交流戦明けの初戦 ヤクルト 対 阪神タイガース
やってみないと分からない。
勝ったと思うと思わぬ落とし穴がの展開でした。
そういえば今季の初戦、対ジャイアンツで7回まで5-0と勝ちながら思わぬ落とし穴で敗戦し、それが今季のカオスの始まりでした。
交流戦でさらに低迷感を深めたヤクルトでしたが、仕切り直しで心機一転。
交流戦明けのレギュラーシーズン再開の初戦を、1位の阪神相手に逆転勝ちの快挙。
久しぶりの逆転勝ちで、気持が少し上向きました。
このムードを大切にしたいところです。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
6/27 ヤクルト 対 阪神 スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1X | 4 | 9 | 1 |
・ヤクルト本塁打 並木秀尊 2号 ソロ(7回) オスナ 4号 2ラン(7回)
・阪神本塁打 なし
![]() |
ランバート、田口麗斗、矢崎拓也、H星知弥、勝石山泰稚 – 古賀優大 |
![]() |
村上頌樹、Hネルソン、負及川雅貴 – 坂本誠志郎 |

内山サヨナラでウォーターシャワーを浴びる出典ヤクルト公式サイト2025/06/27
投手陣
先発ランバート投手。
なかなか勝ちを掴めないことが続いています。
援護が余りにも少ないと投球が苦しく、受け身になってしまう事が大きな原因かと思います。
この試合は制球も良く、変化球のキレもあり、球威もあって初登板の時の勢いが少し戻った感じでした。

ランバート雨の中6回3失点(自責1)の好投出典サンスポ撮影長尾みなみ20250627
これならばでしたが、4回に隙を突かれたミスにミスが重なって失点。
ここで踏ん張りたいところでしたが、甘く入って追加点。
粘り切れずに先制されて、流れを持っていかれました。
相手が村上頌樹投手ですから、1点ならばですが、2点目は痛いところでした。
6回、四球を切っ掛けに2死2,3塁のピンチとなりました。
凌ぎ切れるかでしたが、パスボールの捕球ミスで痛いダメ押し点を取られてしまいました。
内容的には持ち直し感があり好投だけに、ミス絡みで2失点とは、ツキのなさを感じます。
とはいえ、この試合の内容ならば何れ勝ちは来るかの感じです。
負けは尽きませんでしたし、本人の安打も出ましたので、気分的には落ち込んでいないと思います。
次に期待できる内容でした。
7回、田口麗斗投手。
アクシデントです。
一人目の村上選手を見逃し三振。
二人目近本選手への1球で、古賀捕手が異変を感じたようでした。
ベンチに戻り治療でしたが、そのまま矢崎投手に変更。
試合後、高津監督は「下半身の状態です。ちょっとイニングの頭のピッチング練習からおかしいなって思っていた。大事に至らないことを願うばかりです」とコメントしています。
早々に引っ込んだことで大事に至るのを回避できたと思いたいのですが・・・
それにしても、サンタナ選手が死球を受けた手の状態が悪く、リーグ戦再開即抹消でした。
内容によっては今後も誰かが???・・・もう踏んだり蹴ったり状態のトホホです。
急遽登板の矢崎拓也投手。
好投でした。
このところ調子が上向いた内容が出て、持ち味の投球ができています。
制球が安定さえすれば、投げっぷりは良いのでリズムを持ってこられます。
7回に3点が入って同点となり、勝ちパターンに継投。
星知弥、石山泰稚投手。
少しバタつきましたが、しっかり締めきれました。
打線
前回の村上投手との対戦では、三塁を踏ませてもらえずの完封負けでした。
この試合の村上投手は少し調子が思わしくなかったように思います。
4,5回と満塁を作り、攻撃の形は何とか作れました。
しかし満塁となってもあと一本出ずで相変わらずの感じ。
6回にミスでダメ押し点を取られ、この試合も決められたとガックリ。
早々、また負けるのか・・・なんともどんよりした胸の内です。
7回に田口投手アクシデント後、矢崎投手がテンポよく締めたことで、少し潮目が動いたように感じました。
村上投手、まあ差ほど好調ではないといえ、3点目が入って勝ちを意識したのか。
少し緩んだかなで7回、伏兵並木秀尊選手に甘いところを持っていかれました。

並木反撃の2号ソロ出典ヤクルト公式サイト2025/06/27
ここではまだ「やってしまったか・・・」程度で余裕の感じでしたが・・・
内山選手につながれ、オスナ選手にフォークが高目に甘く入ってしまいます。

