オープン戦採集試合 対西武ライオンズ
オープン戦も最終試合となりました。
週末にはいよいよ開幕です。
ヤクルト、勝ち負けは重要では無いとはいえ最終カード3連勝!
それぞれ展開は異なりますが、良い勝ち方ができました。
開幕に向けて昇り調子とも感じ、開幕が待ち遠しく、期待が高まります。
3/24 埼玉西武ライオンズ 対 東京ヤクルトスワローズ
オープン戦試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 5 | 11 | 0 |
西武 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 |
・ヤクルト本塁打 なし
・西武本塁打 コルデロ 2号2ラン(2回)
ヤフーレ、ロドリゲス、宮川哲、山本大貴、勝木澤尚文、S田口麗斗 – 中村悠平、西田明央 | |
松本航、ヤン、平井克典、豆田泰志、佐藤隼輔、アブレイユ、負甲斐野央 – 炭谷銀仁朗、柘植世那 |
先発は今後を見据えてヤフーレ投手を持ってきました。
スタートでの先発要員を決めるうえで大事な試験登板の感じです。
構想はヤフーレ投手を残し、ロドリゲス投手はブルペンかと思います。
実際この試合でロドリゲス投手も継投で試しています。
結果は5回3失点、67球、被安打3(1ホームラン)、1四球とまずまずという感じです。
変化球が乱れてカウントを悪くして崩れた2回が惜しまれます。
そのあとどうなるかでしたが、変化球の制球を修正して以降は安定した内容でした。
2回の突然の乱れの原因が気になりますが、以降のイニング引きずらず修正できたことは大きな点です。
何とか及第点をとったと感じます。
徐々に調子をあげている感じですから、しばらくは6番手当たりでの起用でしょうか。
兎にも角にも目処が立ったと思います。
以降ロドリゲス、宮川、山本、木澤、田口投手と、投げていない投手をつないだ感じです。
内容的にはピンチで登板の山本大貴投手がしっかりとした内容でした。
1死3塁で、左の元山選手の時に火消登板でした。
元山、源田選手を内野ゴロとピッチャーゴロで打ち取り、無失点です。
左の中継ぎとして今季も期待できそうです。
田口麗斗投手はまだ十分調子が戻っていない感じでキレ、球威今一つですが、経験でしのいでいる感じです。
この試合では、オープン戦で初めてクローザーとして投げました。
1安打を打たれましたが無失点で終わり、セーブを獲得しました。
木澤尚文投手は順調。
8回、打者3人を三者凡退無失点片付け、マウンドを降りました。
7回、宮川哲投手でしたが、古巣に気負った感じでした。
ブランドン選手に安打を打たれ、代走に入った高松選手に盗塁されてしまいます。
コルデロ選手をファーストゴロに打ち取ったのですが、そのすきに高松選手がサードに進み、1死3塁となってしまいました。
山本投手がそのあとを封じてくれたので、大事にならず良かったです。
継投に配置換えのロドリゲス投手ですが、制球面の不安が残ります。
期待ほど昨年よりは伸びていないとも感じますが、まあ気長に待つことにしましょう。
安打を打たれ、四球も出しましたが、無失点で切り抜けましたので、評価にはなると思います。
総じて投手陣は開幕に向けそれぞれ順調といえます。
継投陣の無失点リレーが続いています。
打線。
サンタナ選手がまた睡眠状態に入り、ブレーキになっていますが、オスナ選手はしっかり結果を出し、開幕に備えているようです。
2安打1打点の活躍でした。
ヤフーレ選手にも安打が出てびっくり。
1塁ベース上でご機嫌でした。
最終回、アピール組が土壇場で結果を出し、オープン戦を締めくくりました。
武岡龍世選手のヒットで足がかり。
ここでやはり代打青木宣親選手。
このポイントで確り繋ぎチャンスを作りました。
やはり外せないところです。
調子を取り戻しつつある塩見泰隆選手がしぶとく繋ぎました。
切り札川端慎吾選手が3ボールからしっかり打って出て犠飛。
武岡選手の好走で同点でした。
はじめホームアウトの判定でしたが、リクエストで覆り、得点が入りました。
3ボールで次を待たなかった川端選手の積極性はこの場面では必要なところです。
村上選手は当然の敬遠。
並木秀尊選手がここで好球をしっかりとらえて逆転打。
今季はバットでも見せるとの気概を感じます。
9回裏は、前日から一軍合流の丸山和郁選手の攻守があり、守り切りました。
なかなかここまで結果が出なかったアピール組ですが、帳尻を合わせた感じです。
なかなか底上げが見られず厳しいオープン戦でしたが、開幕に向けこの逆転の内容は希望が膨らみます。
いよいよ次の試合は開幕戦。
中日は柳投手相手です。
オープン戦では中日も調子が良く、10勝5敗5分けで1位。
ヤクルトは最後の踏ん張りが効いて10勝6敗1分けで3位に浮上して終了しました。
まぁ、オープン戦はそれぞれでこなした試合数が違います。
雨で流れても再試合はないので、勝率が指標になるかといえばそいうでもありません。
また、チームごと、試合ごとによっても何を目的としてやっているかにより、勝敗よりは中身が大事と言えます。
その意味では最後追い上げたヤクルトの踏ん張りは、価値があるように思います。
中日もヤクルトも互いに今季は沈んでいられません。
戦いの火蓋が切られようとしています。
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