強風に雨と条件は難しいものでしたが、試合運びとしては上手く運びしっかり勝ちきれました。
対戦した千葉ロッテですが、前日の甲子園で阪神との試合が深夜までの延長戦でした。
大阪からの移動による疲れや気象条件と合わせて、負担が大きかったと思います。
延長12回で救援陣を使い果たしていましたし。
怪我無く試合を終え、その点ではホッとしているかもしれません。
6/6 千葉ロッテマリーンズ 対 東京ヤクルトスワローズ 試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 10 | 10 | 1 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 |
・ヤクルト本塁打 サンタナ 6号 2ラン(8回)
・ロッテ本塁打 ポランコ 7号 ソロ(4回)
勝小川泰弘、H星知弥、H清水昇、丸山翔大 – 中村悠平、古賀優大 | |
負美馬学、坂本光士郎、岩下大輝、八木彬 – 田村龍弘、佐藤都志也 |
先発小川泰弘投手。
厳しい条件下としては粘った力投でした。
強風と雨で制球は今一つでしたが、甘く入るところは致し方なしと感じます。
6回を3失点、1点ビハインドと試合は作れました。
さすがに6回は疲れが出ていましたが、何とか一点差と粘り切ったところがそのあとの逆転を生んだ感じです。
逆転された後すぐに再逆転をしましたので、試合の流れは失わなかった。
ビハインドでマウンドを降りましたが、再逆転により、3勝目が転がり込みました。
雨と強風の中を頑張った甲斐があり、喜びもひとしおと思います。
このところの勝ちパターン。
7回星、8回清水投手が安定し、しっかり抑えきりました。
星知弥投手。
角中選手に安打を許したものの、奪三振1を含む無失点。
安打の角中選手に代わった代走の小川選手の盗塁を、中村悠平捕手が刺し、結局3人で攻撃が終わりました。
8回、清水昇投手。
この日ホームランを打って好調のポランコ選手に安打を許したものの、それ以外はフライとゴロで無失点。
2番始まりの一番きつい場面で、圧巻の投球でした。
セットアッパーはきつい場面で出ることが多く、清水投手をクローザーへと動かせなかった理由があると感じています。
9回の4点は「おまけ」とも言える昨季のヤクルト打線らしい得点の取り方でした。
結果、田口投手を温存出来ました。
最後は丸山翔大投手でした。
簡単に三者凡退でしっかり締めたところは、次を考えると大きいと言えます。
少しずつ経験を積み、落ち着いた投球ができてきました。
一歩一歩前進していると思います。
打線。
序盤から中盤は、相手美馬投手に手こずった感じです。
小川投手だけでなく、美馬投手も雨と強風の影響があったようです。
本拠地と言え、厳しい自然条件で、制球に苦しみました。
4回の山田、青木選手への連続四球から繋がれて失点。
7回も中村選手の四球からオスナ選手の二塁打、内山選手のタイムリーと繋がれての失点でした。
結果的には四球が失点を招いた試合となりました。
逆にヤクルトは四球をしっかり取って突破口とし、タイムリーなどで返す。
繋がりのある攻撃で得点機を生かしました。
これが出ると本来の状態に近くなってきます。
打線では、この日初センターで先発の内山壮真選手。
なかなか様になっています。
その内山選手が結果を出しました。
2安打2打点の活躍です。
特例2023からの復帰後でしたが、3打席ともいい感じで捉えることが出来ていましたので、調子はいいと思います。
7回の同点機、犠飛が最低のところでのあわやホームラン級の打球の伸びはさすがです。
一気に逆転となる決勝点になりました。
8回、村上宗隆選手が安打で出塁。
6回に上空の風に惑わされて捕球できず、逆転の切っ掛けの3塁打を許したサンタナ選手でしたが、
久しぶりのホームランとタイムリーで3打点を上げ、失敗を取り返しました。
やはりホームランが欲しい選手です。
これまでのデータでは、打ち出すと連発しますので今後に期待です。
それにしても9回の攻撃は、これまでの鬱憤を晴らすような良い攻撃でした。
7番のオスナ選手に始まり、6番の中村選手で終わるという打者一巡のスーパー繋ぎを実現です。
まずはこの日守備から打順が回った濱田太貴選手がセンターへの安打。
長岡秀樹選手が二塁打で続きます。
山田哲人選手がセンターに犠牲フライで1点。
山崎晃大朗選手が四球で出た後、DH川端慎吾選手がセンターへのタイムリー安打。
3-8とします。
川端選手らしい、きれいな安打でした。
その後村上選手が四球を選び、2死満塁。
守備固めで入った並木秀尊選手が、センターにタイムリー
ついに10点目が入り、良い印象で次の試合に臨めます。
打線全体が躍動したヤクルトらしい勝ち方でした。
これで4連勝です。
1回消えた自力優勝の可能性が復活した様で、予想外に早かったと安堵です。
何と交流戦の成績もオリックスに次いで2位となりました。
次はヤクルト先発高橋奎二投手、ロッテはメルセデス投手と発表されています。
VS
少しバテているという理由で二軍調整だった高橋投手。
この投手の不振も12連敗の原因の一つと思います。
リフレッシュして、はつらつと投げて欲しいものです。
いい流れをさらに加速できるか、期待して応援したいと思います。
プロ野球 交流戦 試合結果 2023年6月6日
千葉ロッテマリーンズ 3-10 東京ヤクルトスワローズ | zozoマリンスタジアム |
北海道日本ハムファイターズ 2-3 広島東洋カープ | エスコンフィールド |
埼玉西武ライオンズ 1-2 中日ドラゴンズ | 県営大宮 |
オリックス・バファローズ 2-1 東京読売ジャイアンツ | 京セラドーム大阪 |
東北楽天ゴールデンイーグルス 4-1 阪神タイガース | 楽天モバイル |
福岡ソフトバンクホークス 2-1 横浜DeNAベイスターズ | PayPayドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2023年6月6日 試合終了時点
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 53 | 34 | 17 | 2 | .667 | 0.0 | |
2 | 51 | 28 | 22 | 1 | .560 | 5.5 | |
3 | 53 | 27 | 26 | 0 | .509 | 2.5 | |
4 | 54 | 26 | 28 | 0 | .481 | 1.5 | |
5 | 53 | 21 | 30 | 2 | .412 | 3.5 | |
6 | 53 | 21 | 32 | 0 | .396 | 1.0 |
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