっかり抑え、17セーブ目を挙げ、防御率が1.69と安定しています。
それにしても序盤はミスの連発で、どうなることかと思いました。
サンタナ選手の守備は相変わらずです。
打球が飛ぶと平凡なフライでもハラハラ。
この試合エラー1ですが、実際は2個と言っても良いと思います。
打球を追う走り方が上下に動き、外野手の走りではありません。
まあ今さら上手くはなりませんが、今少し長打力を出さないと攻守のバランスが取れない感じです。
守備固め要員が必要というデメリットもありますから。
とはいえ、打ち始めると止まらない良さもあり、頼りになる助っ人には違いありません。
反対にオスナ選手は好守備が多く、打てない時も守備で貢献しているので、対照的。
なかなか味のある二人です。
久しぶりの内野で宮本選手、勘が鈍ったかの野選でした。
状況を考えれば一つアウトを確実に取りに行くところです。
当たりからもギャンブルは避けるところでした。
確実に行っても結果は同じで、1点は獲られます。
しかしアウトも一つ取れるので、少し状況が良くなったのではと思います。
並木、山崎ラインが少しずつ地に着いた感じで機能しています。
1回先頭で安打の並木秀尊選手。
しっかりチャンスメイクして出塁。
これで8試合連続安打になりました。
山崎選手が進塁打で二塁に駒を進めます。
4番村上宗隆選手。
村上シフトの逆を突いたラッキー感もある安打が、タイムリーとなり先制しました。
5回、2死2,3塁で打席に入った山崎晃大朗選手。
レフトへのタイムリーで同点に追いつきます。
髙津監督、
「ちょっと嫌な雰囲気だったんですけど、あの一本は非常に大きかったと思いますね」
と評価。
9回長岡秀樹選手。
少し調子が上向いた感じでライトへ安打し、良いチャンスメイクをしました。
さすが代打の神様、川端慎吾選手。
上手くラインの内に持っていきました。
好運な安打とも言えますが、やはりバットコントロールの技と思います。
普通はあれはファールになります。
内角高め、140Kmのスプリットを引っ張ってラインぎりぎりに落としました。
「走者一塁だったのでネクストに青木さんがいるのが見えてましたし、何とか後ろにいい形で繋ごうと打席に入ったんですけど…まさかああいう形になるとは思わなかったですね」
とコメントしています。
2死1塁でしたから、あのコースに落ちないと得点は出来なかった訳で、繋ぎの意識でしょうが結果は大きなものでした。
髙津監督の喜びようも大変なものでした。
また、「走者が返ってくるという確証は全くなかったです。二、三塁になると思ったんですけど、ヒデキが良く走ってくれましたね」
と長岡選手をねぎらう言葉が出ました。
その長岡秀樹選手、激走でよく走り、最後はヘッスラで1点をもぎ取りました。
少し真面なチーム状態になってきたように思います。
次の試合の内容が良ければ、今季まだ期待が持てると思います。
今夜は横浜先発が石田健大投手、ヤクルトは小澤怜史投手と発表されています。
VS
この頃安定の投球で3勝を挙げている小澤投手。
持ち前の冷静さで横浜打線を揺さぶって欲しいと思います。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2023年7月4日
横浜DeNAベイスターズ 3-4 東京ヤクルトスワローズ | 横浜スタジアム |
中日ドラゴンズ 1-5 東京読売ジャイアンツ | バンテリンドーム |
広島東洋カープ 9-1 阪神タイガース | マツダスタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年7月4日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 74 | 41 | 30 | 3 | .577 | 0.0 | |
2 | 72 | 39 | 31 | 2 | .557 | 1.5 | |
3 | 74 | 40 | 34 | 0 | .541 | 1.0 | |
4 | 73 | 37 | 35 | 1 | .514 | 2.0 | |
5 | 73 | 29 | 42 | 2 | .408 | 7.5 | |
6 | 74 | 28 | 44 | 2 | .389 | 1.5 |
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