10月3日 対 広島東洋カープ 神宮球場今季の最終戦
神宮球場今季の最終戦は、前日に続いての山崎選手の引退試合でした。
趣は異なりますが、それぞれ選手の良さを出した、「らしい引退試合」でした。
10/3 東京ヤクルトスワローズ 対 広島東洋カープ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 5 | 8 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 9 | 0 |
・ヤクルト本塁打 山田哲人 14号 ソロ(9回)
・広島本塁打 なし
吉村貢司郎、負ロドリゲス、山本大貴 – 中村悠平 | |
大瀬良大地、H中﨑翔太、H長谷部銀次、勝島内颯太郎、森浦大輔 – 坂倉将吾、石原貴規 |
先発吉村貢司郎投手。
快投でしたが勝ちには繋がりませんでした。
初回のまだ制球が安定しないところでの失点が悔やまれます。
以降はほぼ完璧でしたから・・・
点を取ってくれるまでと8回まで奮闘しましたが、打線が応えられませんでした。
内容的に良かったので、勝ちには結びつきませんでしたが、良い来季への足がかりを掴んだといえます。
ロドリゲス投手。
不調でした。
変化球が全くで、制球も乱れ、守備でもミスと散々でした。
まあ今季を見ていて、課題は守備力等の投球以外のところと、精神面の強化が必要と感じていますが、ここはコツコツやるしかないかもしれません。
ここまで順調でしたが、ここでの失敗はむしろ良い反省材料かもしれないと思います。
オフの間はフィールディングの練習なども時間を割いて、来季に繋げてほしいと願っています。
打線。
青木選手の引退試合で力が入りすぎてのお疲れか? 今一つでした。
この試合ではオスナ選手が登録抹消されて出場しませんでした。
オスナ選手は2日の広島戦で自打球で左足を骨折した模様です。
初回の第1打席で左足に自打球を当てていましたが、この打席は左中間に先制のタイムリー二塁打を打ち、9回の守備からベンチに退くまでプレーを続けていました。
オスナ選手、痛みを堪えて青木選手の引退試合という特別な試合に頑張って出続けたところは、何か日本人的な感じもします。
日本の野球や日本のマインドにすっかりなじんだと言うことかも知れません。
また、サンタナ選手も下半身のコンディション不良で出場選手登録を外れるようです。
この試合では先発出場し、4回の2打席目で四球を選んで、中村選手のタイムリーでホームに生還しました。
どうも、走塁時に足を痛めたらしいです。
監督が「抹消します。足をケガした」とコメントしましたから、抹消とは思いますが、4日の14時現在もまだ抹消されていません。
それにしても、サンタナ、オスナ選手が負傷で離脱と、最後に大アクシデントです。
幸いなことにもう試合は一つだけ。
CSも関係ありませんから、時間はたっぷりあります。
来季に向けてしっかり治してほしいと思います。
この試合ではオスナ選手が抜けたことで、打順が変わりました。
5番に山田哲人選手。
最後ホームランを打って、ファンでいっぱいの会場を沸かせてくれました。
この日登録され、スタメン出場した山崎晃大朗選手。
しっかり有終の美を飾りました。
2安打共にらしいあたりでした。
1安打目は3回、先頭打者で出てライトに。
2安打目は2死後打席に立ち、ファールで逃げながら5球目をレフトに打ち返しました。
引退セレモニーも用意してくれていました。
髙津監督の言葉も、ユーモアがあふれ、会場が大爆笑です。
「非常に男前で。あ、中身が男前で。先輩からいじられ、後輩から嫌がられ、走攻守3拍子非常に微妙な選手でした。ただ、誰よりもチームのことを理解し、自分の立ち位置を理解し、山崎と声を掛ける前に何度も目が合って、ベンチを飛び出す姿は、さすがだなと思って、いつも感心していました」
それを受けた山崎選手が、
「監督が言うように、すごく全部が中途半端な選手でした。打っても2割5分、盗塁も2桁届かない、打点もちょっと少ない」
と自虐的に笑いを誘ったのですが、
「そんな中途半端な自分を、監督は辛抱強く使い続けてくれました。最後、中途半端な三振で終わるのは悔しかったんですけども、哲人さんのホームラン。そして2アウトランナーなしで回してくれた中村さん。真向勝負をしてくれた森浦君。本当に感謝したいと思います」
と結びました。
最後は2度の胴上げ。
まだ遣れそうでの引退は、何か青木選手と被ります。
らしい明るい引退試合でした。
いよいよ明日が今季の最終戦。
各タイトルを見てみますと、
最多安打は、長岡162本、近本160本(最終)、秋山158本となっています。
最終戦で秋山選手が4本以上を打ちませんと、長岡選手を超すことはできません。
それはたぶん現実的ではありませんから、長岡選手で決まりではと思います。
サンタナ選手は、.315でしたが、もう試合には出ないと思いますので、あとオースティン選手(.309)がどのくらい打つかにかかっています。
横浜は今日明日明後日と3試合が残っており、打席に12回ほど立つと思います。
3試合すべてに四死球無しでマルチ安打をしますと、サンタナ選手とほぼ並びますので、要注意。
まだまだ目が離せません。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2024年10月3日
東京ヤクルトスワローズ 2-5 広島東洋カープ | 神宮球場 |
横浜DeNAベイスターズ 1-3 阪神タイガース | 横浜スタジアム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2024年10月3日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 143 | 77 | 59 | 7 | .566 | 優勝 | |
2 | 143 | 74 | 63 | 6 | .540 | 3.5 | |
3 | 140 | 69 | 68 | 3 | .504 | 5.0 | |
4 | 142 | 67 | 70 | 5 | .489 | 2.0 | |
5 | 142 | 62 | 76 | 4 | .449 | 5.5 | |
6 | 140 | 59 | 73 | 8 | .447 | 0.0 |
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