オスナ同点4号2ラン出典ヤクルト公式サイト2025/06/27
ミスを取り返すリベンジホームランは村上投手にとっては計算外だったと思います。
勝ちが手からこぼれる、痛恨の失投となってしまいました。
前の打席で満塁を生かせなかったオスナ選手、このところすっかり止まっていた一発でした。
ホームラン2発と安打で3点・・・ヤクルトの神宮ならではの風物詩。
花火大会を思わせるホームランでの同点劇は、ヤクルトらしい点の取り方でした。
それまでどんよりしていた気持ちがこの回ですっかり変わってしまいます。
ファンの気分も勝に向って進んでいきました。
最終回は先頭岩田幸宏選手がらしいゴロでの安打出塁。
続く並木選手がバント失敗(投手のフィールディング良すぎ)でしたが、走者としては残りました。
これが結果的にホームを踏む下地となりました。
1死にも関わらず、武岡龍世選手が初球で見事バントを決めて、走者が二塁に進みます。
この仕事は大きかったと思います。
この試合2安打の3番、内山壮真選手。
強い打球がサードに行き、サードはグラブをはじいてしまいました。
安打で抜けたなら帰還はできなかったと思いますが、はじいたため方向を変えて打球が転がりました。
二塁走者の並木選手、懸命な走りでホームを踏みます。
岩田、並木選手の足が効いた逆転でした。
どちらかが残っていれば、このようなことがあり得ます。
大きな武器です。
この日のヒーローインタビューは内山選手でした。

サヨナラを決めヒーローインタビューを受ける内山2025/06/27
ヒーローインタビューは以下のとおり。
--おめでとうございます!
「ありがとうございます」
--今の気持ちは
「今日、監督からいいスタートを切ろうと言われていて、こういうゲームができてすごくうれしいです」
--九回、武岡が犠打を決めての打席
「すごくいい形でつないでくれたので、なんとかヒットが打てるようにという思いで打席に立ちました」
--どういうふうに打球を見送っていたか
「そうですね。あまりいい当たりではなかったと思うんですけど、なんとか抜けてくれて、最後試合決めることができてすごくよかったです」
--苦しい中で中軸を任されている
「チームはすごく苦しいですけど、なんとか勝ってファンの皆さんと勝利を分かち合えるように、一試合一試合頑張ろうという気持ちでやっています」
--お立ち台からの景色は
「すごく久しぶりですし。もっともっとこういう景色を見られるように頑張りたいなと思います」
--最後にファンに一言
「チームがこういう状況ですけど、自分がチームの先頭に立って引っ張れるように、これからもっと頑張るので、ファンの皆さんこれからも温かい応援よろしくお願いします」
引用サンスポ
若手がそれなりに結果を出しています。
まだまだ感はありますが、少しずつ積み上げれば先が見えてきそうで、希望が持てる結果でした。
今季開幕の逆転負けを機に、野球の女神に見放されっぱなしでしたが、女神もかわいそうに思ってくれたのか、勝を付けてくれました。
まだ25カードほど残っています。
今後何とか2勝1敗を続けられるよう努力すれば、最下位脱出も夢ではないかもしれません。
今日はデーゲーム。
先発はヤクルトが高橋奎二投手、阪神はデュプランティエ投手と発表されています。
vs
デュプランティエ投手は交流戦で完封をするなど、波に乗ってきています。
機動力で何とか攻略したいところ。
高橋投手には踏ん張ってもらい、ゲームを作ってほしいと願っています。
プロ野球 交流戦 試合結果 2025年6月27日
東京ヤクルトスワローズ 4-3 阪神タイガース | 神宮球場 |
東京読売ジャイアンツ 4-0 横浜DeNAベイスターズ | 甲子園 |
中日ドラゴンズ 3-2 広島東洋カープ | バンテリンドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年6月27日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
71 | 38 | 31 | 2 | .551 | 0.0 |
2 | ![]() |
72 | 35 | 35 | 2 | .500 | 3.5 |
3 | ![]() |
69 | 33 | 33 | 3 | .500 | 0.0 |
3 | ![]() |
68 | 33 | 33 | 2 | .500 | 0.0 |
5 | ![]() |
70 | 32 | 36 | 2 | .471 | 2.0 |
6 | ![]() |
66 | 20 | 43 | 3 | .317 | 9.5 |
コメント