5/9 ヤクルト 対 東京読売ジャイアンツ 神宮
先発の踏ん張りが如何に勝つために重要かを示す試合展開でした。
今のチーム状況からすれば、後半よく頑張って勝ちを取ったといえます。
これまで先制されると圧倒的に負けていたのですが、
繋いで1点、また繋いで1点で同点、大砲1発逆転、大砲2発でダメ押しと、昨今にない内容となりました。
今のチーム体制でも、チーム一丸となれば勝てると言うことを証明しました。
村上選手不在で、しばらく火ヤク庫が湿っていましたが、この試合は久々の大爆発!
終始雨の中、声援を送り続けたファンにとって、心弾む帰路となりました。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
5/9 東京ヤクルトスワローズ 対 東京読売ジャイアンツ スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
巨人 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 2 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | X | 5 | 7 | 1 |
・ヤクルト本塁打 オスナ 2号 ソロ(7回) 茂木栄五郎 3号 ソロ(8回)
内山壮真 1号 ソロ(8回)
・巨人本塁打 増田陸 1号 ソロ(4回)
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勝高梨裕稔、H木澤尚文、S石山泰稚 – 古賀優大 |
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赤星優志、負船迫大雅、高梨雄平、馬場皐輔、ケラー – 甲斐拓也 |

オスナ決勝2号含む2安打2打点の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/05/09
投手陣
先発高梨裕稔投手。
出来としては余り…でしたが、非常に粘り強く頑張ったと言えます。
序盤変化球の制球に苦しんでボール先行、全体に高めに行ってピンチの連続でした。
正直これは何時まで持つかでしたが、1,2回を何とか凌ぎ切ったところは大きかったと思います。
序盤から追う展開は今のチーム状況からは厳しいところですから、そうならなかった頑張りが、後に効いてきます。
3回、ショートのタイムリーエラーで失点。
4回は失投で増田選手に一発を喰らいましたが、いずれも最少の1失点ずつ。
何とか粘り切った投球で試合を作りました。
以降は徐々にストレートも走り出し、制球を取り戻し120球近く7回を投げ切りました。

高梨粘投で今季活勝利出典ヤクルト公式サイト2025/05/09
5,6回で調子を戻せ、7回まで投げ切れたのは非常に大きかったところです。
荘司投手が外れ勝ちパターンが2枚でしたから、同点にした直後の7回を簡単に終わらせたところが逆転を呼んだとも言えると思います。
好調ながらなかなか登板機会が貰えていないところは少し不可解でしたが、4月23日の石川投手の後を3イニング投げてからは、中を7日開けて2度投げており、防御率.78。
ローテに入るに十分な内容、結果です。
高橋投手の故障離脱、奥川投手の不調、吉村投手も万全とはいいがたいところで、好調を維持していますから、大きな力になっています。
いい流れを引き継いで、木澤尚文ー石山泰稚投手の勝ちパターンで確り締め切りました。
まあここはらしい内容であり、らしい結果です。
そろそろ調子が落ちてきたかの石山投手も、サードゴロ2つ、ピッチャーゴロ1つの3者凡退。
しっかり抑えて7セーブ目を挙げました。
打線
かなり大胆に組みました。
先頭の岩田幸宏選手はコンスタントに結果を出せているので、もっと使ってもの感じです。
この試合でも6回、足でもぎ取ったショート内野安打。
2番サンタナ選手の打席では、すかさず2盗でチャンスを作りました。
得点圏に入ったところでサンタナ選手が同点タイムリー。
得点圏打率の高いサンタナ選手の前にあって、盗塁で状況を作りましたから、大きな貢献です。
守備もしっかりしていますから、今後も期待できると感じています。
内山壮真選手の4番はチョットびっくり。
いきなりの抜擢で、最初の3打席は結果が出せませんでした。
やはりいくら何でも4番って・・・と思っていた4打席目。
初球のストレートをたたいてスタンドインの1号。
いや、お見それしました。
「茂木さんがカーブを初球で仕留めたので、僕は真っすぐを行きやすかった。打った瞬間、角度もなかったので捕られると思ったけど、伸びてビックリ。(打順は)あまり関係なく、しっかりとスイングできた」とコメント。
キャッチャーらしい読みで狙って行った成果が出たというのも面白いところです。
少し足踏みが続いていますが、やはり使って伸ばしたい選手。
監督もホームランとわかった瞬間に満面の笑みで、してやったりの表情でした。
試合後、「つないでほしい、(走者を)動かすことも含めた4番」と明かし、「壮真は体は小さいけど、大きなホームランを打てるのは本当に魅力。すごくいい存在だと思う」とコメントしています。
サンタナーオスナ選手の間に茂木選手とダブルに内山選手を置いた打順は結果的には効きました。
今後もこの打順で行くかは難しいところですが、ライト内山選手は暫くやってみる価値はありそうです。
4番内山の起用に驚き、結果にも驚かされましたが、面白い采配でした。
サンタナ、オスナ選手の調子が上がってきたのは効いています。
サンタナ選手はタイムリー。
今季の調子はあまりよくないかなぁ・・・などと思っていましたが、じわじわと打率を上げ、気が付けば.292
やはりサンタナってもんだと反省しました。
オスナ選手。

