パワー系クローザー候補ケラ獲得で、海外補強ラストピース埋まる

海外補強の最終枠が埋まりました。

エスピナル、ピーターズ、そして最後ケラとなります。

エスピナル、ピーターズ共に軟投系でしたから、残り一つのラストピース。

狙いはパワー系でクロザー候補でしたが、ほぼ目的を達した感じです。

ケラ投手(一瞬阪神のケラーと混同しそうですね) 、クローザーの実績がある160キロのパワー系です。

19年パイレーツ時代のケオーニ・ケラ　出典日刊スポーツ　撮影・菅敏

背番号は「11」と決まり、奥川投手が付けていた番号を引き継ぎました。

実績としてはすべてリリーフでメジャー通算243試合、227回1／3を投げて279奪三振と十分。

1年契約で年俸100万ドル（約1億4000万円）プラス出来高払いということなので、実績の割には年俸を低く抑えることができています。

ただトンミージョンもあってここ1，2年はマイナー中心ですから、術後どこまで全盛期(2018年ころ)に戻れるかとなります。

2018年は54試合に登板し、3勝4敗24セーブ4ホールドと圧巻でした。

奥村政之編成部国際グループ担当部長は「彼に抑えをやってもらうつもりで取りました。いきなり抑えのエースとしてやってもらわないと困る」とかなりの期待度です。

まだ29歳です。

うまくリハビリが出来ていれば、160キロとは行かなくとも150中ごろまで戻れ、日本に適合できれば実績的には期待できます。

ヤクルトは、他球団に比べれば予算の割には戦力となる選手の選択は上手いと感じています。

まあハズレもありますが。。。100%とはいかないまでも何とか戦力としたいところです。

後はキャンプ、オープン戦で力の確認となってきます。

ケラ投手は来年1月下旬に来日し、浦添キャンプ初日から合流予定だそうで、他の2投手もそのようになりそうです。

年内にチーム編成を終わらせたいところでしたが、しっかり時間軸も合わせフロントの管理の良さが感じられます。

オスナ、サンタナの時はコロナで入国制限中のことでした。

スタートの遅れは後々響きますから、この時期に決定したことは来季に向かって万全の体制作りと言えそうです。

球団発表のコメントとプロフィール

キオーニ・ケラ投手コメント
来季、スワローズの一員としてプレーする事をとても嬉しく思います。私と家族は、この機会を与えてくれた球団に深く感謝しており、コーチやチームメイトから日本の野球を学び、チームの優勝に貢献する為に全力を尽くします。スワローズを応援してくれるファンの皆さんと一緒に素晴らしい事を成し遂げ、スワローズにさらなる成功をもたらすことができると確信しています。この素晴らしい機会に改めて感謝します。
来シーズンが待ちきれない気持ちです。

プロフィール
氏名：Keone Cole Kela
登録名：キオーニ・ケラ
生年月日：1993年4月16日
身長／体重：185cm / 99kg
投打：右投右打
ポジション：投手
背番号：11
出身地：アメリカ合衆国 カルフォルニア州
出身校：エバレット・コミュニティ・カレッジ
前球団：ロサンゼルス・ドジャース

通算成績
メジャーリーグ：243試合出場、防御率3.33、23勝13敗、227.1回、被安打171、奪三振279、与四球86、88失点（自責点84）
マイナーリーグ：113試合出場、防御率3.02、9勝9敗、131.1回、被安打105、奪三振179、与四球69、55失点（自責点44）

外国人投手まとめ

サイスニード投手はNPB先輩投手として、日本の野球を上手く伝えて欲しいと思います。

エスピナル投手だけがドミニカ共和国ですが、サンタナ選手と同郷なので、心強いのではと思います。

いずれにせよヤクルトスワローズの一員になったのですから、思う存分活躍し、3連覇に貢献して欲しいと期待します。