WBCではプールB最終戦で、オーストラリアとの一戦がありました。
昨日(3/13)はヤクルトがお休みだったので、WBCのことを書いてみようと思います。
結果は日本中が知っていると思いますが、ヤクルトの4人全員が出ましたので、思い入れもあるところです。
『2023 WBC 東京プール』(プールB) 3月12日 オーストラリア戦結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 10 | 0 |
オーストラリア | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 5 | 0 |
それにしても、初回の大谷選手の特大の一発で決まってしまった試合でした。
まずはヌートバー選手が四球を選んで出塁しました。
2番の近藤健介選手が、状況に合わせたいい働きをしますなぁ。。。ライトに安打。
前後が良いだけに十二分に力を発揮している感じです。
淡々と役割を果たす感じは玄人好みの選手です。
そして大谷翔平選手の1号3ラン。
打った瞬間にホームランと分かる打球が、なんと右中間スタンド上部にある「大谷選手が映し出された広告の看板」に直撃しました。
WBCで初めて放つホームランは、ファンにとっても唖然とする衝撃的なホームランとなりました。
「まずは繋げようという気持ちで打席に入りました。良い角度で上がってくれたので、入ってくれという思いでした。引っ張った打球がなかなか上がっていなかったので、久々にいい景色だったなと思います。(WBCでの本塁打は)子供の頃から夢見ていて、早く1本打ちたいなと思っていましたし、次も1本打ちたいです。いろんなタイプの投手との対戦は楽しいですし、明日以降もしっかり調整して次の試合に臨みます」とコメント。
準々決勝も頼みます!
2回には先頭の中野拓夢選手の安打と盗塁でノーアウト二塁になりました。
源田選手の骨折で先発入りを余儀なくされている中野選手ですが、守備力の差はもうどうしようもないわけで、本人も周りも自覚していることです。
失敗もあって、つらい部分があるとは思いますが、安打や盗塁・走塁は胸を張って良いものがあり、自分の最大を出してこのように頑張りますと、ファンは応援します。
我が中村悠平選手、出塁・盗塁で二塁進塁の中野選手の後、得意の犠打を決め、1アウト三塁となりました。
中村選手、しっかりと仕事をします。
そこでヌートバー選手がタイムリーで追加点、今日も元気といった熱いスイングです。
ヌートバー選手は盗塁まで決めてしまい、近藤選手の二塁打で生還。
4回にも大谷選手が押し出しを選んで6点目を挙げました。
投手リレーも圧巻でした。
まずは先発の山本由伸投手。
「大谷選手がホームランを打ってくれて力みなく試合に入っていくことができました」
4イニングを60球、被安打1,奪三振8,与四球0,失点0
球数制限があって4回終了までで交代しましたが、この数字はいつもと変わらぬ山本由伸投手のものでした。
国際大会でも十分に適応し、素晴らしい活躍です。
試合後、
「良いボールがたくさん行きましたし、球が抜けて球数が増えてしまった課題はありますが無失点でチームも勝てたので良かったです。とにかく思いきっていこうと中村さんと話していました。細かいところを詰めて、次はもっと良い投球ができるよう準備していきます」とコメントしています。
第二先発が我がヤクルトから高橋奎二投手。
ヤクルトファンとしては感慨深いものがあります。
逸材には違いなくても、球が暴れてどうしようもなかった時があったり、精神的に落ち着きがなくなってしまって失敗したりと、二軍の時からずっと見てきて応援していますから。
それがどうでしょう。
2イニングを28球、被安打1,奪三振2,与四球0,失点0
堂々の凱旋です。
気迫と球の勢いで見事責任を果たしました。
球数を30球以内にできたので、中1日でも投球可能。
勿論準々決勝までは時間の余裕がありますが、疲労を最低限にしておくことで、今後第二先発以外の中継ぎにも対応できる体力を温存している意味もあると思います。
不測の事態に備えて以外にも、一度も投げていない大勢投手に、リラックスした場面で試運転をさせる意味もあったでしょうか。
何しろ頼りの栗林投手が故障で戦列離脱です。
準々決勝からは一発回答で行かなくてはならないので、左のパワーピッチャーを温存できるのは良いことと思います。
何しろ左の中継ぎが不足しています。
現実今永昇太投手と宮城大弥投手は完全に第二先発要員ですし、中継は松井裕樹投手しか残っていません。
松井選手の保険としても起用を考えているのかもなどと勝手に妄想しています。
栗林投手の離脱で、大きな責任が増えてしまった大勢投手。
7回に登板しました。
1イニングを13球、被安打1,奪三振1,与四球0,失点0
上々の試運転となりました。
8回は登板2回目の湯浅京己投手。
安打は打たれましたが失点はなく、準々決勝も期待できそうです。
1イニングを16球、被安打1,奪三振0,与四球1,失点0
最後は高橋宏斗投手。
指名打者のアレックス・ホール選手に本塁打を打たれてしまいましたが、無失点で押さえ試合をクローズさせました。
1イニングを16球、被安打1,奪三振2,与四球0,失点1 です。
ヤクルトファンとしては、自軍の選手に目が行ってしまいます。
中村悠平選手、攻守ともに絶好調。
この日は犠打、安打、二塁打、更に二塁打で1打点と、打てる捕手の面目躍如です。
バッテリーとしての役割もキッチリ果たしました。
特に先発山本由伸投手は、スピード、球種とも完全無欠。
やはり球種の多い投手の組み立ては、さすがに上手いと感じました。
投手も安心して任せられる感じです。
試合を終えて、
「(山本の投球について)ストライク先行で来てくれて良いリズムで投げてくれました(3打数3安打の活躍)初安打が出て嬉しかったです。追い込まれてからも食らいついて打つことができました。(9番打者として)バントであったりフォアボールであったり、頼もしい上位打線に繋げていきたいです」とコメントしています。
いよいよ準々決勝に駒を進めました。
甲斐捕手と双璧で優勝まで駆け上がって欲しいと願っています。
最後に一本レフトへのヒットの村上宗隆選手。
いい感覚で捉えた感じでした。
できればもう一打席続けて打ち、感覚を固めたかったところですが。。。
3日間試合が無いのは残念。
取りあえず連日安打が出ましたので、3日間でリフレッシュし、準々決勝にはいつもの村上選手になってくれると思います。
インスタでも”#そろそろ打てや村上”と自虐を混ぜながら気持ちを表明していましたが。。。
この日の山田哲人選手は小休止でした。
準々決勝、期待しています。
このオーストラリア戦で侍ジャパンのプールB1位が確定しました。
16日の準々決勝は、プールA2位のイタリアと対戦です。
楽しみです。
さてヤクルト、今日からは神宮でのオープン戦が続きます。
ボチボチふるいが掛けられ、二軍からも一部が上がってきそうです。
開幕まであと半月あまり。
どう仕上げてくるのか興味津々なところです。
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