2022年ヤクルトのキャンプ1クール目は練習も徐々に本格化の感じです。
ベテラン陣…石川投手や青木選手の動きの良さが目立ちます。
さすがに準備万端といったところでしょうか。
特に石川投手は連日ブルペン100球という、若者顔負けの意気込みです。
もっとも、経験の浅い若者がいきなり100球では肩を壊すのがせいぜいですから、さすがペース配分や段取りを自分のものにしていると感心します。
延長有りとなって負担の増す投手陣。
底上げを狙うところですが、昨年はいささか制球に苦しんで本来の球の威力を生かせなかったドライチの木澤尚文投手。
特訓が施されたようです。
伊藤コーチのフォーム矯正アイデアの投球練習がなされ、制球力を上げる取組中の様です。
球の威力だけでは安定した内容が残せないプロの世界。
昨年頭角を表した奥川投手の活躍の源泉の一つは何といっても抜群の制球力です。
これに球威、変化球の切れが加わってのものでした。
木澤投手は伊藤智仁投手コーチから「高低のブレというのはある程度なんとかなるけれど、左右のブレを修正しよう」とアドバイスされたそうです。
木澤投手は、「去年はボール球はインハイに抜けるか、引っ掛けるかという感じでボールになっていたけれど、そこをできるだけ縦のラインで投げられるようにしたい」と話しています。
今回、伊藤コーチは投げる際に両側に障害物を置いて、その間の中で投げ終わるという矯正方法を取り入れました。
「去年は1年間一軍のチャンスがなかったので、1年間見ていただけるように上に残りたい」と強い気持ちで取り組んでいます。
練習の成果を今季見せ、開花元年としたいところです。
キャンプ3日目に高津監督が合流しました。
また、村上選手が二軍キャンプに合流することが決まったようです。
村上選手、高橋投手とも一軍キャンプに行きたいと希望を述べたようですが、笑って却下。
コロナ対策のため、入れ替え無し。。。たとえ主砲でも。
ここでも高津監督の「ブレない気持ち」が出たようです。
しかし、逆から考えますと、二軍の選手にとっては村上選手を間近に見て吸収できる千載一遇のチャンスです。
底上げに大きく貢献するのではと思います。
また、村上選手にとっては、川端、内川、坂口選手と言ったアベレージヒッターと練習ができるのが良い方向に行ってくれるのではと思います。
三冠を狙うには打率も必要ですから、老練な3選手に食らいついて、バッティング技術に磨きをかけるのもアリです。
高津監督は待機の期間、他チームのキャンプ中継などを見て研究していたようですが、転んでもタダでは起きないどん欲さを選手皆是非見習ってほしいと思います。
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