突然で驚きましたが、ああ、やはりそうだったのかと思いました。
村上宗隆選手が下半身のコンディション不良で秋季練習を離脱し、リハビリ組に合流したというのです。
9月ぐらいから状態が良くなかったそうですが、低迷のチームで4番の離脱は頭になかったのだと思います。
状態が深刻なものではなかったことも、引きずったのかと思います。
成績不振や重なるエラーなどで叩かれても、チームに残って試合に出続ける方を選んだということになります。
出続けたことが良かったのかは、今後次第ということになりますが、健康管理の問題が露呈したということになりました。
ヤ戦病院などと揶揄された時代がありましたが、今季はこの問題が大きくのしかかりました。
相次ぐ主力の離脱。
ベストを組めない打順で臨みましたので、逆によくやったというべきかもしれません。
しかし、故障者が相次ぐということは、チーム管理に問題があるからだと思います。
健康食品の会社がオーナーでありながら、健康管理のまずさがクローズアップされてしまいました。
ヤクルトは、2連続リーグチャンピオンとなり、弦を張り詰めたまま2年間を突っ走りました。
日本シリーズ第7戦が終わったのが、2022年の10月30日。
2023年まで1か月というところまで試合をしました。
2023年はWBCが重なり、春季キャンプ終了後すぐに合流。
3月8日から始まって21日に終わるまで、日本とアメリカで7試合を行いました。
シーズンが始まったのが3月31日ですから、休む暇がありません。
十分な体力づくりやメンテナンスのための時間を作れませんでした。
オフシーズンの身体の作り込みが大事なことは十分承知していても、それが許されなかった・・・冷静に日程を見ますと現実が認識できます。
村上選手、山田選手、高橋投手、中村選手・・・誰をとっても今季ベストコンディションではありませんでした。
直接的、間接的に尾を引いていると思います。
若いから大丈夫、丈夫だから大丈夫が通用するほどプロは甘くはありません。
若くてもメンテナンスを怠ればひずみは出てきます。
村上選手のの状態について高津臣吾監督は
「休めば休むだけ痛みは取れるようなので。(村上は)9月くらいから状態が良くなくて、それでも『試合には出られます』ということでずっとゲームには出ていたんですけど。この時期なのでしっかり向こうに行ってリハビリしてくるということで、トレーニングも継続しながら患部の治療に当たってくれと声をかけました」
状態は深刻ではなく、万全を期すために決断。指揮官は「シーズンが終わったばっかりでリカバリーも大事ですし、来年の準備も大事。今は慌てることもない」と考えを示した。
引用サンスポ
とコメントしています。
56本本塁打の記録達成、三冠王と走り続けた村上選手。
天がくれた休養と考え、まずはゆっくり休んで欲しいと思います。
自分を振り返る時間を作り、キッチリメンテナンスして、リフレッシュする。
普通の若者に戻る時間を少し持つことも長い目で見れば大切かと思います。
今季の成績ではメディア出演も昨季ほどではないと思いますので、リハビリの時間に当てられるのではと思います。
とはいえ時間が有り余っているわけではありません。
春季キャンプには100%にしたいと考えますと、治療スケジュールもタイトかと思います。
治療とトレーニングに専念して、2月、元気な姿をファンの前に見せて欲しいと願っています。
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