11月9日 WBC強化試合 対 オーストラリア
結果や数字的には圧勝でしたが、相手は本戦で同じ組と言う事もあって、強化試合で手探りが主眼といった感じでした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
オーストラリア | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
日本 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | x | 8 | 12 | 1 |
オーストラリア、投手は早めの交代で6人を試した形でした。
どの程度通用するか、打ちあぐむのはを手探りしている感じでした。
まあ強化試合の主眼といえば主眼です。
オーストラリアはパワー系が多く、適度な荒れ方で打ちあぐむ(戸惑う)感じの投手もありましたからそれなりに感触を掴んだ感じもします。
変化球の曲がりが不安定だったり、荒れ気味、変則的な投手はいきなりは戸惑うところがありますから。
オーストラリアの打線は、今永投手のストレートや、戸郷投手の変化球(落ちる系)には全くでした。
あまりに簡単に空振りで、ホントか?と思わず疑うところもあります。
なにせ全部で19三振ですから。。。
もっとも初めて対戦では安打を打つのは難しい事ではあります。
そう簡単に打てないとは思いますが、それを踏まえても打線は強力とは思えませんでした。
今永昇太投手。
最初は少しボールに慣れていない感じでしたが徐々には修正できたと感じます。
森捕手のアドバイスで高め狙いの投球に切り替えてからは三振の山でした。
4回3安打1失点はあっぱれです。
戸郷翔征投手は全く普段通り(以上?)気持ちよく投げました。
4回1安打7奪三振無失点と快投しました。
特に落ちる系の球にはオーストラリアの選手は手も足も出ずという感じで、一人としてバットに当てることはできませんでした。
直球でも全て打ち取り、唯一スライダーを安打されましたが、コース的にど真ん中に入ってしまいましたから必然と思います
戸郷投手の投球内容 | ||||
5回 | 6回 | 7回 | 8回 | |
1人目 | (空)三振 フォーク | (空)三振 フォーク | 中フライ 直球 | 中フライ 直球 |
2人目 | 安打 スライダー | (空)三振 フォーク | (空)三振 フォーク | (空)三振 フォーク |
3人目 | (空)三振 フォーク | 左フライ シュート | セカンドゴロ 直球 | (見)三振 直球低め |
4人目 | ファウルフライ 直球 |
ここまで良いと、来シーズンどうしようかと心配になるほどです。
打線。
結局は村上宗隆選手の一発で得点差を広げたところで決まった感じです。
短期戦やはり一発の威力は大きいものです。
しかしこの試合は打線が上手く繋がりました。
状況に合わせコンパクトを相当強く意識した感じでの集中打でした。
まずは2回。
村上選手が ファースト内野安打で出塁。
球足が速く、捕るのがやっとの安打となりました。
牧選手がライト前へ安打。
森選手が空振り三振しますがワイルドピッチでそれぞれ進塁します。
7番の岡本和真選手がセンター前に安打し2者生還。
逆転を果たしました。
5回。
近本、西川選手がフライで2アウトでしたが、続く山田哲人選手がライト前に安打を打ちます。
3番の山田選手が塁に出れば、4番の仕事はそれを返すに尽きます。
果たして思い通りに右翼にホームランを打ちました。
村上選手は、「球種を絞るというよりは来た球を打つ意識でした。2死1塁ということで長打を狙っていました。試合展開的にいいところで追加点を取ることができてよかったです」とコメントしていますが、村神様は札幌にも降臨。
山田―村上ラインが機能をしている様を見るのは、ファンとしては気持ちの良いものです。
6回にも集中打が出て、大量得点が入るビッグイニングになりました。
先頭 森友哉選手がセンター前ヒット。
続く岡本選手がレフト前へヒット。
8番の佐藤輝明選手がもう少し上がっていれば本塁打の惜しい二塁打を右中間に放ち1点が入ります。
ただ、この時に一塁から岡本選手がホームへ激走してきましたが、力及ばずのタッチアウトとなりました。
9番源田選手がライト前にヒットして、またランナーが1,3塁と溜ります。
交代した相手ピッチャーがここでワイルドピッチをしたため2,3塁に進塁。
ここで1番近本光司選手がレフト前にヒットし、2点が入りました。
近本選手はこの日が誕生日ということで、バースデー安打です。
何と、近本選手に代走周東選手。。。いや、初めて見ました。
まさかの近本選手に代走とは。。。
その周東選手はあっさり盗塁。。。ホント忍者のようにスッと走っていきました。
西川選手が四球を選び2,3塁。
山田選手また安打で周東佑京選手が華麗な走りを見せて生還しました。
村上、牧選手が倒れ、ここで攻撃は終わりましたが、安打、盗塁を組み合わせ集中的に攻め切ったのは大きいと思います。
最後、センターに入った塩見選手が8回裏は村上選手の代わりに4番となって、初のサムライ4番。
打順が回ってきそうでしたが西川選手で終わってしまったため幻となりました。
塩見選手らしいオチでほのぼの。
この感じが第2戦でも出るかです。
次は佐々木投手、どんな内容になるか注目です。
先発ではまだ高橋奎二投手が投げておらず、第2先発起用かと思います。
中村悠平捕手の出番もあるかと思いますし、楽しみです。
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