オスナ決勝2号含む2安打2打点の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/05/09
日によって調子の善し悪しが変わります。
この試合はいいオスナ。
4回にタイムリー、7回には決勝となる逆転2号と、存在感を示しています。
また、大きかったのは茂木栄五郎選手の3号ダメ押しでした。

茂木ダメ押し3号と初のお立ち台出典ヤクルト公式サイト2025/05/09
この1発で終盤を2点差に持っていきましたから、ここも見逃せない貢献。
FAで楽天から加入の茂木選手、しっかり位置決めをしてレギュラーで君臨していますので、FAは成功したと言えるのではと思います。
この試合結果的にはホームランが効いた試合ですが、得点のしかたとしては同点とした得点の取り方が重要と思います。
ヒット(内野安打)、盗塁、タイムリーで確り取り切りました。
これは相手にとっては嫌な点の取られ方です。
確かにホームランは威力がありますが、現状は30本打てるメンバーが居ません。
一発は計算出来ませんし、出ればラッキーと言えるところです。
渋く取る、堅実なプレーを積み上げるしかないわけで、今回はそれがしっかりできました。
しかしその意味ではこの試合、風を全く考慮できずのタイムリーエラー(赤羽)、バントの失敗(古賀、赤羽)とミスが多かったのも事実です。
ジャイアンツも失点に絡んだミス、バントミスが2回と結構ミスが多かったのが敗戦に繋がっています。
主力を多く欠く現状を考えますと、いつも以上に細かなところを確りやらないとの感じがします。
ミスったら取り返す何かを残さないとです。
古賀選手は投手陣のリードで頭がいっぱいだったかもですが、赤羽選手は少し頑張らないとと思います。
何はともあれ、久しぶりに爽快な勝ち方でした。
先発が粘投で試合を作り、打線の繋がりと一発攻勢での勝利でしたので、ヤクルトらしい勝ち方を久々に堪能しました。
今日は巨人とのカード2戦目。
先発はヤクルトがランバート投手、巨人はグリフィン投手と発表されています。
vs
さてランバート投手、少し下り坂の感じですが確り粘れるか????
グリフィン投手は体調不良でまだ対決していませんでしたが、今回は流石にそれはないかと思います。
少し上向きになった打線が切り崩せれば、今後の展開に希望が持てそうだと思います。
今夜も火ヤク庫爆発で神宮花火大会にしてほしいと願っています。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年5月9日
東京ヤクルトスワローズ 5-2 東京読売ジャイアンツ | 神宮球場 |
横浜DaNAベイスターズ 4-3 広島東洋カープ | 横浜スタジアム |
阪神タイガース 雨天中止 中日ドラゴンズ | 甲子園 |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年5月9日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
33 | 18 | 14 | 1 | .563 | 0.0 |
2 | ![]() |
34 | 18 | 15 | 1 | .545 | 0.5 |
3 | ![]() |
32 | 16 | 15 | 1 | .516 | 1.0 |
4 | ![]() |
32 | 15 | 15 | 2 | .500 | 0.5 |
5 | ![]() |
32 | 14 | 16 | 2 | .467 | 1.0 |
6 | ![]() |
29 | 11 | 17 | 1 | .393 | 2.0 |
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